バロックジャパンリミテッド
【東証プライム:3548】「小売業」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものです。
(1) 経営の基本方針
当社グループは「挑戦」を企業理念とし、「BAROQUE発の文化を世界へ発信する」という目標に向けて、世界中のお客様から支持されるグローバル企業を目指しております。
その「挑戦」をより具現化する為に、“Enjoy life more.”「もっと人生を楽しもう。」をCorporate Sloganに、小売業の未来を変えることを“OUR MISSION”に掲げ、Innovationを通じて、新しい社会の姿を提案します。
(2)会社の対処すべき課題
① 国内アパレル事業
イ.重点強化・改廃ブランドの明確化
ブランドを「旗艦」「成熟」「成長」「新規」の4カテゴリーに分類し、「経営資源を集中投下すべきブランド」「立て直しが必要なブランド」を整理して参ります。戦略的撤退となった場合、特に新規・成長事業に対し経営資源を重点的に再配分し、旗艦ブランドを増やすことを目指して参ります。
ロ.戦略的な店舗スクラップアンドビルド
マーケットデータの分析体制を強化した上で、ブランド事業戦略に沿った店舗配置・運営形態を最適化して参ります。
ハ.作りすぎないものづくり
ブランド事業から独立したチームで様々な外部・内部環境データに基づく将来需要をシミュレーションした上で、在庫リスクを定量的に可視化し、発注バランスの最適化につなげる仕組みを構築して参ります。
ニ.ニューリテールの取り組み
OMO強化を通じて、ビジネスの効率化と顧客利便性の向上を実現して参ります。
ホ.MOUSSYの更なる進化
「自分たちが着たいものを創る」という想いで、2000年にMOUSSYが誕生しました。2008年にMOUSSYから派生したAZUL BY MOUSSYを立ち上げ、国内・海外で売上510億円規模の事業までに成長しております。今後、国内での更なるブランドの進化を推進しつつ、海外進出拡大も目指して参ります。
② 中国アパレル事業
中国の景気減速に伴う、雇用環境の悪化、不動産不況、将来不安の高まり等により個人の消費意欲が低下した経済環境にあります。中国経済の先行きが不透明であることから、中国事業リスクをワンタイムで解消するため、今般、中国合弁事業の株式譲渡を決定致しました。今後の中国事業の展望として、Belle社とのMOUSSY・SLYのブランドライセンス契約及び独占的販売代理店契約を維持し協業関係を継続します。また中国未導入の15ブランドについては今後の中国展開を加速して参ります。中国市場からの撤退ではなく、一旦リスクを解消し、新たな展開を推進していく方針でおります。
③ 米国アパレル事業
世界のラグジュアリーデニム市場は50億米ドル超えの規模であり、2030年までの年平均成長率が2.7%と成長拡大が期待されています。Made in Japanのデニムを武器にラグジュアリーデニム市場に本格参入し、シェア拡大を狙って参ります。
④ 新規事業
既存アパレル事業の強化と同時並行で、次を担う収益事業の開発に着手しております。新たな大人世代向けカジュアルブランドの開発、The SHEL’TTER TOKYOを活用したテストマーケテイング、Belle社との靴事業開発を推進して参ります。
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