企業兼大株主タイガースポリマー東証スタンダード:4231】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの研究開発活動の特徴は、ゴム・プラスチック製品を開発するためのコア技術(材料、加工、金型、設備)を自社内に持ち、解析技術を駆使することにより、開発スピードと信頼性を高めています。また、コア技術と新たな技術を融合させることにより、独自の製品をタイムリーに提供しています。特に、次世代自動車、エネルギー、情報通信、環境対応など新しい技術を必要とする分野に積極的にチャレンジしております。また、工場生産設備の自社設計やコストダウンを目的とした研究開発活動にも取り組んでおります。

 グループとして効率的に研究開発活動を行うため、研究開発員は原則として日本の開発研究所に集中しております。

 当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費は1,118,459千円(前期比35,362千円 3.3%増加)であります。

① ホース部門

 掃除機・洗濯機・エアコンなどの家電用ホースは、グローバル化によりその地域特有の顧客要求に合わせた製品開発を実施し、海外生産体制を構築しています。また、新たな成形方法を開発し、コスト競争力を高めた製品も提案しています。産業用ホースは、独自のホース成形加工技術と原材料の配合技術をもとに、土木建築や一般産業分野などの多様化する顧客ニーズに対応した製品開発を進めています。今年度は、高まる安全性ニーズへの対応として高レベル難燃性製品の開発や持続的な資源循環を見据えた製品の開発を推進しています

② ゴムシート部門

 ゴムシートは、家電、自動車、産業資材等の幅広い分野に対応したゴムシート、ゴムマットの製品開発を行っています。車載品用途やEV充電スタンド、エアコン等に使用される半導体部品のコンデンサー用パッキン材料など、顧客ニーズに対応した製品を提供しています。また、環境に配慮した製品開発では、近年注目されているバイオマス素材を使ったゴムシートや特定化学物質MOCAを使用しないウレタンゴムシートの製品開発を推進しています。

③ 成形品部門

 自動車部品開発においては、カーボンニュートラルを目的とした次世代自動車(電気自動車、燃料電池車など)の開発スピードが以前より急速に進行してきています。当社は、それらに対応するため、新たに組織の再編を行い、素材研究から電動化部品の研究開発を行い、顧客に提案することにより新規部品の受注を目指しています。また、カーボンニュートラルへの貢献としては、精密樹脂成形技術、スーパーエンプラを生かした金属からの代替、軽量化設計を行うことにより色々な部品に採用されてきています。生産部門においても、自動化技術を取り入れた最適工程の構築、AI技術の採用やIoT技術を取り入れた生産性の効率化を推進しています。

 押出製品は、独自の配合技術と成形技術により、シリコーンゴム、フッ素ゴム及び様々な熱可塑性エラストマーを用いたチューブや異形品をラインナップし、これらの新製品開発や改良を進めています。今年度は、環境に配慮したバイオマスチューブを上市し、リチウムイオン電池製造用パッキンなどが採用され、評価を頂いています。

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