企業ソフトマックス東証グロース:3671】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。

(1) 経営方針

<経営理念>顧客の成功と利益

情報技術を駆使し、高品質かつ柔軟性・拡張性のあるシステム構築を通して、お客様に最適なソリューション   を提供するトータルなシステムインテグレーションサービスを実現します。

<基本方針>

①品質及びサービスの向上

当社は、提供するシステムを安心してご利用いただくため、国際品質保証規格「ISO9001」、情報セキュリティの認証規格「ISO27001」を取得しております。また「プライバシーマーク」を取得し、個人情報保護方針を定め適切かつ的確な個人情報保護の管理を実施し、お客様の信頼にお応えしております。当社はこれからも、より高品質なシステム開発とサービス提供の維持向上に取り組んでまいります。

②お客様と共にさらなる成長

当社は1974年1月の設立以来、「顧客第一主義」をモットーに事業の運営を行ってまいりました。2001年1月に現社名へ商号変更し、2013年3月には東京証券取引所マザーズに上場(2022年4月グロース市場へ移行)いたしました。お客様と共にさらなる成長を続ける為に、お客様のニーズに適応できる体制づくりを推進し、これからも迅速な意思決定・業務執行を図ってまいります。

③社会変化への対応及び貢献

社会は常に変化し、その変化の中でIT技術は極めて重要な役割を担っています。社会に貢献し、企業価値を高め、存在意義のある企業をあるべき姿として捉え、これからも積極的に社会変化に対応した新分野にチャレンジしてまいります。

(2) 経営環境

わが国の医療分野のICT化が進展していく中、当社は医療情報システムを事業の柱として、市場の成長をとらえた事業の推進を図ってまいりました。近年、医療機関の経営はより一層の効率化と質の高い医療サービスの提供が求められており、医療情報システムの役割も、単なる診療データの記録という一次的な利用だけでなく、医療従事者の働き方改革による負担軽減、また医療情報の共有化によるデータの統計・分析など、二次利用(データの利活用)へも繋がっております。昨今医療機関では、ICT等を活用したDXの推進が喫緊の課題となっており、当社のWeb型電子カルテをはじめとした医療情報システムは、その根幹となるシステムとして益々重要性が増しております。医療情報の共有化と地域医療連携による質の高い医療の提供を目指す上では、当社のクラウドをベースとしたWeb型システムは、広域ならびにグループにおける医療情報の連携を容易にすることで貢献します。

(3) 優先的に対処すべき事業上の課題

①品質、お客様満足度の向上

 当社は長年蓄積されたノウハウを活かし、医療機関のニーズに応え、また国の医療政策に適応すべく、システムの開発、機能強化を進めてまいりました。今後も、顧客ニーズに適合したさらなる品質の向上を図るとともに、生成AI等の新しい技術の研究に取り組み、安全性と信頼性のある製品の提供に努めてまいります。またシステム稼働後の保守サービス体制を強化し、変化する顧客ニーズと医療機関を取り巻く環境に十分応えられる専門性の高いカスタマーサービスを行い、「お客様満足度向上委員会」を中心に全社一丸となってお客様の満足度を高めてまいります。

②営業基盤、導入体制の強化

 当社は、営業基盤の強化、導入サポート技術部門の強化等、全国の医療機関へサービスを提供できる拠点の整備を行うことで、営業活動及びアフターサービスの充実と、新規顧客獲得における戦略的な営業展開を図ってまいります。また独創性を市場にアピールできるクラウド型システムの提案を積極的に展開し、市場シェアの拡大に取り組みます。導入作業に関しては、作業の標準化・効率化を図るとともに、他社との提携をなお一層推進してまいります。併せて、生産性の向上を図るため、それぞれの課題の共有を円滑に行うことのできる横断的かつ即時性のある組織を目指し、組織の再編を進めてまいります。

③医療DX推進における機能強化

「PlusUsシリーズ」において、診療支援機能の強化、診療報酬請求業務の効率化を目指します。

電子カルテシステム

 電子カルテシステムを用いた医師の処方指示の際、その処方内容から想定される候補病名を情報として提示する診療支援機能開発を計画しております。これにより、医師の診察時における病名登録の効率化が期待されます。

 また生成AIを活用した文書作成支援(診療情報提供書、退院サマリ等)の研究を開始しております。電子カルテに入力された患者の診療録情報を、生成AIの言語処理によるサマリ化等を行うことで、医療文書作成における医療従事者の作業時間短縮を目指してまいります。

医事会計システム

電子カルテに記録された診療情報をもとに、医事会計システムで作成するレセプト業務において、レセプトデータ作成にあたり、必要な病名の登録有無を即座にチェックし、その候補病名を情報として提示する診療報酬請求業務支援機能開発を計画しております。これにより医療事務従事者の病名確認作業の時間を軽減し、また医師の病名登録業務の効率化を目指してまいります。

④人材の採用、育成

 医療情報システムへのニーズの拡大に伴う新規導入案件の増加に対応するには、開発、技術、営業各部門の人材の確保が必要不可欠となります。今後とも、積極的な採用活動による人員の増強を図ってまいります。

 また社内においては、労働環境の向上をより一層進めつつ、人材の適正配置による企業基盤の強化に努めるとともに、社員一人一人のやりがいや達成感を重視した教育を実践してまいります。

 さらに医療DXに関する理解を深めるための専門の部署を設け、新しい情報を遅滞なく全体で共有、学習するとともに、サービスの多様化やシステムの機能拡張へ対応すべく、社員の知識・スキル向上に必要な環境を整備することで、顧客ニーズに応えられる価値ある人材の育成に努めてまいります。

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