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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループは未曾有の世界的コロナパンデミックを経験する中で、改めて自分たちの存在意義、あるべき姿を再考し、2022年に「ホスピタリティ業界にイノベーションを起こし、日本を躍動させる」というPURPOSEを制定いたしました。大きく変化した外的環境をチャンスと捉え、国内ウェディング事業に限らず、今後の日本の観光産業活性化に寄与すべく、ホテル事業を新たな成長領域として推進しております。

 当連結会計年度は、新型コロナウイルス感染症の段階的な収束に伴い、本格的業績回復へと舵を切りなおした重要な転換期となりました。パンデミックからの回復フェーズを終えて、ここから拡大フェーズへと入ります。PURPOSEの実現に向けて、長期的な企業価値向上を目指してまいります。

(2)環境及び対処すべき課題

①現状の認識

 当社グループは、当社グループを取り巻く経営環境につき、次の通り認識しております。

 国内ウェディング市場におきましては、少子化による結婚適齢期人口の減少や晩婚化を背景に緩やかに減少していくものと予想しております。さらに、コロナ禍に大幅に減少した国内における婚姻組数の回復も一定の時間を要すると見込んでおります。

 また、新型コロナ感染症の長期化の影響による国内ウェディング事業者の経営状態の悪化により、中小規模の事業者を中心に事業者及び挙式会場の淘汰が今後加速すると予測しております。

 当連結会計年度の当社グループにおいては、新型コロナウイルス感染症に対する消費者心理の好転もあり、挙式日の延期やキャンセルが大幅に減少し、業績は大幅に回復いたしました。しかしながら、受注件数の回復にはまだ時間を要するものと予測しております。一方、婚礼単価は順調に回復しており、業績回復の一因となっております。

 ホテル事業におきましては、コロナ禍の出入国制限がなくなり、また、大幅な円安の影響もあり訪日外国人旅行者が増加しております。この影響により国内におけるホテルの宿泊稼働率、宿泊単価は共に上昇しております。当社グループのTRUNK(HOTEL)におきましても、宿泊利用者の外国人比率が高いこともあり、業績は堅調に推移しております。一方、外資系ホテルチェーン等による、新たなホテル開発が進んでおり供給面において競争環境が激しくなると予想しております。

②課題への対応

 少子化や晩婚化による市場の縮小、コロナ禍における婚礼組数減少からの回復の遅れ等による、国内ウェディング事業の環境の悪化に対しては、次のとおり対応してまいります。

・適切な営業投資と、高付加価値の商品・サービスの提供による一層の差別化により、市場シェアを拡大し、受注件数の維持・増加を図る。

・他社のホテルからの結婚式場の運営受託を強化する。

・内製率の向上や、コロナ禍に合理化を進めたコスト構造の維持することにより収益を確保する。

 ホテル事業におきましては、2024年3月期には、渋谷(東京都)の富ヶ谷にTRUNK(HOTEL)YOYOGI PARKの開業を予定しており、引き続き外国人宿泊客を中心とした需要を取り込んでまいります。当社グループは、店舗ごとに異なるコンセプトを持ち、高いデザイン性と独自性の高い付加価値を持った高単価なホテルであるブティックホテル市場を創出していくことで他社との差別化を図ってまいります。

 大きく変化した外的環境をチャンスと捉え、国内ウェディング事業に限らず、ホテル事業を新たな成長領域として取り組んでまいります。

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