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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) ガバナンス

 当社グループの現在の主力事業であるデリバティブ取引は、価格形成とリスクヘッジ機能を通じて、企業や投資家にとってリスク管理の手段を提供しているものの、それ自体が与える環境への直接的な影響は限定的であると考えております。

 そのうえで、当社グループは、「世界をもっと、良い場所にする。」をミッションに掲げ、FX/CFD以外の領域において、人々のお金に関する課題解決に価値のあるサービスを提供することを目指しており、気候変動を含む環境、その他の社会課題を経営のテーマと位置付けております。したがって、自社の取引や事業投資においても、環境、社会、ガバナンスの要素を考慮することが必要であるため、重要な事項の意思決定にあたっては、経営会議において協議と検討が行われております。

 取締役会は、サステナビリティ全般に関するリスクと機会の監督に対する責任と権限を有しており、経営会議での協議内容をモニタリングすることで、当社グループのサステナビリティに関するリスクと機会への対応方針などを審議・監督しております。

(2) 戦略

 当社グループは、優秀な人材の確保と人材育成が持続的な成長の基盤であると考え、それらの人材がそれぞれの条件下で、自らが意思により能力を発揮できる環境を整備することが重要であると位置づけております。

 当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。

 人材育成方針

 当社グループは、持続的な成長の基盤となる優秀な人材の確保と人材育成が重要であるとの認識のもと、獲得した人材が必要なスキルを身につけて能力を最大化できるよう、各ポジションや役職毎に求められる能力・専門知識の習得を目的とした研修への参加促進や資格取得の支援を行っております。

 また、当社グループのミッションを達成するための具体的な行動指針をバリューとして明文化すること等により、挑戦する姿勢そのものを称える企業文化の醸成を目指しております。さらに、会社のミッションと社員目標とのつながりを明確化し、達成への貢献度に応じて、キャリアプランや報酬等の処遇に反映できるよう人事制度を構築しております。

 社内環境整備方針

当社グループにおいて海外金融事業の従業員が占める割合は43.8%を占めており、海外金融事業のほとんど全てが非日本国籍となっております。

当社グループは、多様性を尊重する企業文化のもと、一人ひとりの個性や能力が最大限に発揮できる制度や職場環境を整備し、ワークライフ・バランスの推進と自律的なキャリア形成支援により、従業員が意欲をもって活躍する活力のある組織の構築を推進していくとともに、優秀な人材を確保するため、即戦力となる中途採用を積極的に行っております。具体的には以下の環境を整備しております。

①キャリア採用や外国人の比率・定着・能力発揮のモニタリング

 イノベーションの創出やグローバル展開の加速に向けて、女性活躍を促すことに加え、多様な知識・経験を持ったキャリア採用を行い、その際、登用すべきポジションや役職のレベルについても、その能力が最も発揮されるよう検討を行っております。

②ダイバーシティの推進

 当社グループでは、性別や年齢、国籍に関わらず、多様化する価値観等の違いを尊重し、個々の能力を最大限に発揮できるようダイバーシティ経営を推進しており、グローバルな事業展開を加速させるため、国内金融部門、海外金融部門間のインターンの受け入れやグループ間異動など、人材交流を行っております。

 また、従業員のエンゲージメント、ウェルビーイング、従業員の定着率を向上させるため、ワークライフ・バランスを整えながら、従業員一人ひとりが働きがいを持って能力を十分に発揮できる仕組みづくりと、安心して働き続けることができる職場環境、時間や場所にとらわれない働き方ができる環境の整備に努めてまいります。

 具体的には、国内金融事業部門において、以下を整備しております。

①副業、リモートワーク等の多様な働き方の推進

当社グループは、子育てや介護等々の個別事情を配慮し、時短勤務やフレックス制度に加えて、リモートワーク制度を導入しております。また、人材育成、新たな知識・情報、人脈の獲得等によるイノベーション創出等を目的とし、副業を解禁しています。

②健康経営の推進

 社員の健康状態を把握し、継続的に改善する取組みを個人と組織のパフォーマンスの向上を目的とした重要な投資と捉え、年に1回の健康診断を実施しております。なお、満35歳以上の社員については、全額会社負担にて、人間ドックの受診を可能としています。

③オフィスカジュアルの推進

 当社グループは、社員一人ひとりが働きやすいと感じる職場環境づくりと、地球環境を意識した取組みの一環として、通年ノーネクタイによるオフィスカジュアル、ビジネスカジュアルを推奨しています。

④社内コミュニケーション推進

 社員の能力を最大限に発揮し、イノベーションを起こすためには、社員の意欲を高めるオフィス環境が重要であるとの認識のもと、社員のコミュニケーションを促進するため、座席のフリーアドレス化や社内グループウェア・SNSでの情報発信、共有等を行っています。

リスク管理

 当社グループは、組織の目的達成に影響を及ぼす、あるいはそれを阻害する、ないしは戦略の遂行を妨げる要因として、市場リスク、信用リスク、流動性リスクのほか、気候変動に起因する移行リスク及び物理的リスクを含めて総合的に評価を行うこととしております。

 当社は、事業子会社の代表取締役を通じて、事業の特性にあったリスク管理体制の構築を推進するとともに、非財務情報を含めたレポーティング、モニタリングによって事業会社を含めたリスク管理を行っております。

 今後も定期的にシナリオ分析を実施し、統合的リスク管理の枠組みにおいて、当該リスクを管理する体制の構築に努めてまいります。また、人材の確保に関するリスクの内容については「3 事業等のリスク12.人材の確保について」をご参照ください。

指標及び目標

 当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に基づき、連結グループに属する各事業会社においても、具体的な取組みが行われ、関連する指標のデータが管理されているものの、各社の状況や特性に応じて、優先すべき事項が異なる状況にあるため、連結グループにおける記載が困難であります。

 このため、次の指標に関する目標及び実績は、提出会社のものを記載しております。

 なお、提出会社は純粋持株会社であり、少数での運営を行っております。そのため、管理職は取締役又は取締役と一体的な立場と評価できる者と定義していることから、目標値の設定はしておりませんが、それとは別途、業務を指揮する者及び専門職を準管理職としております。

指標

目標

実績(当連結会計年度)

準管理職に占める女性労働者の割合

30%以上を維持

66.7%

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