ロイヤルホールディングス
【東証プライム:8179】「小売業」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、1951年に福岡で創業して以来、「“食”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を目指してまいりました。2012年からは、ホテル事業の伸張を受け「日本で一番質の高い“食”&“ホスピタリティ”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を掲げ、ロイヤルホスト、天丼てんやなどの外食事業をはじめ、空港・高速道路や病院など大規模施設内で食を提供するコントラクト事業、リッチモンドホテルを運営するホテル事業、食品事業など、幅広く事業を展開してまいりました。
2025年2月には、「食とホスピタリティで、地域と社会を笑顔にする」を掲げる経営ビジョン2035を策定し、併せて策定した「変革から成長、そして飛躍へ」を基本方針とする中期経営計画2025~2027のもと、長期的かつ安定的な企業価値の向上に向け、「ブランド戦略」「グローバル戦略」「サステナビリティ戦略」「人材戦略」を全社戦略として推進し、あらゆるステークホルダーから共感・支持を得られる企業グループであり続けるよう、全社一丸となって取り組んでまいります。
(2) 経営環境
足もとのわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が沈静化していくなかで、人流の動きは活発となり、社会経済活動の正常化が進みました。また、訪日外国人客の増加などが下支えし、国内景気は緩やかな回復基調にあります。しかしながら、自然災害や物価上昇の影響などもあり、個人消費の持ち直しには不確実性が残ります。加えて中国経済の減速懸念、為替相場の変動、少子高齢化に起因した労働力の不足などにより、国内経済は依然として不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、社会経済活動の正常化や訪日外国人客の消費拡大等に伴い、外食および宿泊需要には回復の動きがみられるものの、為替相場の円安傾向や天候不順に伴う原材料費の高止まり、光熱費や物流費、建築費の高騰、労働力不足の深刻化など、事業を取り巻く環境は依然として厳しいものとなっております。
(3) 中期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題
当社グループは、経営ビジョン2035のもと、以下中期経営計画2025~2027を推進してまいります。
(中期経営計画の概要)
基本方針
「変革から成長、そして飛躍へ」
全社戦略
▶ 「ブランド戦略」
・ロイヤルグループブランドの確立、個々のブランドの進化
・データ分析基盤の整備とマーケティング機能の高度化
▶ 「グローバル戦略」
・グローバル人材の採用・育成
・海外における直営事業とフランチャイズ事業の両輪による成長と収益性の追求
・国内におけるインバウンド需要の獲得
▶ 「サステナビリティ戦略」
・サステナビリティ基盤の整備
・推進力、発信力の強化
・地域、社会との価値創造の推進
▶ 「人材戦略」
・さらなる人的資本投資の推進
・企業風土の変革
上記戦略に加え、財務規律を維持しつつ、収益性と資本効率性向上を意識した事業運営、新規事業の早期収益化と事業性の見極めを行い、長期的かつ安定的に企業価値を向上させ、あらゆるステークホルダーから選ばれる企業になるよう、中期経営計画の実現に取り組んでまいります。
(4) 目標とする経営指標
中期経営計画(2025年~2027年)の最終年度における主要財務目標は次のとおりです。
・収益力の強化 ⇒ 売上高 1,875億円、経常利益 100億円
・株主価値の創出 ⇒ EPS 135円
・財務基盤の健全性 ⇒ 自己資本比率 40%
・資本効率の向上 ⇒ ROE 12%
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