企業兼大株主五洋建設東証プライム:1893】「建設業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2023年3月31日)現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであるが、予測しえない経済状況の変化等さまざまな要因があるため、その結果について、当社が保証するものではない。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、高い品質の建設サービスを通じて安全で快適な生活空間と豊かな社会環境を創造することで、顧客や取引先、株主や地域社会に貢献する企業として持続的に発展するため、下記の経営理念と中期ビジョンを定めております。

「経営理念」

『社会との共感』 『豊かな環境の創造』 『進取の精神の実践』

「中期ビジョン」

・海と大地の“創造企業”

 私たちは、臨海部ナンバーワン企業として魅力ある空間創造を究め、提案型企業として顧客満足と社会貢献を追求します。

・確かな品質を約束する“こだわり企業”

 私たちは、確かな技術に裏づけされた高い品質と安全なモノづくりを通じて、顧客と社会の信頼を築きます。

・子供たちに豊かな環境を遺す“未来企業”

 私たちは、企業活動を通じて良質で豊かな環境を創造し、次世代に確かな夢を、希望を、可能性を伝えます。

(2) 目標とする経営指標

 当社グループは、上記の経営理念、中期ビジョンの実現を目指し、企業価値の向上を図るため、3か年を期間とする中期経営計画を策定しております。

 その中で、本業収益力を示す営業利益や株主価値を示す1株当たり当期純利益などの業績指標、財務の健全性を表す有利子負債残高、D/Eレシオ(ネット)などの経営指標とともに、自己資本利益率(ROE)と総還元性向を株主価値向上への取組みを明確化するための目標数値としております。

 中期経営計画(2023~2025年度)の最終年度である2025年度における主要数値の目標は次のとおりです。

○中期経営計画の最終年度(2025年度)目標

(連結)

売上高

6,600

億円

 

当期純利益

250

億円

 

有利子負債残高

1,140

億円

 

ROE

10

%以上

 

総還元性向

40

 

2022年度実績

中期経営計画

(2023~2025年度)

2025年度(計画)

個別

連結

個別

連結

 業績目標

 

 

 

 

建設受注高

6,687億円

 

5,400億円

 

売上高

4,691億円

5,022億円

6,205億円

6,600億円

営業利益

28億円

41億円

360億円

385億円

経常利益

5億円

14億円

340億円

365億円

当期純利益

2億円

7億円

230億円

250億円

1株当たり当期純利益

0.6円

2.4円

82円

89円

 財務目標(連結)

 

 

 

 

有利子負債残高

937億円

1,140億円

D/Eレシオ(ネット)

0.3倍

0.2倍

自己資本利益率(ROE)

0.4%

13%

 株主還元

 

 

配当性向

1,002%

総還元性向

1,002%

40%

(3) 中長期的な会社の経営戦略並びに会社の対処すべき課題

 国内外の社会、経済情勢は、景気に持ち直しの動きが見られる一方で、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、世界的な資源・エネルギー価格や物価の高止まり、欧米における利上げによる景気減速等の影響があり、わが国経済の先行きも引き続き不透明な状況にあります。

 建設事業を取り巻く事業環境は、国内にあっては引き続き国土強靭化等の堅調な公共投資と、物流や都市再開発、経済安全保障の観点からの設備投資等の堅調な民間投資が見込まれます。海外においても、当社の拠点であるシンガポールや東南アジアではインフラ需要は堅調です。しかしながら、建設資材価格の高止まりや不安定な世界情勢、金融市場の動向等について、引き続き注視する必要があります。

 以上のような見通しの下、2023年度を初年度とする「中期経営計画(2023~2025年度)」を策定しました。新中期経営計画では、サステナビリティ経営を実践する“真のグローバル・ゼネラルコントラクター”を目指します。それを実現するため、ESGに関する重要課題として、①気候変動問題への対応、②豊かな環境の創造、③良質な社会インフラ・建築物の建設、④技術開発・技術力の強化、⑤D&Iの推進、⑥人権の尊重と持続可能なサプライチェーン、⑦労働安全衛生の確保、⑧実効あるガバナンスの推進の8項目のマテリアリティを特定しました。当社グループは、建設事業活動において技術に裏打ちされた確かな安全と品質の提供はもちろんのこと、ESGの観点からあらゆるサステナビリティの課題に真摯に取組むことで社会の持続的発展に貢献し、企業の持続的成長ならびに企業価値の向上につなげてまいります。

 新中期経営計画では、複数の大型工事が国内外で始動、本格化することから、本計画期間中に過去最高の売上高と過去最高益の更新を見込んでいます。

■中期経営計画(2023~2025年度)

● 目指す姿(ビジョン)

サステナビリティ経営を実践する“真のグローバル・ゼネラルコントラクター”

~サステナブルな建設事業活動を通じて社会の持続的な発展に貢献する

● 目指す姿と基本戦略

1. 良質な社会インフラ・建築物を提供する企業

○ 良質な社会インフラ・建築物の建設(サステナブルな建設)

○ 技術に裏打ちされた競争力の強化、総合力の発揮

  (フロントローディング、部門間連携、技術開発、外部連携)

2. 現場生産性向上を推進するDX先進企業

○ DXの推進

○ 設計・施工・管理の効率化

 (BIM/CIM、デジタルツイン、自動・自律化、AI活用)

○ 現場書類のデータ化、情報共有の効率化

○ 現場遠隔支援体制の拡充

3. 豊かな地球環境を創造するGX先進企業

○ 建設事業活動のCN化

○ 本業によるCN実現への貢献

 (洋上風力建設、建物のZEB化)

○ 豊かな環境の創造

 (資源循環、ブルーカーボン)

4.多様な人材が活躍するD&I先進企業

○ 多様な人材の確保・育成

○ D&Iの進化~女性、外国人の活躍推進

○ 働き方改革の加速

5. サステナビリティ経営の実践

○ サステナビリティ経営の推進

○ 人間尊重~人権の尊重、労働安全衛生の確保

○ 実効あるガバナンスの推進

● 投資計画

1. 設備投資: 約300億円/年

○ 洋上風力建設に用いる大型作業船の建造

○ 作業船のDX、GXへの対応

2. 研究開発投資: 約30億円/年

○ DX、GXの推進に向けた技術開発の強化

● 財務計画

1. 資金使途に応じた資金調達

○ 洋上風力建設拡大に向けた設備投資への対応

○ 事業量の拡大による運転資金需要への対応

2. 為替リスクへの対応

○ 外貨建て債権・債務のバランス均衡に向けた取組みの強化

○ 費用対効果を考慮した為替ヘッジの実行

● 株主還元

1. 利益配分の基本方針: バランスよく

○ 株主への還元~継続的かつ安定的な配当、自己株買いによる株式価値向上

○ 成長への投資~収益力向上、企業価値増大

○ 資本の充実~将来への備え

2. 目標総還元性向(連結):40%

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