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企業概要

 当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果および研究開発費は次のとおりであります。

(全社(共通))

 当社のグループ子会社であるRenzoku Biologics株式会社は、医薬品製造・製造開発受託業(CDMО)として、多品目にわたる先進的な医薬品を、低価格・高品質かつ安定的に製造し、医療と人々の健康に貢献することを目指しております。同社は、第1相臨床試験から商用製造まで対応可能な抗体医薬品原薬の先進的な生産技術について積極的に研究開発活動を展開しており、その技術戦略の核となるのは、細胞の灌流培養および灌流培養に適した細胞株の開発と、マルチカラム・クロマトグラフィーを活用した精製プロセスを含む連続生産技術であります。連続生産技術の開発においては、細胞培養工程と抗体精製工程を連結し、インラインでのサンプリングおよび品質モニタリング技術を組み合わせることで、小規模なフットプリントで多品目対応可能なモノクローナル抗体製造ラインの構築に注力しております。同社は、神奈川県川崎市に中核的研究拠点をもち、以下の活動を行っております。

・細胞培養および精製プロセスの開発:小スケールでの灌流培養評価のための完全自動化培養装置を、クロマトグラフィー装置と接続し、連続製造プロセスの開発および製造スケールのシミュレーションを実施します。

・細胞株の開発:設備は2025年度第2四半期に導入する計画です。抗体の遺伝子を宿主細胞ゲノムの特定の領域に挿入し、最適化した細胞スクリーニング方法を用いることによって、生産性と安定性を向上させた灌流培養向けの宿主細胞を構築します。

・分析技術の開発:設備は2025年度第2四半期に設置する計画です。プロセス開発過程内の抗体品質分析に加え、製造ライン向けの自動化検討およびインライン分析技術の開発を行います。

 以上の取り組みのための研究拠点の開設準備等への諸費用により、当連結会計年度の研究開発費は482百万円となりました。

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