京三製作所
【東証プライム:6742】「電気機器」
へ投稿
企業概要
当社グループは、企業に求められる経営の在り方や事業環境の変化など将来を見据え、「京三グループの永続的成長」を目的として「成長」と「サステナブル」を基本方針に掲げた2025年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、達成に向け取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、受注、売上、利益共に前期を上回りました。
しかしながら、中期経営計画最終年度の取り組みのうち、パワーエレクトロニクス事業の拡大や新規事業の受注・売上、棚卸資産や借入金の縮減など財務基盤の強化に繋がる目標は未達成であり、継続的な課題として今後も改善に取り組みます。
2025年4月からスタートした新たな中期経営計画「KYOSAN Next Step 2028」は、前中期経営計画における未達事項を是正するとともに、経営重要課題であるマテリアリティに紐づく「12の基本戦略」に取り組みます。
[脱炭素社会貢献]
①製品の低消費電力化、小型・軽量化、小設備化、および生産体制の効率化等による京三グループ全体でのCO2排出量削減
②開発から廃棄に至る製品ライフサイクル全体での環境負荷の低減
[革新的な製品開発]
③顧客のオペレーションやメンテナンスの省力化を実現する製品開発
④DXを活用した新製品・サービスの創出と知財戦略強化
⑤新たなグローバルマーケットへ挑戦する新規事業の創出
[経営基盤・ガバナンスの強化]
⑥生産プロセスの変革とグローバルサプライチェーンの強化による生産性向上
⑦マーケティング活動による潜在ニーズの先読みと新規市場開拓
⑧企業価値最大化に向けたグループガバナンス強化
⑨資本収益性の向上、および成長投資とステークホルダーへのリターン
[人的資本の充実]
⑩事業戦略に沿った人的資本確保
⑪成長意欲を持ち、挑戦する人財の育成と組織力の強化
⑫DE&I推進による働きやすい職場環境づくりと従業員エンゲージメントの向上
「KYOSAN Next Step 2028」策定にあたっては、これまで当社が大切にしてきた「安全・安心」「社会への貢献」といった価値観の本質は不変としつつ、「企業理念、企業ビジョン、行動規範」を見直しました。また、経営戦略体系における「KYOSAN Next Step 2028」を含めた関連性を、社員およびステークホルダーがわかりやすく理解できるような簡潔な形に整理しました。
[企業理念]
『新しい価値を創造し、人々の安全・安心・快適な暮らしと社会の持続的発展に貢献します』
[企業ビジョン]
『めざす企業像「信頼度ナンバーワンKYOSAN」』
[行動規範]
『Be professional:プロフェッショナルとしての矜持』
全社員が経営戦略体系を理解し、共有することにより当社グループの持続的成長を実現します。
また、資本収益性の向上と、成長投資ならびにステークホルダーへの安定的な還元を持続するため、資本コスト、株価を意識した経営を推進してまいります。
今後も当社グループは、新たな企業理念のもとに掲げた目指す企業像「信頼度ナンバーワンKYOSAN」の実現に向け、高い専門性とスキルを発揮し、プロフェッショナルとして進化し続けることで、顧客価値と企業価値の最大化を追求し、社会の持続的発展に貢献してまいります。
- 検索
- 業種別業績ランキング