南海辰村建設
【東証スタンダード:1850】「建設業」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は、建設事業を通じて、自然環境と調和した豊かな社会づくりに貢献するとともに、つねに創造と技術の向上に努め、時代の変化に即応して柔軟な発想と進取の行動で新たな事業に挑戦することにより、社業の躍進を図ってまいります。
(2)経営環境及び対処すべき課題等
今後の見通しにつきましては、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されますが、物価上昇の継続やアメリカの政策動向による影響、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。また、建設業界におきましては、公共投資は底堅く推移することが見込まれ、民間設備投資は堅調な企業収益等を背景に持ち直しの傾向が続くことが期待されます。しかしながら、建設技能労働者不足が深刻化するなど、業界を取り巻く環境は厳しさを増していくものと予想されます。
このような状況の下、当社では2025年度を初年度とする3年間を企業価値向上と持続的成長を志向していく転換点とすべく、「3カ年経営計画(2025~2027)」を策定いたしました。「『変革』と『成長』の3年間 ~未来への挑戦、ともにここから~」をスローガンとし、『変革』により成長ステージに上がり、さらに『成長』していく期間と位置付け、基本方針である「事業規模の拡大と利益創出力の強化」「人財力と組織力の向上」「環境・社会への貢献とガバナンスの強化」「持続的な企業価値の向上」に基づき、計画達成に向け取り組んでまいります。具体的な施策といたしましては、さらなる収益力向上のため、新たにROE目標値を設定し、安定的な利益を創出する最適な受注ポートフォリオの構築に努めるとともに、将来の大型物件施工を見据えた選別受注と技術力の向上、DX推進による生産性の向上に取り組んでまいります。加えて、人財の確保と育成強化に向け、採用活動の戦術的強化や人財育成体制「NTアカデミー」の再構築・拡充に取り組むとともに、働きがいを高める施策を通じて、従業員エンゲージメントの向上に努めてまいります。
また、「資本コストや株価を意識した経営の実現」に向け、収益力の向上とあわせて、株主還元の充実や機動的な自己株式の取得、適切な情報開示等の取組みを進めることにより、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。
「3カ年経営計画(2025~2027)」については以下のとおりであります。
①スローガン
「変革」と「成長」の3年間 ~未来への挑戦、ともにここから~
②基本方針
a 事業規模の拡大と利益創出力の強化
b 人財力と組織力の向上
c 環境・社会への貢献とガバナンスの強化
d 持続的な企業価値の向上
③主要テーマ
a 事業戦略
・受注ポートフォリオの変革を行い、安定した利益を確保
・生産性向上・技術力向上のための体制整備や事業基盤の構築
b 人財戦略
・従業員エンゲージメントの向上・働きがい改革を通じ、人財力を強化
c ESGの取組み
・環境経営の推進・企業ガバナンスの強化を通じて、持続可能な社会の実現に貢献
d 財務・資本政策
・情報開示をより充実させ、株主や証券市場との信頼関係を構築
④数値計画(2028年3月期 連結ベース)
売上高 | 56,500百万円 |
売上総利益 | 5,120百万円 |
営業利益 | 2,620百万円 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,790百万円 |
ROE | 8.0%以上 |
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