企業アマテイ東証スタンダード:5952】「金属製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 建設・梱包向は、販売面では、釘製品の使用量が多いツーバイフォー住宅を含む新設住宅着工戸数が、少子化等の影響を受けて、長期的には漸減傾向にあります。

 しかし一方では、新技術の発展により、木造の中層・高層建築物における釘需要が新たに生まれる傾向にあり、積極的な製品開発と適切な販売方針に基づいて需要を捕捉することが重要になって参ります。

 また電気・輸送機器向は、半導体不足等が徐々に解消され、自動車メーカーの生産活動も本格的に回復してくることが期待されています。OA機器については、新型コロナウイルス感染症が収束しつつある中、最終需要家が地産地消の現地調達に回帰する傾向にあります。今後は自動車部品関連・産業機械向けを主流としつつ、成長分野であるEV需要に対して独自製品の売り込み・拡販を一層強化していくことが重点項目に挙げられます。

 仕入面では、鋼材価格や諸経費の高騰が続いていますが、今後も想定されるエネルギー費用や運送費の上昇・為替相場の変動・金利の上昇に対して生産性向上活動等を通じて対応していく必要も生じて参ります。

 さらに地政学的リスクが海外市場で再来、顕在化する状況も想定して、海外OEM商品の供給体制ひいては国内も含めたサプライチェーンの整備も必要となり、さらに販売先への品質保証・コンプライアンス遵守・環境や人権への配慮等も総合的に課題として認識し事業運営を行っていく事が重要になって参ります。

 当社グループとして、このような事業課題の克服に努めるべく、次の事項について積極的な取組み、業容の拡大を図っていく所存であります。

①収益力の強化及び強固な収益基盤の創出

 製販一体で、顧客ニーズに基づく新製品等の開発営業を展開し、新分野における需要も積極的に捕捉しつつ販路を広げ売上高・収益の増加を図ります。また、顧客満足度の向上を図るとともに、高付加価値製品の生産・販売強化に向けて集中的に経営資源を投入していきます。

②新製品の拡販及び競争優位性の確立

 新製品の販売を通して新市場の開拓を行います。特に電気・輸送機器向は、自動車の電動化、自動運転化に伴う特殊ねじの拡販を積極的に推し進め、グループの収益力アップの推進力とします。また、建設・梱包向においても、今後拡大が見込める非住宅木造建築分野における需要を積極的に捕捉して参ります。

③生産効率の改善及び製造コストの削減

1.国内生産の無人化・省人化をさらに推進し、生産性を高めます。

2.OEM提携先との関係強化及び仕入ソースの安定確保・拡大により仕入コストの低減を図ります。

3.取扱い品種の統合を進め生産効率の向上を図ります。

4.物流業界の働き方改革をサポートし、物流の合理化・再構築を通じて物流コストの低減を図ります。

④新規事業の発掘及び成長分野への積極投資

1.売上高や収益の拡大が見込める分野、無人化・省人化や労働環境の改善により生産性向上を図れる分野へ計画的・集中的に新規投資を行います。 

2.既存事業とのシナジー効果の見込める事業への参入を検討し、事業の多角化と売上高・収益規模の拡大を図ります。

⑤人的資本経営の推進及び企業価値の最大化

 賃上げやリスキリング等により人財への積極投資を行い、職場環境を改善、従業員の働きがいに繋がるやりがいや働きやすさを追求することで、企業活動を活性化して企業価値を高めることを目指していきます。

⑥リスク管理及びコンプライアンス・ガバナンス体制の強化

 自然災害や感染症発生に対して事業の継続に支障が出ない、又はその影響を最小限に抑制できるようにリスク管理精度を高めていきます。同時に法制度の新設・改廃に適切に対処し、自浄機能を発揮できる組織体制を維持して持続的な成長の礎とします。

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