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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)基本理念・経営方針

 当社は以下を経営理念として、社会や顧客の更なる発展に貢献し続けていくことを目指しております。

 経営理念

 社会への貢献

 私たちは、コンピュータシステムによる情報技術の推進を通して、豊かな社会の発展に貢献します。

 顧客サービス向上

 私たちは、常にお客様のニーズにすばやく対応し、ベストソリューションの提供とサービス向上を通して、お客様と確かな信頼関係を築きます。

 価値の共有

 私たちは、健全な企業活動を通して、株主と価値を分かち合いながら社員の能力を十分発揮できる環境と幸福で豊かなライフステージの創出に努めます。

 また、「至誠と創造」という社是のもと、社員一人ひとりが顧客や株主をはじめとするあらゆるステークホルダーに対して誠実に接するとともに、独立系のシステムインテグレーターとして自由な発想で新たな価値を創造していきます。

(2)中長期的な経営戦略

 当社グループは経営理念および社是に基づいた経営を確実なものにするため、中期経営計画 ローリングプラン(2024年6月期~2026年6月期)を策定しております。

 当計画では中期テーマとして「成長と更なるイノベーションの創出」、基本方針として「顧客・社会のDX推進の基盤となるサービスの拡充」「多様な人材の成長と活躍」「ESG経営の強化」を掲げました。業績目標の達成とともに、高い水準のガバナンスやサステナビリティへの取り組みを強化してまいります。

 中期経営計画 ローリングプラン(2024年6月期~2026年6月期)での中期テーマと基本方針

(3)経営環境

 今後につきましては、ロシアによるウクライナ侵攻及び原油をはじめとした物価の高騰、円安の急激な進行等の影響が懸念され、経済環境は不透明な状況にあります。一方で、企業における競争力と成長力の強化に向けたデジタル革命や業務効率化などへの取り組みは継続されると考えられることから、IT投資は拡大するものと判断しております。なお、新型コロナウイルス感染症の当社グループの事業への影響は、当連結会計年度においては軽微であり、今後もその状況に大幅な変化はないものと仮定し業績予想に織り込んでおります。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 こうした経営環境に的確に対応すべく、当社グループでは中期経営計画ローリングプラン(2024年6月期~2026年6月期)を策定しました。当社グループでは「成長と更なるイノベーションの創出」を中期テーマとして掲げ、以下の課題認識のもと諸施策を実行し、企業価値の向上を目指してまいります。

 また、経営環境ならびに上記の経営方針及び経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。

①顧客・社会のDX推進の基盤となるサービスの拡充

・クラウドインテグレーション事業への注力

 本事業の主力であるAWS、Microsoft Azure、Google CloudおよびServiceNowを中心に、クラウド移行や移行後の最適化の利用支援を行うほか、海外のクラウドサービスについて、いち早く日本市場で事業化し新規顧客の獲得を図ります。当社グループでは、クラウド関連の技術者育成に積極的に投資し、クラウドベンダーから技術資格の受賞や認定の実績を積むことで関係を強化、顧客紹介を受けることで継続的な受注確保を目指します。

・新規事業へのチャレンジ

 当社グループの技術力を活かしたサービス展開を企画、検討し新規事業へのチャレンジを継続的に行うことで、社会や顧客のDXを支援してまいります。

・品質・生産性向上の取り組み

 当社グループが顧客から信頼を受け選ばれ続けるために、プロセスの標準化による高い品質と生産性の確保が重要な課題であると認識しております。当社グループではサービスの品質・生産性の向上のため、各プロジェクトに対し品質・期間・コスト・リスクコントロールの観点からプロジェクトマネジメントの強化を実施し、不採算案件の減少と継続的な品質の向上を図ってまいります。

②多様な人材の成長と活躍

・人材の確保

 当社グループのサービス提供を支える優秀な人材を確保することは重要な課題と認識しており、高度な技術力や顧客との折衝能力、プロジェクトマネジメント力などを備えた技術者の積極的な採用を実施してまいります。技術者採用においては、資格保有者数などによるブランディングや働きやすい環境の整備などにより他社との差別化を図ることで、優秀な人材の確保に努めてまいります。

・スペシャリストの育成

 当社グループの継続的事業展開と発展を支える高度な専門技術を持った人材を継続的に育成するため、技術向上に関連する投資を推し進め、競合他社との差別化及び新たな価値を創出してまいります。具体的には、戦略的に従業員の資格取得を推進するほか、プロジェクト管理などのマネジメント能力の強化につながる教育を継続的に行ってまいります。

・給与水準向上、働きやすい環境の整備

 優秀な人材を確保するため、当社グループでは給与水準の向上を図るとともに、女性従業員比率、従業員一人当たり総労働時間、男性従業員における育休取得率等の改善を行い働きやすい環境の整備を行ってまいります。

③ESG経営の強化

DX推進の機運が高まる昨今、当社グループに求められているのは、ITサービスによる課題解決にとどまらず、ITサービスによる変革やDX人材の育成であると考えております。

 当社グループでは、ITサービス提供を通じた新たな価値の創出はもちろんのこと、事業の成長の源泉である多様な人材の成長と活躍、また社内外でのDX人材の育成に積極的に取り組んでまいります。同時に健全な企業経営や地球環境の保全等に努めることで、ステークホルダーとの相互発展およびサステナブルな社会への貢献を目指します。

(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、成長途上の段階にあると認識しており、事業規模・収益性を重視した経営指標を設定し、これらの達成を目指してまいります。中期経営計画 ローリングプラン(2024年6月期~2026年6月期)では、「売上高26,805百万円以上」「営業利益2,407百万円以上」「営業利益率9.0%以上」を掲げています。

 

2023年6月期

2024年6月期

(目標値)

 

2026年6月期

(中計値)

売上高

19,267百万円

21,784百万円

 

26,805百万円

営業利益

1,456百万円

1,763百万円

 

2,407百万円

売上高営業利益率

7.6%

8.1%

 

9.0%

(注)2024年6月期における目標値および2026年6月期における中計値は当連結会計年度末において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。

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