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【東証スタンダード:5644】「鉄鋼」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は、「①常に新たな価値を生みだしお客様の感動を創造します。②革新的なものづくりを通じて社会の発展に貢献します。③リスクを恐れず挑戦し成長する喜びを共感します。」を経営理念とし、お客様、取引先及び株主、従業員がともに満足を得られる経営を行い、社会・環境に貢献することを基本方針としております。
(2)対処すべき課題
今後の見通しにつきましては、国内景気は、雇用や所得の改善、インバウンド需要の回復などを背景に、緩やかな回復基調が続くと見込まれます。一方で、米国の通商・金融政策や世界経済の減速が国内にも影響を及ぼす可能性があり、景気の先行きには依然として不透明感が強く残っています。海外においては、米国の通商政策に伴う各国との貿易摩擦の再燃や地政学的リスクの高まりに加え、北米での高金利の長期化により個人消費の勢いが鈍化し、設備投資にも抑制傾向が見られます。さらに、欧州におけるインフレの継続と景気後退への懸念、中国経済の回復の遅れ、為替の変動なども重なり、世界経済全体としても先行き不透明な状況が続くと予想されます。
中長期的には、主力の自動車市場の世界的なカーボンニュートラル実現への動きを受け、自動車メーカーの更なる電動化への加速に加え、国内の超少子高齢化による市場縮小と生産年齢人口減少による人材確保の深刻化等、先行きは厳しいと認識しております。
このような経営環境に対応するため、「原点回帰と変革」を基本に、「2030年グループビジョン」を策定し、各種施策に取り組んでおります。
「2030年グループビジョン」の骨子は以下のとおりです。
1 めざす姿
・ダントツものづくりのグローバル企業
・新規事業を創出し大変革に対応できる企業
・地域貢献活動を通じ地域に愛される企業
2 2030年グループビジョン スローガン
「ワクワクする会社になろう!」
3 めざす姿を実現するための4つの戦略
1)マーケティング戦略 ~新たな価値の創出~
・新商品・新事業の創出とその具現化
・収益性に重点を置いた中長期販売戦略の実行
・海外ビジネスモデルの完成と次期戦略実行
2)ものづくり戦略 ~技能伝承とデジタル技術の融合~
<基盤>
・マーケティング戦略と連動したロードマップ実行
・AI導入と産学連携
・人員適正化
<現場力>
・ICT活用による効率化
・TQM、TPM活動をベースとした全員参加の競争力向上活動
<開発力>
・オンリーワン商品を生み出す先行開発強化
・IoTを活用したDE進化
3)ひとづくり戦略 ~原点に帰ったひとづくり・文化づくり~
・経営理念、メタルアートウェイ、行動指針の浸透
・タフ&マルチ、グローバル人材の育成
・スペシャリスト人材の育成
・従業員のためのしあわせづくり活動
4)コトづくり戦略 ~地域貢献を積極的に推進~
・地域密着活動の参画・企画
・環境負荷低減
この「2030年グループビジョン」を基軸に、グループ社員全員参加で挑戦しつづけ、めざす姿の実現に向け取り組んでまいります。併せてESG経営を実践し、当社の企業価値を高めてまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値を拡大するために、売上高経常利益率並びに自己資本比率を向上させることが重要と考えております。
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