カネミツ 【東証スタンダード:7208】「輸送用機器」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針および経営戦略等
当社グループは「カネミツは技術を尊び技術でOnly-Oneを目指す」「カネミツはOnly-One技術で安全と環境に貢献する」を経営理念とし、創業以来、技術開発型志向の経営により、独自の塑性加工技術を活かしたオンリーワン製品の開発に取り組み、主力製品である自動車用鋼板製プーリならびにプーリ事業で培った技術を応用した製品の製造、販売を通じて、自動車業界発展の一翼を担うとともに、企業倫理を遵守して社会的責任を果たすことにより、株主、取引先、従業員、関係先等全てのステークホルダーにとって存在価値のある企業を目指していきたいと考えております。
(2)経営上の目標を達成するための客観的な指標
当社グループが更なる飛躍を遂げるためには、継続的な成長投資と新商品の研究開発を支えるための売上と利益の確保が不可欠であると考えております。2020年4月から3ヶ年の第8次中期経営計画の骨子では、売上高、ROEを経営上の目標を達成するための客観的な経営目標として設定しました。また2023年4月から3ヶ年の第9次中期経営計画の骨子では、売上高、営業利益、ROEを経営上の目標を達成するための客観的な経営目標として設定しております。
(3)経営環境
当社グループでは、自動車部品の売上高に占める比率が大半を占めることから、自動車業界の動向が経営を大きく左右する構造となっております。その自動車業界では、半導体の供給不足、資源大国であるロシア・ウクライナ問題等により、先行不透明な状況にあります。また、カーボンニュートラルを目指す動きは世界的に拡大し、電動化へのシフトは急速に加速しております。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、2023年4月から2026年3月までの3ヵ年の第9次中期経営計画への取り組みであります。
第9次中期経営計画
(スローガン)
『新しい世界に挑戦していきます』
1.カーボンニュートラルへの取り組み
(1)Scope1、2の取り組み
2026年3月期 CO2排出量原単位を35%削減(提出会社 2014年3月期対比)
(2014年3月期 CO2排出量原単位 0.688 ton/百万円、原単位:CO2排出量/売上)
・生産効率向上 ・KAVS(注)の活用拡大 ・再生可能エネルギーの活用
・スクラップの有効活用 等
(2)Scope3の取り組み
・ネットシェイプ技術による軽量化 ・自動車向けxEV部品の拡販による削減貢献量拡大 等
2.社会的課題への取り組み
(1)ダイバーシティ経営の推進
(2)サイバーセキュリティへの取り組み
(3)地域との共生活動
3.事業戦略
(1)プーリ事業での収益向上
(2)プーリ外商品の事業拡大
・プーリ外商品(自動車向けxEV部品、トランスミッション部品)の国内外での拡販
・モーターコア商品の国内での拡販
・ロボット、農機、建機部品等の開発と拡販
・B to C 商品の事業化
(3)開発型企業への発展
・KAVSの深化と活用拡大
4.定量目標(2026年3月期)
連結売上高 11,500百万円
連結営業利益 500百万円
ROE 4.4%
(注)KAVSとは、Kanemitsu Virtual Analysis Simulationの略で、シミュレーション設計開発システムのことをいいます。
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