企業ジャパンクラフトホールディングス東証スタンダード:7135】「小売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)サステナビリティに関する考え方

 

サステナビリティ基本方針

 

私たちは経営理念として「『手づくり』を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ」を掲げています。手づくりの喜びと幸せをあらゆる世代のお客様にお届けし、手づくりを通して世代や地域を越えて人と人を結ぶお手伝いをするとともに、この尊い手づくり文化を継承し、地域社会・環境の持続可能な社会の実現に貢献します。

 

環境

・手づくり文化や繕う文化の裾野を広げることで、リユースやリメイクなど「ものを長く使うこと」、

「ものを大切に使うこと」から環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に貢献します。

・創業の心である「信用」を大切に、安心・安全な商品・サービスを提供します。

・地球環境に配慮し、企業活動に伴う環境負荷の低減に取組みます。

 

社会

・多様な価値観を尊重し、働き甲斐のある職場を実現します。

・全ての従業員が健康で安心して働ける職場環境を実現します。

・全国展開する店舗網を活かし、手づくりを通して地域・社会とのつながりを大切にします。

 

ガバナンス

・監査等委員会設置会社としての法的枠組みに加え、任意の指名・報酬委員会を設置し、実効性のあるコーポレート・ガバナンス体制を確立します。

・法令を順守しステークホルダーから信頼される企業であることを基本とし、内部統制の継続的な改善を図ります。

・経営陣による適切なリスクテイクを支える環境の整備に取組みます。

 

(2)ガバナンス

 当社では、コーポレート・ガバナンスを経営統治機能と位置づけ、企業価値を継続的に高めていくために必要不可欠な機能であると考えております。当社は取締役会の取締役11名に対して4名の社外取締役で構成されており、社外からの客観的意見を重視し意思決定を行う体制としております。さらに、執行権限及び執行責任の明確化のため、執行役員制度も導入しており、監督と執行の分離による実効的なコーポレート・ガバナンスを推進し、持続的な成長を実現し、企業価値を継続的に高めていきたいと考えております。

 なお、詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。

(3)戦略

① 重要課題

 当社グループは、サステナビリティ基本方針に基づき、5つの重要課題を特定しております。

② 取組み状況

 イ.環境負荷の低減

 当社グループでの取扱い商材として、自然由来の材料やプロセスに特化した「mori to ito」シリーズや工場の残糸を利用した生地、オーガニックコットンや天然ゴムを使用した和洋裁材料など、環境に配慮した素材を積極的に導入するとともに、リメイク関連書籍の発行や、店舗においては補修に係る資材・素材・道具をコーナー展開することによりサステナブルな生活の提案を実施しております。廃棄物削減に向けた取組みとしては、ハギレ(生地の裁断により発生する端布)を活用したワークショップの展開や、廃棄となった資材を社会福祉法人やNPO法人に提供することによりアップサイクルして社会へ還元する活動を支援しております。

 ロ.ワークライフバランスと健康経営の推進

 子会社である藤久では、2021年7月より新たな社員区分として地域限定社員制度を導入し、個々のライフスタイルにより地域に根差した働き方を選択でき、また、地域限定社員であっても職能に応じて管理職まで昇格できる制度とし、目標管理に基づく評価制度とともに運用しております。また、安全衛生委員会を中心に、従業員の健康維持・増進に向けて、感染症対策や熱中症対策など季節的なテーマや食生活・運動に関するテーマなど様々な観点から検討を行い、これを社内へ周知するとともに、年次有給休暇の取得率向上や長時間労働の削減に向けた呼びかけを定期的に発信しております。

 ハ.人材の多様性確保と育成

 当社グループは、性別、年齢、国籍等を問わず様々なルートで採用活動を実施するとともに、スタッフから社員への登用制度や65歳以上の高齢者雇用制度を設け、多様な人材を確保し育成する環境を整備しております。

 二.地域社会との共生と手づくり文化の継承

 当社グループ内の催事場や店舗が所属する本体施設の催事場、地域の道の駅等を利用した作品展やマルシェイベントの主催、地域イベントへの出張講習により、手づくりの喜びをより多くの人々へ届けるための活動を展開しております。子会社である日本ヴォーグ社では、本社ビルギャラリーにおいて、日本手芸普及協会による作品展や世界各国の手芸品を集めた展示会など種々のイベントを開催し、年間を通して多くの方が参加しております。また、本社ビル近隣の公立図書館と連携し、ワークショップの開催や自社所有資料の貸出し等を実施しております。

 ホ.コーポレート・ガバナンスの実効性確保とグループ内部統制の推進

 中長期的な企業価値向上の観点から、サステナビリティに関する基本方針や重要課題の特定、具体的な取組みの状況について取締役会で決定、確認することによりその実効性を確保しております。内部統制については、会社法及び金融商品取引法に基づき必要な体制を構築するとともに、監査部門とも連携しながら定期的に運用状況を確認し、必要に応じて見直しを実施しております。

③ 人的資本、多様性について

 イ.人材育成の方針

 当社グループは、「『手づくり』を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ」を企業理念としております。当理念のもと、当社グループの多様な人材がお互いを尊重し、熱意と使命感を持って働くことを指針としております。多様な経験、知識、価値観を持つ人材が当社の持続的な成長に欠かせないとの認識のもと、性別、国籍、年齢、採用ルート等を問わず積極的な採用及び登用に取組むとともに、女性活躍の促進に向けた取組みを継続してまいります。

 当社グループは、グループ経営理念・ビジョン・行動指針のもと、グループ各社の経緯に基づく経営理念も尊重し、それらの基盤を軸として自ら考え主体的に行動できる人材を育成します。当社グループの全ての従業員に働く意義、意味を提供し、やりがいを持って働き達成感を得ることで成長を促進するとともに、専門分野における適性を活かし「好きなこと・得意なこと」を追求できる環境を整備し専門知識、スキルの向上を促進します。

 ロ.社内環境整備の方針

 当社グループでは、サステナビリティ基本方針として、全ての従業員が健康で安心して働ける職場環境の実現を掲げ、ワークライフバランスと健康経営の推進に向けた取組みを推進してまいります。従業員がいきいきと活躍できるような職場環境を目指し、女性従業員や障がいのある従業員の活躍促進をしております。またワークライフバランスに配慮し、半日年次有給休暇に加え、時間単位の年次有給休暇制度を導入するなど有給休暇の取得促進を図っており、出産・育児休業・介護休業等、各種支援制度の整備を進めております。

(4)リスク管理

 当社は、リスク管理を経営上の重要な活動と認識しており、各種のリスクに対応すべく、リスク管理体制の基礎として「リスク管理規程」を制定し、同規程に基づき個々のリスクを認識し、その把握と管理責任者を決定し、管理体制を構築しております。なお、詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。

(5)指標及び目標

 現状では、人材の育成方針及び社内環境整備に関する方針における、定量的な指標及びその目標値について明確化できておりませんが、実績については、「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」において記載しております。なお、今後人材育成及び社内環境整備に取組んでいく過程で、適切な指標を定め、経営戦略に応じた目標値を設定のうえ、その実績を開示してまいります。

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