企業兼大株主大水東証スタンダード:7538】「卸売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針・経営戦略等

 当社グループは、「企業理念」及び「経営理念」のもと、水産物を中心に、農畜産品、調理品などの食料品の販売等に関する業務を展開しております。

「水産物販売事業」は当社グループの中核を担う事業であります。大阪・京都・神戸の卸売市場を主な営業拠点として、市場内外の卸売会社、量販店、食品メーカーなどへ水産物全般を販売し、関西の食卓へ届ける役割を担っております。

「冷蔵倉庫事業」では、冷蔵倉庫を運営しております。当社グループの水産物販売にかかる流通機能を補完する役割を担っており、生鮮品の品質維持や安定供給に貢献しております。

 海洋環境の変化や消費者ニーズの多様化など、事業を取り巻く環境は日々変化しております。こうしたなか、当社グループは、組織的な調達力を強化し、顧客の期待に応えていくことで、企業価値の向上を目指してまいります。

『企業理念』

 大水グループは、自然の恵みに感謝し、古(いにしえ)からの食文化を守り、新たな食の創造に挑戦していきます

<企業理念に込めた思い>

 水産資源の持続的利用と地球環境の保全につながる思い

 ⇒「自然の恵みに感謝する」

 歴史ある日本の食文化の伝統や卸売市場の役割を支えていきたい思い

 ⇒「古(いにしえ)からの食文化を守る」

 様々な環境変化を先取りし、食を通じて人々の健康と幸福に貢献したい思い

 ⇒「新たな食の創造に挑戦する」

『経営理念』

 ①水産物流通の担い手として誇りを持ち、人々の健康と幸福に貢献します。

 ②企業も社員も常に質の向上を目指し、変革を推進していきます。

 ③社員全員が働きがいの持てる企業を創っていきます。

 ④企業として顧客、仕入先、株主など関係者からの期待に応え、社会的信頼を高めます。

 ⑤関西を基盤に世界を視野に入れた活動をしていきます。

(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループでは、成長性と収益性を確保するという観点から、企業収益の基本的な指標となる「売上高」、「営業利益」及び「経常利益」を重要な指標として位置づけております。

 なお、当社グループが目指す2025年度の数値目標は、「(3) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりであります。

(3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループの中核事業である水産物卸売業を取り巻く環境は、厳しい状況が続いております。海洋環境の変化によって天然魚の漁獲量は減少する一方で、水産物の国際的な価格は上昇し、魚価は高止まりしております。また、水産物流通の多様化に伴い、卸売市場の経由率(数量)は低下傾向にあり、取扱金額も減少しております。加えて国内における水産物の消費も低下傾向が見られます。

 一方で、健康志向の高まりを背景に魚の美味しさなど、その価値が見直されております。水産物に対する潜在的な期待に応えるため、調達力を強化し顧客への提案力を高めることで、競合との差別化を図ってまいります。

 当社グループでは、人材の確保と定着が社会的な課題となる中、働き甲斐のある職場づくりを目指し、人事制度を再構築しました。制度の定着を図るとともに、社内教育にも力を入れ、社員一人一人が成長し続けられる職場環境の維持・向上に取り組んでおります。

 当社グループでは、「物流2024年問題」への対応に取り組んでまいりました。その取り組みを発展させ、2025年4月に「物流企画部」を設置し、物流関連の企画立案に係る機能を強化しました。生産者や運送事業者との連携を強化し、物流体制の見直しと効率化を進めてまいります。

 当社グループは、水産物卸売業を取り巻く様々な環境の変化に対応し、生産者と生活者の求めるものを最適につなぐ水産物を中心とした卸売企業として永続的な活動をすべく、<2030年度のあるべき姿>を描きました。その姿に到達するために、まず2023年度から2025年度に実行すべきテーマを定め、3カ年を対象とした<中期経営計画>を策定しております。

<2030年度のあるべき姿>

『活き活きと水産物の価値をお客様に提供し続ける企業』

 これは、卸売市場の強みを発揮し、水産物卸として様々なお客様の要望に応え、水産物の価値をお届けしていること、また従業員一人一人が挑戦的・主体的に活き活きと仕事に取り組んでいる状態を表しています。

<中期経営計画>

2030年度のあるべき姿を基に、実現のための4つのポイントと2025年度の数値目標を掲げ、2023年度から中期経営計画をスタートさせました。2年目となる当連結会計年度(2024年度)は、増収・減益(経常利益)となりましたが、計画に対して順調に進捗しております。最終年度となる2025年度の計画達成に向けて、以下の4つのポイントを推進し、事業基盤の強化と企業価値の向上に努めてまいります。

 ポイント

①関西で確固たる基盤を有し世界の水産市場をターゲットに販売していく

・社内組織の連携を図り、顧客視点で原料(産地)、加工、顧客を最適につなぐ仕組みを多くつくる

・海外販売取引の拡充を図る

②収益力を高めて、質の向上を図る

・生産性を高めローコストで運営できる業務体制(業務変革と個人の能力の向上)にする

③より挑戦的・主体的に取り組む組織風土のもと、より働き甲斐のある企業を目指す

・新しい人事賃金制度の運用と定着を行う

④ステークホルダーから信頼される企業を目指す

・コンプライアンス・ガバナンス体制の強化を継続する

・環境や安全・安心への取り組みを行い、広報・社会貢献活動を充実させる

2025年度 数値目標(連結ベース)

 売上高  1,040億円

 営業利益  690百万円

 経常利益  790百万円

※業績予想並びに将来予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成されています。様々な不確実性、潜在リスク、自然環境変化等の要因の変化により、予想とは大きく乖離する可能性を含んでいます。

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