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企業概要

 当事業年度の研究開発活動は、「エーアイは音声技術で社会に新しい価値をつくり続けます」を企業理念に掲げ、「高品質、高付加価値を有する日本語音声合成エンジン」を実現すべく、日々研究・開発を積み重ねております。

 当事業年度では、基礎研究として、「日本語音声合成エンジンAITalk®の品質向上」および「名古屋工業大学との共同研究」を実施しました。また、製品開発では、「コンシューマー向け音声合成ソフトウエアA.I.VOICE®に関する開発・キャラクターの拡充」に注力しました。当事業年度における当社の支出した研究開発費の総額は94,950千円であります。

 なお、当社は音声合成事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 当事業年度の研究開発活動の状況は、以下のとおりとなります。

①AITalk®の品質向上

 本研究においては、「日本語言語解析の精度向上」及び「DNNパラメトリック音声合成の品質向上」について、以下の研究を行いました。

ⅰ.日本語言語解析の精度向上

 日本語言語解析の品質の基本となる言語辞書の継続的な品質向上のほか、より自然な言語的な表現の実現を目指し、DNN(ディープニューラルネットワーク)を利用した文中のアクセント境界・ポーズ位置および文末表現の推定技術の研究開発を実施しました。本技術を「ⅱ.DNNパラメトリック音声合成の品質向上」の研究成果と組み合わせることにより、合成音声の自然性の向上を実現します。

ⅱ.DNNパラメトリック音声合成の品質向上

 当社の強みである日本語言語解析精度を維持しつつ、最新のニューラルボコーダ技術を取り入れることにより、高品質な音声合成の研究開発に取り組みました。本成果は、幅広い分野での活用を目指し、組み込み製品・パッケージ製品・クラウドサービスに展開していく見込です。

②名古屋工業大学との共同研究

 昨年度から継続し、「ユーザーによる制御を可能とした音声対話システム向け音声合成の開発」を目的とし、名古屋工業大学との共同研究を実施しました。本研究の成果により、将来的に普及が見込まれる音声対話システムにおいて、場面に応じてより適した発話表現を有する自然な応答音声の提供が可能になることが見込まれます。本共同研究については一定の成果に達したため、当事業年度をもって終了としました。

③A.I.VOICE®に関する開発・キャラクターの拡充

2021年2月より、「コンシューマー向け音声合成ソフトウエアA.I.VOICE®」の販売を開始し、当初は、「琴葉茜・葵」、「伊織弓鶴」の販売を開始しました。当事業年度は、エディタ並びに既存ライブラリのバージョンアップのほか、法人向けIPコンテンツ対応音声合成サービスA.I.VOICE Biz®の販売を開始しました。新規キャラクターについては、「GUMI」、「咲ちゃん」、「栗田まろん」等を製品化しました。また、株式会社テクノスピーチと協業し、前事業年度の英語版ライブラリ「A.I.VOICE® Kotonoha Akane & Aoi English」に引き続き、中国語版ライブラリ「Kotonoha Talk®(A.I.VOICE®琴葉 茜・葵 中国語版」を開発、製品化しました。

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