企業ユシロ東証スタンダード:5013】「石油・石炭製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

 当社は創業以来、「共々の道」という理念を掲げ、事業に取り組んでおります。これは、企業は社会と共に、お客様と共に、さらには社員と共に歩んでこそ株主に繋がる皆様のためになり、企業価値向上に繋がるという考えであります。

 この不易の理念を踏まえ、当社は次の三つの経営理念を定めております。

①お客様に最良の商品とサービスを提供する。

②事業の発展を通じ、企業価値の永続的な向上を図る。

③社員が思う存分にその能力を発揮できる活力ある職場を作る。

 (2) 経営環境と対処すべき課題

 2025年度は米国新政権の関税政策の大幅な変化、それに伴うインフレ進行の懸念、為替レートの急激な変動など世界の経済状況は大きな変化が予想されます。そのため主要顧客である自動車会社及び自動車部品メーカーでは生産拠点のシフトなど様々な変化、日本においてもインフレの進行・人件費の上昇などのコストアップ要因の継続が想定されます。

 このような状況下、昨年度より進行中の第20次中期経営計画「EXPLORER PLUS」の2年目として、EV化・顧客のESG志向の進行を見据えた新製品の投入・拡販、実績化が進んでいるヒカリアクション・自己修復性素材の事業化、また内部体制についてもサステナビリティ施策の推進などを着実に進め、以下の課題に取り組むことで、中期計画での目標水準の達成に尽力します。

① 原材料価格変動に対する対応

- 新たなコスト上昇に対する顧客との交渉による適正な価格転嫁の実施

- サステナブルな原材料調達(海外拠点を含めた原材料調達の効率化、内製化)

② 金属加工油剤の販売拡大

- 自動車業界隣接分野(EV含む)及び他市場への参入・販売拡大

- 航空機、医療、半導体などの非自動車分野に向けた高付加価値製品の販売拡大

③ 市場開拓

- シクロデキストリン誘導体の機能性添加剤としての販売先拡大と量産体制確立

- ヒカリアクション機能を付与した防コケ・防カビ剤、機械冷却液用添加剤など特色ある製品の販売拡大

- 鉄道車両洗浄及び床用ガラスコーティング剤の販売拡大

④ ESG戦略の推進

- サステナビリティ推進委員会の取り組みによる全社サステナビリティ活動の推進

- ESG推進項目のKPI化と目標設定

 金属加工油剤の国内トップシェア企業として積み重ねてきた技術力、徹底した顧客ファーストの姿勢、そしてグローバル展開を活かし、グループ一丸となって上記課題に取り組み企業価値向上を図ってまいります。

 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、経営指標として、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、ROEを重視しております。上記の目標として、下記のとおり定めております。

指標

2025年3月期

実績

2027年3月期

目標

売上高

555億円

600億円

営業利益

50億円

50億円

経常利益

60億円

61億円

親会社株主に帰属する当期純利益

43億円

43億円

ROE

10.3%

10.0%以上

 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループが利益ある持続的な成長を実現するためには、南北アメリカ、中国、東南アジア/インドの成長地域での業績拡大及び国内事業の収益性の向上、さらに事業領域の拡大が必要と考えており、対処すべき課題に掲げた課題に取り組んでまいります。

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