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【東証スタンダード:2428】「サービス業」
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企業概要
2026年6月期の基本方針・戦略
当社は、今後5年間(2025年7月~2030年6月)の経営計画として「『Think Wild.』~ 新規サービスを北海道から生み出し、日本のDX化けん引企業に~」を策定いたしました。
それに従い、現在提供しているサービスの収益最大化と、電子マネー・認証関連の新規事業育成に注力してまいります。
A.電子マネー展開戦略
日本通信株式会社との協働で安心・安全に進化した当社の電子マネーは、汎用的に使える電子マネーと、企業が自社の顧客向けに開発するアプリケーションなどに組み込める「OEM供給型」の2タイプの展開戦略を推進します。
B.交通事業者向けIT化プロジェクトの積極推進
スマホ電子チケットアプリ「バスもり!」及び「アルタイルトリプルスター」においては、1回券、回数券、定期券、フリーパス、企画券など電子化券種を拡大しております。今後ローカル型からサーバ型認証へと大きく転換する中で、従来投資が困難であった地方などにおいても交通関係のDX化が拡大すると考えており、当社のオールインワンの交通事業者向けクラウドサービス「アルタイルトリプルスター」の利用率拡大のための提案営業をさらに強化してまいります。
C.「マルチペイメントサービス」「送金サービス」拡充
非対面決済「マルチペイメントサービス・送金サービス」は引き続き伸長するポテンシャルがあると見込んでおり、今後も事業者・コンシューマ双方の利便性向上に資する決済機能の拡充を目指します。
また、2022年9月にファミリーマートでサービスインしたスマホバーコード決済「stanp」の利用者は着実に増加しており、他のコンビニでの採用を積極的に提案しております。
D.地域貢献活動
当社が推進する「IT利活用・DX化」自体が地球環境保全に資するものと認識しております。
また、地域社会への貢献として、北海道の工業高等専門学校に通う経済面で苦労する学生向けに設立した“ウェルネット奨学金”により多くの学生を支援しております。2024年度までの累計で1,025名に対して約1億1,100万円の奨学金を支給しており、経済的困窮による退学者0に直接的に貢献しております。本活動は今後も継続します。
さらに、地元北海道のウインタースポーツ振興に寄与するため、北海道オール・オリンピアンズが推進する「スクラム」構想へ参画、当社社員アスリートである山田将矢選手、山田和哉選手兄弟に新たな若手有望選手である山本悠乃選手及び蟻戸一永選手を加えてオリンピック等世界の舞台での活躍を支援するとともに、当社サービスプラットホーム「ekaiin.com」も有効活用し、ITによるスポーツ振興を促進してまいります。
また、米国で始まったビルやオフィスなどの空間を健康の視点で評価・認証する「WELL認証」最高ランク「プラチナ」認定を受けている当社本社社屋は、創意と工夫を凝らしたオフィスを表彰する「第36回日経ニューオフィス賞」も受賞、人的資本である従業員に最高レベルの労働環境を提供することで生産性向上や働き方改革など企業価値の向上を実践しております。
E.業績予想と株主還元
2026年6月期の業績につきましては、高付加価値提供サービスの普及拡大に力を入れる方針を継続し、次のとおり予想しております。
(金額単位:百万円)
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| 中間期 |
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| 通期 |
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| 24/12期 実績 | 25/12期 予想 | 前期差 | 25/6期 実績 | 26/6期 予想 | 前期差 |
売上高 | 5,599 | 5,300 | △299 | 10,918 | 11,500 | 582 |
営業利益 | 816 | 670 | △146 | 1,502 | 1,680 | 178 |
経常利益 | 819 | 680 | △139 | 1,664 | 1,700 | 36 |
当期(中間)純利益 | 563 | 440 | △123 | 1,077 | 1,100 | 23 |
2025年6月期の期末配当につきましては、株主様への利益配分の基本方針(配当性向50%以上)に基づき、1株当たり29.00円といたしました。
また、2026年6月期の配当につきましては、以下の新たな株主様への利益配分の基本方針により、1株当たり中間配当金:12.00円、期末配当金:17.50円、年間配当金:29.50円を予想しております。
(年間配当金) DOE(株主資本配当率)5%を下限として導入し、配当性向50%以上の配当を継続
(中間配当金) 2025年12月中間期からDOE 2.5%を下限として実施。
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