フランスベッドホールディングス 【東証プライム:7840】「その他製品」 へ投稿
企業概要
当社グループは、「創造と革新により『豊かさとやさしさ』のある暮らしの実現に貢献するヒューマンカンパニーを目指す」という経営理念のもと、健康で安全な生活の実現のためにご利用者一人ひとりにふさわしい機能をもった創造性豊かな「付加価値のある商品」の提供を企業の使命と考え、研究開発活動を行っております。また、フランスベッド株式会社では、海外及び国内の「薬機法」規制に対応するため、2006年度に取得したISO13485/ISO9001の認証機関による認証取得の継続維持を行うとともに、輸出相手国から求められるコンプライアンスへの対応を行うため、商品の開発から販売に至るQMS(Quality Management System)を機能させ、一層の品質改善に努め、お客様から信頼される企業グループを目指してまいります。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は185百万円であり、これにはフランスベッド株式会社スリープ研究センターの人間工学・医学面からの健康に関する寝具や睡眠についての総合研究等の基礎研究費が含まれております。主な活動内容及び成果は次のとおりであります。
(メディカルサービス事業)
当事業においては、国民の4人に1人が高齢者という「超高齢社会」に対応すべく、ご利用者1人ひとりにマッチした機能商品の開発や、介護人材不足の問題に対し、労力軽減につながる商品の開発を行なっております。
在宅介護向け商品では、パーツの軽量化と直感的な構造により1人でも組み立てが可能となる、取引先や納入業者の労力軽減につながる介護ベッドの開発を行いました。
病院・施設向け商品では、多様な機能を備え、一般病棟から集中治療室まで対応することが可能な「スケール付き多目的ベッド FB-C4DS-18」を2022年8月より展開いたしました。
アクティブシニア世代に向けたブランド「リハテック」では、安全性・操作性をさらに向上させた「ハンドル形電動車椅子 S745」を2023年2月に展開いたしました。
また、今後の海外事業拡大の為、輸出相手国から求められるコンプライアンスに対応した介護ベッドの開発を行いました。
今後も、様々な様態の介護を必要とされる方や介護に携わる方の利便性や安全性、労力軽減を追求した福祉用具や病院・介護ベッドの開発を行うとともに、AIやセンサー技術を利用し、認知症の方をサポートする商品やアクティブシニア世代向け商品の開発を継続的に行ってまいります。
なお、当事業に係る研究開発費は118百万円であります。
(インテリア健康事業)
当事業においては、ベッドを中心に「高齢化社会」への対応を図るとともに、高機能・高付加価値を追求した商品開発を行っております。また、世界的にも問題となっている環境問題への対応にも取り組んでおります。
電動リクライニングベッドでは、「グランマックス」及び「クォーレックス」ブランドの機能を統合し、豊富なバリエーションから選べる電動リクライニングベッドの展開に向けて開発を行いました。また、ベッド上でくつろぐ空間のご提供をテーマに、センサーを活用し眠りを追究したベッド開発、及びIoT対応スマートベッドの開発を促進いたしました。
マットレスでは、道具を使わず簡単に分解できる、リサイクルしやすく環境に優しい「MORELIY®(モアリー)」仕様のマットレスとして、「TD-ラメール」及び「TD-テーレ」を2023年2月に展開いたしました。また、EC市場向けモデルとして高密度連続スプリングを内蔵した圧縮ロールマットレス「FD-W02」を2022年11月に展開いたしました。
今後も、さらなる高機能・高付加価値・環境を追求したインテリア商材を開発してまいります。
なお、当事業に係る研究開発費は66百万円であります。
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