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【東証プライム:9987】「卸売業」
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企業概要
当社グループにおけるヘルスケア製品開発事業として、㈱三和化学研究所において医療用医薬品の研究開発活動を推進しております。ワンストップソリューションの起点として機能するために、2025年度までに開発テーマ4本以上を獲得し、見過ごされた医療ニーズを満たす治療薬を早く創出することをミッションとして、「開発テーマの着実な推進」、「導入活動の推進による臨床後期開発品の獲得」、「研究テーマの早期開発テーマ化」、「外部連携の推進による創薬パイプラインの充実」の基本方針のもと、研究開発活動を推進しております。
当連結会計年度における研究開発スタッフは150人であり、研究開発費の総額は3,523百万円であります。なお、研究の主要課題及び成果は次のとおりであります。
(1)先端巨大症および神経内分泌腫瘍治療薬SK-5307(Paltusotine)の開発推進
米国のCrinetics Pharmaceuticals, Inc.(クリネティクス社)が、先端巨大症・神経内分泌腫瘍治療薬として開発中のPaltusotineについて、2022年2月に日本における独占的な開発/商業化権のライセンス契約を締結しました。2023年6月に第Ⅰ相試験を終了し、2023年10月に先端巨大症および下垂体性巨大症患者を対象とした第Ⅱ/Ⅲ相試験の治験届を提出しました。2024年3月から被験者に対する治験薬投与を実施しております。
(2)歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)治療薬SK-2407(ATN1-ASO)の開発推進
2019年3月より日産化学株式会社とアンチセンス核酸創薬共同研究を進め、脊髄小脳変性症の1種である歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)を対象としたアンチセンス核酸(ASO)を創製しました。2025年3月に同社と共同開発契約を締結し、臨床試験の前段階となる非臨床試験の準備を開始しました。
(3)OSDrC(有核打錠技術)事業の着実な推進
上市済みの4製品について、ロイヤルティー収入を獲得しております。
OSDrC技術を用いた新規受託製造の可能性について、国内外の医療用医薬品メーカーに対して情報提供を継続しております。2024年11月に医薬品製造受託機関(CMO)との間で受託テーマ獲得及び研究開発・生産活動に関する共同事業化契約を締結し、営業活動及び調査活動を継続的に実施しております。
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