企業兼大株主トーモク東証プライム:3946】「パルプ・紙 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

(1)ガバナンス

 サステナビリティの検討・取組については、社長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、その下にサステナビリティ検討プロジェクトチーム、及びTCFD開示プロジェクトチームを設置しております。プロジェクトチームは部門横断的で多様性を重視したメンバーで構成され、検討内容をサステナビリティ委員会に報告しております。

 サステナビリティ委員会は年4回開催され、サステナビリティに関する方針の策定、施策の審議、目標の設定、並びに進捗の管理を行い、取締役会に報告しております。

(2)戦略

 当社グループは、リサイクル率・省資源性の高い段ボール事業、並びに高気密・高断熱でエネルギー効率の高さを特徴とする住宅事業を通じ、環境配慮型の事業展開を行っておりますが、環境・社会課題をリスク及び機会と捉え、企業価値と環境・社会価値の両立を図ることで、持続的に成長することを目指しております。

①気候変動

 温暖化は気候を変動させ、世界の経済・社会・環境に大きな影響を及ぼします。当社グループにおいても、持続的な成長には、温暖化の要因となっている温室効果ガス排出の削減が喫緊の課題と認識し、ステークホルダーとの信頼関係を構築するために、情報開示は必須のものと考えております。 気候変動に関する戦略については、弊社ウェブサイトの「TCFD提言に基づく情報」をご参照ください。

(URL https://www.tomoku.co.jp/group/csr/tcfd/)

②人的資本

 人材を最優先すべき資本の一つと位置付け、継続的に投資を行うことで競争力を確保することを目指し、人材育成、職場環境整備に取組んでおります。

a.人材育成方針

 当社グループは、主要事業として段ボール事業、住宅事業、運輸倉庫事業を展開するユニークなグループ企業です。

 グループ企業をまとめ、成長戦略実現の基礎となる「グループ経営理念」には、「品質」「価値」「暮らし」を包み、それをお届けするイノベーションの実現と、「包む」をコンセプトに独立自尊と積極進取の気概を持ち、High Moral、High Quality、High Returnに挑戦していくことを掲げております。グループ経営理念を追求する人材の育成が、グループの持続的な企業価値向上の基盤であると考え、人材育成に取組んでおります。

 グループ中核会社であるトーモクでは、社員が受け継いでいくカルチャーとして「トーモク スピリッツ」を掲げております。挑戦・研鑽を通じ、上下・部門の隔てなく自由闊達であり、「トーモク オリジナル」に拘るカルチャーを育て、継承していくことが、当社競争力の源泉であると考えております。

 トーモクでは、成長戦略の実現に必要な人材ポートフォリオを構築するため、3つの研修システムを柱にスキル向上・人材育成に取組んでおります。生産部門では機械設備の分解・修理技術を習得し、技能検定制度を通じ、技能向上に努めております。販売部門では変化するお客様ニーズを捉え課題解決型の提案が出来る営業力を養い、商品開発・管理部門では広く既成概念にとらわれない発想力を育成しております。また、社員一人ひとりが学び続けることで能力開発に取組めるよう、通信教育制度など自己研鑽を奨励・支援するとともに、キャリア形成・能力開発・向上を目的とした研修制度を設けております。意欲的な若手は管理職等の主要ポストに抜擢・登用する人事運営を行うなど、リーダーシップの開発・成長を促しております。

 人材育成は、社員のエンゲージメントを高め、定着・雇用の維持、離職防止にも繋がると考えています。人材育成を通じ、競争力の向上、企業価値の向上に努めてまいります。

b.職場環境整備方針

 当社グループでは、「CSR方針」「人権方針」「安全衛生方針」「グループ行動基準」等に基づき、職場環境の整備に取組んでおります。職場環境整備について当社グループが掲げる方針・規準の概要は下記のとおりです。

(人権の尊重)

 自らの事業活動が、直接的または間接的に人権に影響を及ぼす可能性があることを認識し、全ての人が生まれながらにもつ基本的権利である人権を尊重する責任を果たします。また、人種、国籍、民族、性別、宗教、信条、身上、出生、年齢、障がいの有無、性的指向、性自認等による差別を行いません。パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントをはじめ、身体的・精神的ないかなるハラスメントも行いません。

(安全な職場環境の実現)

 安全衛生活動を事業活動の基盤と捉え、安全で安心できる職場づくりを推進します。安全衛生関係法令及び安全衛生の社内規準を遵守します。リスクアセスメントを実施し「災害ゼロ」から「危険ゼロ」の職場を目指します。社員のみならず構内で働く関係者全員参加による安全衛生活動を行います。社員の自主的活動の啓蒙、社員教育及び社内広報活動による意識高揚を図ります。適切な経営資源の投入、効果的な改善の継続を行います。

(働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン)

 多様性やワークライフバランスを尊重し、社員一人ひとりが働きがいのある仕事を実現することを目指し、実現に取組みます。上下、属性、部門間の隔てなく、事由闊達なコミュニケーションが安心して出来る職場づくりに努め、組織と個人の持続的成長を実現していきます。長時間労働を削減し、多様な従業員が長く働き続けられるよう、ワークライフバランスを尊重して業務を行います。

(心身の健康維持・増進)

 企業の持続的発展は、従業員の健康が基盤と考え、一人ひとりが心身の健康の維持・増進に取組み、また、社員の健康増進を積極的に支援し、社員が満たされた社会生活をおくることを目指します。

(3)リスク管理

 サステナビリティに関するリスクについては、サステナビリティ検討プロジェクトチーム、TCFD開示プロジェクトチームでリスク分析やその重要性を評価して必要な対応策について検討し、サステナビリティ委員会で審議のうえ、必要に応じ取締役会に報告しております。特定したサステナビリティに係る重要なリスクに関しては、継続的にモニタリング・検証できる体制を構築しております。なお、サステナビリティを含むリスク全般の管理体制については「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等」をご参照ください。

(4)指標及び目標

①気候変動

 気候変動に関する指標と目標については、弊社ウェブサイトの「TCFD提言に基づく情報」をご参照ください。(URL https://www.tomoku.co.jp/group/csr/tcfd/)

②人的資本

 当社グループの中核会社であるトーモクでは、多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりです。

指 標

目 標

2022年度実績

女性従業員比率

2030年 20%

 

19.1%

 

女性管理職比率

2030年 10%

 

2.5%

 

男性育児休業等取得率

100%

 

66.7%

 

有給休暇取得率

70%

 

58.8%

 

障がい者雇用率

3%

 

2.3%

 

    (注)指標・目標・実績はトーモク単体

 女性活躍推進については、段ボール・紙器製造業という業種柄、女性従業員比率は低く、管理職登用も進んでおりませんでした。しかし、近年は女性採用の積極化により、女性従業員比率は上昇傾向にあります。また、管理職登用についても新たに導入した管理職制度の運用により、積極的な登用に取組んでおります。

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