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企業概要

 研究開発活動においては、「声とともに便利で楽しい未来を創造する。」をビジョンに掲げ、音声事業とCRM事業において研究開発を進めております。

 当連結会計年度においては、音声合成技術の開発、音声認識技術の開発、「音のAI検査」技術の開発、Visionary Cloudの開発等を実施いたしました。

 当連結会計年度における研究開発費の総額は97,632千円であり、セグメント別の内訳は、音声事業に係る研究開発費72,860千円、CRM事業に係る研究開発費24,772千円であります。なお、その他事業に係る研究開発費は発生しておりません。

 当連結会計年度の研究開発活動の状況は、以下のとおりとなります。

 音声事業

 音声事業の研究開発内容

①AITalk®の品質向上

 日本語音声合成エンジンAITalk®の品質向上として、「日本語言語解析の精度向上」及び「DNN音声合成の品質向上」について、以下の取り組みを実施しました

ⅰ.日本語言語解析の精度向上

 日本語言語解析の品質の基本となる言語辞書の継続的な品質向上、機械学習を用いた読み分け処理の高精度化などに取り組みました。これらの取り組みは、「ⅱ.DNN音声合成の品質向上」の研究成果と組み合わせることにより、合成音声の自然性の向上を実現します。

ⅱ.DNN音声合成の品質向上

 最新のニューラルボコーダ技術を取り入れた高品質な音声合成の研究開発として、音響特徴量を生成するニューラルネットワークの改善を実施し、更に自然な音声を生成できるようになりました。本成果は、AITalk®6製品・サービスで利用していきます。

②AITalk®6製品・サービスの開発

 新世代DNN音声合成エンジン「AITalk®6」の製品・サービスの開発を実施し、サーバー型エンジン「AITalk®6 Server」、法人向けナレーション作成ソフト「AITalk®6声の職人®」、希望の話者のAI音声化を実現する法人向けサービス「AITalk® Custom Voice®」の最新版の提供を開始しました。

③コンシューマー向け音声合成ソフトウエアA.I.VOICE®2の開発

2023年12月より発売開始したコンシューマー向け音声合成ソフトウエア「A.I.VOICE®2」の開発を行い、「タンゲコトエ」、「紡乃世詞音」、「RIA」、「青山龍星」、「夜語トバリ」、「式狼縁・式大元」、「羽ノ華」、「音街ウナ」、「来果」などのキャラクターの販売を開始しました。

④音声認識技術の開発

 音声合成・音声認識を一体化した「組み込み型音声対話フレームワーク」の開発を行い、評価版の提供を開始しました。これは、アプリケーションやサービスに対して音声での入出力を可能にする組み込み型SDKで、音声合成と音声認識のユーザー単語辞書の共通化などの特徴があります。また、音声認識の基本性能を向上させるための音声認識モデルの開発を実施しました。

⑤「音のAI検査」技術の開発

 製品や機器の発する音を機械学習させることで、その異常音を検知して故障や劣化などを即座に検出する「音のAI検査」技術の開発を行い、Windows版およびLinux版SDKの最新版を開発しました。また、このSDKを利用して「音のAI検査」をより簡単にご利用いただくための異常検知ソフトウエア「vGate Aispect®」の最新版の提供を開始しました。

 音声事業の研究開発体制

 音声事業の研究開発活動は、当社の音声ビジネスグループ及び株式会社ATR-Trekにて実施しております。当社では、音声合成の研究開発並びに製品・サービス開発、音声認識、音のAI検査のシステム開発とこれらを用いた製品・サービス開発を実施しております。株式会社ATR-Trekでは、音声認識、音のAI検査の要素技術の研究開発を実施しております。

CRM事業

CRM事業の研究開発内容

Visionary Cloudの開発

 今後のデジタルマーケティング市場でのさらなる事業拡大を目指し、当社が独自に開発・提供する統合型CRMソリューションVisionaryのマルチテナント版であるVisionary Cloudの開発を行いました。すでに基礎的な開発は完了し、会員管理基盤として複数社で活用されており、当連結会計年度は、汎用的な商品として多くのお客様にご利用いただくための追加機能の開発を継続しました。

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