企業兼大株主ソフト99コーポレーション東証スタンダード:4464】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 当社グループは多様化、高度化、精密化した顧客ニーズに対応していくため、ファインケミカル事業とポーラスマテリアル事業にて製品の研究開発を進めております。

 当連結会計年度における各事業別の研究開発活動の状況及び研究開発費の金額は次のとおりであります。

 なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は、658百万円であります。

(ファインケミカル)

 当事業における当連結会計年度の研究開発費は354百万円となっております。

 主な研究成果は次のとおりであります。

(1)自動車ボディ・ガラス

①ALAUNEN バチバチアップ ウォッシュ&コート

 「ワクワクするような洗車体験の提供」をコンセプトに開発された洗車用品ブランド「ALAUNEN(アラウネン)」シリーズから強力な撥水性を発揮するコーティング剤を発売しました。コーティング剤としてガラスとボディの撥水を可能にするだけでなく、シャンプーのように洗車もできる二刀流アイテムです。シャンプーでは約2か月、液剤を直接塗り込むコーティングでは約3か月強力な撥水性能を発揮します。

②イケ黒 未塗装樹脂&ゴム光沢復活材

 未塗装樹脂の光沢復活材としては販売しておりました「ブラックパーツワン」を用途・性能ともに改良した新製品を発売いたしました。硬質・軟質問わず高い密着性の新処方によりゴムパーツにも施工可能になりました。さらに耐久期間も大幅に向上し未塗装樹脂面では約12か月の超耐久性を実現し長期にわたって愛車の美観を維持します。車だけでなくバイクの未塗装樹脂とゴムパーツにも使用可能で幅広いユーザーに愛用いただける製品です。

③ルームピア 車内のシャンプー

 より快適な車内環境の実現を提案するルームケア用品「ルームピア」シリーズから、“車内も洗車”をコンセプトに開発されたマルチルームクリーニングシャンプーを発売しました。ホコリや手垢のような目に見える汚れだけでなく、汗汚れのような目に見えない汚れや菌・ウイルス・ニオイも取り除くことが可能で、“水洗いできない内装を丸洗いできる”新たな車内お手入れ用シャンプーです。

(2)自転車ボディ

①velоgue タフガード メンテナンスリキッド

 高機能と作業性の良さを両立した自転車専用の超高硬度ガラス系コート剤「velоgue タフガード」からユーザーご自身がメンテナンスできる製品を発売しました。スプレーしたクロスで拭き上げるだけで手軽にシリコーン被膜によるスムーズな肌触りとスピーディな水切れ効果を発揮します。

(3)開発テーマ関連

①代替処方開発

 化学規制への対応は、当社にとって製品の安全性・品質を維持し、ユーザーの皆様に安心してご使用いただくために極めて重要であると認識しており、これに伴う代替処方の検討を含めた各種対応を進めております。当連結会計年度には、一部のメガネケア製品において代替処方対応を実施いたしました。今後も、長期にわたりご使用いただける製品を提供するため、持続的な対応を進めてまいります。

 当連結会計年度において、特許出願数、実用新案出願数はありませんでした。

 当事業の研究開発活動は合計9名で行っております。

(ポーラスマテリアル)

 当事業における当連結会計年度の研究開発費は303百万円となっております。

 主な研究成果は次のとおりであります。

(1)メディカル関連

 クラスⅠの商品開発は、医療機器としての登録を行い、医師による評価と改良を継続しています。また、クラスⅡは商品化に必要な8項目の生物学的安全性試験を実施し、6項目のデータ取得まで完了しています。残り2項目のデータ取得後、安定性試験を実施し、医療機器申請を行う予定です。

(2)半導体用洗浄関連

 Break-in時間の短縮や洗浄性能を向上させるため、ブラシローラーの構造変更や洗浄方法等の改良について検討を進めています。重要顧客の量産部門から同部門で抱えている課題解決を求められ、継続的改善活動を実施しています

(3)新規テーマ関連

 大学とは下記の共同研究を実施しています。

 ・硬脆材料用研磨材の開発:SiC基板だけではなく、他材料でも砥粒レス研磨が可能であることが確認できたため、効率を向上させる研究開発を継続します。

 ・医療系に向けたPVAスポンジへの機能付与:遺伝子検査に有効と思われる機能性付与技術の効果が確認できたため、その医用応用に向けた研究開発を継続します。

 ・脱窒処理用担体の開発:嫌気性処理用担体として使用できる可能性が確認できたため、再現性の確認と実用化に向けた課題抽出のため嫌気性処理評価を継続します。並行して量産化に向けた製造技術の検討も開始しました。

(4)HD用研磨材関連

 HD基板の薄肉化に伴い、ユーザー毎に異なる改善要求を受け、砥石の開発、提案、及び、品質安定化の取組みを続けています。複数のユーザーで砥石のライフタイム延長が確認され、顧客でのコストダウンと廃棄物削減効果が期待されています。また、一部ユーザーから増産要請を受け、増産体制の構築に向けた取組を進めています。

(5)生活資材関連

 「STTA」ブランドを活用した新企画を立案中です。

 当連結会計年度において、特許出願1件、特許登録2件、実用新案出願1件、実用新案登録1件となりました。

 当事業の研究開発活動は合計26名で行っております。

PR
検索