京写
【東証スタンダード:6837】「電気機器」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
当社グループはグローバル市場において顧客満足を第一とし、「地に足のついた経営」を進め持続した成長を目指すことを基本とし、そのために以下を経営基本方針といたしております。
①すべての事業活動において「安全の確保、法令の遵守、環境保全」を最優先する。
②顧客のニーズに応え、新技術、新工法の開発と品質向上にたゆまぬ努力を傾注する。
③選択と集中を進め、自社の強みを活かした分野に経営資源を集中する。
当社グループは、日本、中国、インドネシア、メキシコ、ベトナムの各生産拠点から、日本と同品質の製品を世界中へ供給することができ、特に、片面プリント配線板の分野においては世界最大の生産能力があるなど、同業他社に無い特徴を持っております。
主力製品である片面・両面プリント配線板事業では、自動車関連や家電製品等の分野をはじめ、事務機、電子部品・電子機器など幅広い顧客向けに販売しております。また、実装や実装搬送治具の実装関連事業では、国内を中心に産業機器や航空機、通信機器向けに販売を行っており、今後はプリント配線板事業とともに国内外での拡大を目指しております。
当社が属するプリント配線板業界の状況は、米国の関税政策による世界経済への影響や中国の景気停滞、為替変動、地政学リスクによる原材料、エネルギー価格の高止まりなど、業績に影響を与える不確定な要素が多く、世界経済の先行きは依然不透明な状況にあります。
このような状況の中、当社グループは2026年3月期を最終年度とする中期経営目標である売上高300億円、営業利益16億円、営業利益率5.3%、ROE(自己資本利益率)10%の達成を目指してまいりましたが、国内の自動車関連分野の減産や中国の景気停滞など環境変化の影響から、売上高の目標を270億円に見直しいたします。
なお、営業利益目標は変更せず16億円とします。国内は販売価格の適正化、高付加価値の金属基板の新規立上げ、中国では自動化による生産性向上、金属基板の拡販、また、インドネシアでの新規受注に対応した自動化投資により、営業利益率は5.9%を目指します。
ROE(自己資本利益率)目標は、為替変動の影響を受けるため8%といたします。
当社グループは、収益性の向上、経営全般にわたる効率化をさらに推し進めることなどにより、利益の確保に努めてまいります。
(1)中期経営ビジョン・スローガン
「一流になる・Build Trust 」
企業にとって信頼関係を構築することが最も重要であるとの考えから、会社とお客様、協力会社に加え、社員同士も互いに強い信頼関係を構築することで、一流の会社、一流の人材を目指します。
(2)基本戦略
「企業間連携を最大活用し、独自技術に磨きをかけグローバルニッチトップメーカーになる」
激しく変化する事業環境において、多方面に事業を展開し、そのすべてを自社で行うことは難しくなりつつあるため、特定分野にターゲットを絞り、経営資源を集中させ、当社のコアコンピタンスである印刷技術を武器に様々な分野でパートナーシップを構築することで、グローバルニッチトップメーカーを目指します。
(3)2026年3月期の経営目標
中期経営計画は最終年度の2026年3月期に売上高270億円、営業利益16億円、営業利益率5.9%、ROE(自己資本利益率)8%を目標としております。
中期経営計画の達成に向けて、次期につきましては、下記の年度方針を掲げ、重点課題に対処してまいります。
年度方針:危機感を共有し、進化に挑む
国内外の厳しい事業環境のなかで、今、グループ各社が置かれている状況を従業員全員が共有し、一致団結することで変化をチャンスに変えて、新たな分野に挑戦し、計画の実現を目指します。
重点課題:
①価値を最大化するためのリストラクチャリング
②次なる成長に向けた新規事業開発
③あくなき品質、生産性の追求
④DX・自動化の全社展開
⑤ESG活動のPDCA促進
⑥資本効率の向上(ムダの徹底排除)
⑦誇りを持てる仕事づくり、人づくり
を重点課題といたしまして対処していく所存であります。
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