企業北陸瓦斯東証スタンダード:9537】「電気・ガス業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループ(当社、当社の子会社及び関連会社)は、ガス事業を通じて地域社会の発展に貢献するとともに、業績の向上を図り、お客さまや株主の皆さまから常に信頼・評価され、選択していただける企業であることを基本方針としております。また、経営にあたりましては、「安定供給、安全の確保、天然ガスの普及拡大」を使命とし、グループ会社や協力会社も含めたオール北陸ガスで地域密着の体制を築き、サービスの向上やエネルギー利用の創出につなげてまいります。

 さらに、企業活動のあらゆる場面において、企業倫理の向上、法令遵守の徹底を図り、社会的責任を確実に果たしてまいります。

(2)経営環境及び対処すべき課題

 当社グループを取り巻く事業環境は、エネルギー事業者間の競争激化に加え、人口減少や少子高齢化、気候変動、災害の激甚化などにより厳しい状況が続いております。また、2月に策定された第7次エネルギー基本計画では、あらためて「S(安全性)+3E(安定供給・経済効率性・環境適合性)」の原則が政策の基本的視点であることが示され、天然ガスが脱炭素化の実現に向けた重要なエネルギー源として位置づけられたことから、ガス事業を中心に据える当社グループの果たすべき役割は日々重要性を増しております。

 このような状況のなか、当社グループは新潟県内約46万件のお客さまへの都市ガスの安定供給を引き続き事業の根幹としつつ、以下の取り組みを重点的に進めてまいります。

 1つ目は、安定した収益構造の構築であります。昨今の国内外の情勢下による物価上昇や原料価格の高止まりといった状況下において、当社は適正なガス料金水準を維持し安定的に収益を確保できるよう、2024年10月に14年ぶりとなるガス料金改定を実施いたしました。

 また、お客さまニーズにお応えすべく、新規サービスであるガスと電気のセット販売「北陸ガス+でんき」の開始や、会員サイト「ずっと近くでねっと」を開設し顧客基盤の拡大を目指すとともに、新潟県警察の庁舎等におけるPPA事業をはじめとしたエネルギーサービス関連事業への取り組みも強化してまいりました。

 今後も引き続きガス需要の維持拡大に努めるとともに、当社の持続的成長に資する新規事業やサービスを検討・実施することにより収益性の向上を図ってまいります。

 2つ目は、事業基盤の強靭化であります。レジリエンス強化として、過去の災害対応の経験を活かし、導管の耐震性向上や遠隔監視システムの機能強化に継続して取り組むとともに、事業継続を想定した部門横断的な災害対応訓練を実施することで、災害時における一層の対応力強化を図ってまいります。また、保安・安定供給の維持向上を目的としたスマート保安の導入に向けた検討も進めてまいります。

 加えて、情報セキュリティ対策を強化するとともに、クラウド、生成AI、ローコード開発等の技術を活用し、業務全般の効率化、DX推進にも積極的に取り組んでまいります。

 3つ目は、2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みであります。脱炭素社会の実現に向け、業務用のお客さまに対するカーボン・オフセット都市ガスの供給やガスZEBの推進に加え、家庭用・業務用における他熱源をご利用のお客さまに対して都市ガス転換を積極的に提案するとともに、エネファームをはじめとした省エネ機器の普及促進による低炭素化に取り組んでまいります。

 当社グループはこれらの取り組みを着実に実行し、引き続きお客さまニーズや環境変化に応じた付加価値の高いサービスを提供することで、地域のお客さまに信頼され、選択され続ける企業グループを目指してまいります。

 また、当社は2025年4月に小千谷市が運営しておりました小千谷地区のガス事業を譲り受け、事業を開始いたしました。今後はスムーズな業務移行を心掛けるとともに、より一層のお客さまサービスの向上に努めてまいります。

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