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企業概要

 当社グループでは、事業成長は持続可能な地域、社会のうえで成り立つとの考えのもと、企業における事業運営に大きな影響を与えるとされる気候変動問題への対応を重要な課題と捉えております。また、多様性の確保に向けた人材育成や社内環境整備といった人的資本経営も、中長期的な企業価値向上に向け取り組むべき課題として捉えており、各々以下の通り取り組んでおります。今後も取締役会を中心にサステナビリティに関する議論を深め、必要に応じて対応を強化してまいります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

(1)気候変動問題

①ガバナンス

 サステナビリティを巡る課題のうち、気候変動問題は当社グループの事業環境に大きな変化を与えかねず、重要な経営課題の一つとして認識しております。当社グループでは総合リスク対策委員会の下部組織であるサステナビリティ専門委員会(委員長:代表取締役社長執行役員、事務局:総務部)が気候変動問題に関するリスクおよび機会の洗い出しや影響度合いの評価を行い、その内容を年に1回の定期報告のほか適宜取締役会に報告します。報告を受けた取締役会は適切な監督を行います。

②戦略

・当社グループは世界の平均気温上昇を産業革命以前より1.5℃に抑える努力をすることを想定した1.5℃シナリオ(1.5℃でシナリオがない場合は、2℃未満等のシナリオを代用)および現在のペースで温室効果ガスが排出されることを想定した4℃シナリオの2つの世界を想定し、気候関連のリスクと機会を特定しております。また、特定したリスク、機会については発現時期に合わせて短期(~2024年3月期)、中期(~2031年3月期)、長期(~2051年3月期)に区分しております。

※参照シナリオ

1.5℃/2℃未満シナリオ:

「Net Zero Emissions by 2050 Scenario(NZE)」(IEA)、「Sustainable Development Scenario(SDS)」(IEA)等

4℃シナリオ :

「Stated Policies Scenario(STEPS)」(IEA)等

・特定したリスクおよび機会については、その顕在化する可能性と顕在化した際の当社グループの事業活動への影響の大きさから当社グループの売上高や利益等に対する影響度合いを検証し、当該リスクおよび機会が当社グループに特有なものなのかといった視点を加え、重要度を評価しております。

・重要度の評価の結果、必要に応じて中期経営計画等の定性的あるいは定量的な目標設定を行い、その達成に向けた取り組みを通じてリスクの予防や緩和、機会の拡大に努めてまいります。

<主なリスク>

No.

大分類

中分類

小分類

内容

重要度

発現時期

1

移行リスク

政策・法規制

炭素税・炭素価格導入

炭素税の導入に伴うサプライチェーンにおける各種コスト(材料費含む)の増加や上乗せが仕入コストに影響を与える可能性

中期

当社グループの事業所における化石燃料由来の燃料に係る費用、電気料金が増加する可能性

中期

移行リスク

政策・法規制

各国の炭素排出目標/政策

炭素税の上乗せが大きい地域に仕入先が偏重した場合、価格競争力が低下し売上が減少する可能性

中期

移行リスク

市場

マテリアル調達

顧客が要求する調達基準が厳格化することに伴い管理工数が増大する可能性、および調達基準不遵守の場合における責任問題への発展の可能性

中期

移行リスク

市場

エネルギー需要推移

エネルギー価格の高騰に伴うサプライチェーンにおける各種コスト(材料費含む)の増加や上乗せが仕入コストに影響を与える可能性

中期

移行リスク

市場

消費者行動の変化

環境に配慮した商品調達体制の構築が遅れることで顧客からのニーズに応えられず、サプライチェーンから除外される可能性

中期

移行リスク

評判

ステークホルダーの不安増大、またはマイナスのフィードバック

サステナビリティ関連事業の取り組みの遅れや情報開示が不足していることにより、投資家からの評価や信頼が低下し、資金調達コストが増加する可能性

中期

移行リスク

製品およびサービス

サプライチェーンの強靭化など

サステナブル製品から外れた製品について、顧客から保守品としての在庫を長期に保有することを義務付けられる可能性

中期

物理的リスク

急性

自然災害/異常気象の重大性・頻度(大雨、洪水、台風、水不足等)の増加

台風や洪水、集中豪雨などにより被災した自社拠点(倉庫、営業所等)の滅失や復旧対応により費用・損失が発生する可能性

長期

台風や洪水、集中豪雨などにより生じたサプライチェーンの寸断やインフラの長期停止に伴い、操業不能となる可能性

長期

物理的リスク

慢性

平均気温の上昇

平均気温上昇に伴う本社、営業拠点、物流拠点等の運用コスト(冷房等、暑熱対策費)等の間接コストが増加する可能性

長期

平均気温の上昇に伴うサプライチェーンにおける各種コスト(電気料金等)の増加や上乗せが仕入コストに影響を与える可能性

長期

<主な機会>

No.

大分類

中分類

小分類

内容

重要度

発現時期

移行リスク

技術

製品開発のニーズ

脱炭素社会に向けてEV導入が進むことによりEV向け半導体や電子部品等の需要が高まり、売上・利益が増加する可能性

短・中期

移行リスク

技術

低排出技術への移行

再生可能エネルギー関連設備(自家発電設備等)や省エネ設備の投資需要が活発化し、売上・利益が増加する可能性

短・中期

移行リスク

市場

消費者行動の変化

環境に配慮した商品調達体制を構築することで顧客からのニーズに応え、サプライチェーンを維持、拡大できる可能性

短・中期

物理的リスク

急性

自然災害/異常気象の重大性・頻度(大雨、洪水、台風、水不足等)の増加

防災需要の増加により、関連したビジネス機会が拡大し、売上・利益が増加する可能性

中期

移行リスク

製品およびサービス

エネルギー利用効率化・省エネ化に向けた需要の増加

エネルギー利用効率化・省エネ化に向けたデジタル化・IT化の需要が高まることで、売上・利益が増加する可能性

短・中期

移行リスク

製品およびサービス

脱炭素に対するソリューション需要の増加

顧客の脱炭素対応に資するクラウド化需要が高まることで、売上・利益が増加する可能性

短・中期

移行リスク

市場

投資家からの投融資機会の拡大

脱炭素関連ビジネスに対する投資家からの投融資機会の拡大

中期

移行リスク

市場

レジリエンス強化に対するソリューション需要の増加

異常気象への懸念の高まりに伴い、顧客におけるBCP対応としてのクラウド化需要が高まることで、売上・利益が増加する可能性

短・中期

③リスク管理

 当社グループにおけるリスクについては、総合リスク対策委員会がリスクの洗い出しや予防を行うほか、リスクが顕在化した場合の迅速な対応および取締役会への報告を行いますが、気候関連のリスクおよび機会に関しては以下のような管理を行います。

ⅰ)気候関連リスクを特定・評価するためのプロセス

 総合リスク対策委員会の下部組織であるサステナビリティ専門委員会がリスクや機会の洗い出しを行い、影響度合いを評価し、その内容を取締役会に報告します。

ⅱ)気候関連リスクをマネジメントするためのプロセス

 気候変動問題に伴う法規制の強化や市場変化等といったリスクや機会への対応は経営戦略と深く関連するため、当社グループは取締役会や経営会議等において中長期的な会社の方向性を審議する際には、気候変動問題に関するサステナビリティ専門委員会からの報告内容を十分に考慮し、重要度に応じて中期経営計画等の定性的あるいは定量的な目標設定を行い、その達成に向けた取り組みを通じてリスクの予防や緩和、機会の拡大に努めます。取締役会は経営戦略への反映状況や設定した目標に対する進捗状況を監督します。また、社会的要請が強い事項(例えばGHG排出量)については、取締役会はサステナビリティ専門委員会からの報告をもとに定性的あるいは定量的な目標設定を行い、その進捗状況を監督します。

④指標と目標

・気候変動問題に関連するリスクや機会のうち、その対応を中期経営計画等の定性的あるいは定量的な目標として設定したものは、その内容および進捗状況について定期的に開示します。

・Scope1、2およびScope3の一部のGHG排出量について、2023年3月期より集計に着手し、その実績は以下の通りとなっております。

<2023年3月期GHG排出量(tCo2)実績>

区分

2023年3月期実績※5

Scope1(燃料の使用)※1

81.6 t-CO2

Scope2(電気の使用)※2

ロケーション基準

371.7 t-CO2

マーケット基準

366.6 t-CO2

Scope3(カテゴリー5,6,7の合計)※3

257.4 t-CO2

合計※4

705.6 t-CO2

※1 社有車利用に伴う使用量の合計数値となります。算出にあたっては日本の環境省・経済産業省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」を使用しております。

※2 算出にあたっては日本の環境省・経済産業省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく電力事業者別の調整後排出係数を使用しております。

※3 算出にあたっては日本の環境省・経済産業省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」を使用しております。また、当社グループの事業活動に該当し、かつ把握可能なカテゴリー(5~7)の合計値を開示しております。なお、カテゴリー5「事業から出る廃棄物」については、賃貸事務所のうち把握可能な事務所および全ての自社ビルにおける廃棄量の合計となっております。

※4 合計はマーケット基準のScope2の値を使用して算出しております。

※5 2023年3月期実績の集計範囲は国内拠点(子会社含む)のみとなります。

・Scope1およびScope2につきましては2031年3月期までの削減目標(集計範囲は国内拠点(子会社含む)のみ)を下記の通り設定し、グループ全体の排出量の削減に向けた取り組み強化に努めます。

<2031年3月期GHG排出量(tCo2)目標>

内容

2023年3月期実績

削減目標

Scope1+Scope2※1

448.2 t-CO2

左記数値の30%以上

※1 Scope2はマーケット基準の値を採用しています。

(2)人的資本経営

①戦略(人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針)

 持続的な企業価値向上を図るためには企業活動の主体である人材の価値向上が始発点であると考えます。当社は積極的な人的資本投資を通して個々の人材価値と組織力の向上を図るため、多様で有能な人材を採用し経営戦略遂行に必要なスキルの習得を促進します。さらに頑張った人が公平に報われる処遇や安心して効率的に働ける環境を整備して従業員のエンゲージメントを高めることに努めています。

ⅰ)戦略的能力の獲得

・現行事業戦略の遂行に必要な専門的なスキル保有者を機動的に採用します。

・AIやIoTをはじめとする先行的な戦略スキルについても、十分な投資を行いビジネスチャンスの獲得につなげます。

ⅱ)多様性の確保

・性別、国籍に偏りのない多様な人材を採用して組織能力の向上と活性化を図ります。

・社会的な立場や役割による偏見を排除し、性別にかかわらず公平に働き、認められる社風や環境を整えます。

ⅲ)スキルの向上

・様々な階層に向けた社内外研修の充実化や専門的なスキル獲得のための資格取得奨励等のインセンティブ制度を活用したスキルアップ施策を実施します。

・多様な人材の特性や能力を最大限に活かすため、ビジネスの基本スキルから最先端のITスキルまで幅広いジャンルを自主的に学べるeラーニングプラットフォーム環境を提供するなど、中長期的な成長の源泉となる人材に対して積極的に投資を行います。

ⅳ)評価・報酬制度

・従業員が安心して生活できる賃金水準を確保します。

・職務価値や業績貢献に基づく公平な評価・処遇を行います。

ⅴ)職場環境の整備

・ハラスメントや差別がなく、オープンマインドな職場環境を追求します。

・育児や介護等のプライベートな事情と業務を両立しやすい環境を整備します。(ワークライフバランス)

・エンゲージメント調査による問題点を把握し、早期解決を図ります。

ⅵ)生産性向上

・DX(Digital Transformation)によるBPR(Business Process Re-engineering)を推進し、労働生産性の向上と創造的活動の拡大を図ります。

②指標と目標(当社グループ)

 当社グループは少子高齢化社会においても安定した労働力を確保すること、また創造性や革新性の源泉となる高度な知識/スキル、多様な視点/経験を確保することが必要と考えており、女性や外国人、社外人材など多様な人材の採用や育成、活用に取り組んでまいります。その取り組み状況を測る指標と目標を以下の通り設定しております。

指標

2023年3月期末

実績

目標

達成時期

女性管理職比率

5.5%

(提出会社1.4%)

10%

(提出会社7%)

2031年3月期末

外国人管理職比率

11.0%

10%以上を維持

中途採用者管理職比率

36.0%

30%以上を維持

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