企業兼大株主アバールデータ東証スタンダード:6918】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社は、常に産業基盤の構築を支援するため、A’VALue+(お客様に“価値(Value)”を提供して“信頼”を獲得する。)の追求を基本理念とし、自社製品の開発の根源となるコアテクノロジーの活用、顧客ニーズに対応した自社製品より培った既存テクノロジーをベースとする製品開発、さらには、開発から生産までの一貫した生産技術の蓄積など、積極的な研究開発活動を行っております。現在、当社の研究開発は独自に行うとともに、当事業年度に開設いたしました山梨R&Dセンターにおいても研究開発を実施しております。また、他社と密接な協力・技術交流を行い、効率的な研究開発活動を行っております。また、当事業年度においても、製品開発だけではなく、地球環境に配慮し、EUの「RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment:電機電子機器に含まれる特定有害物質使用制限指令)」対応を継続的に進めております。

当事業年度における研究開発費は、897百万円を投入しております。

 なお、研究開発は、組込みモジュール及び画像処理モジュール並びに計測通信機器の自社製品に係る技術開発に投入しており、受託開発は自社製品開発の開発成果等をもとに提供しております。

このため、報告セグメント別の研究開発費は、受託製品 418百万円、自社製品 479百万円であります。

当事業年度における各品目別の研究開発の状況および研究開発に要した金額は次のとおりであります。

〔組込みモジュール〕

 インターコネクト(装置、デバイス間インターフェース)で重要なテクノロジーとなる高速シリアル汎用バスのPCI Expressに注力した開発および関連OS(Operating System)のソフトウェア開発を進めております。

 また、高速アナログモジュールとして、産業機器分野や医療機器分野等の計測や測定で必要とされている、より高速、多チャンネルのアナログ-デジタル変換モジュールの開発を進めております。

 当事業年度は、CPUモジュールに関しては、低消費電タイプのCompactPCI CPUモジュール「ACP-146」を開発いたしました。また、継続的にパワフルな画像処理向け小型処理PCの他、4ch、200kSPS アナログ入力可能なエッジ端末向け製品を研究開発しております。

IP関連としましては、PCI Express Gen4への対応や、高速転送や処理に対応した各種IPの開発を進めております。

ソフトウェア関連といたしましては、上記開発製品へのWindows、Linux等、各種OS対応のドライバ開発を継続的に進めております。

なお、当該品目における研究開発に要した金額は、208百万円であります。

〔画像処理モジュール〕

 外観検査装置、測定機器や各種製造装置等の産業用機械に視覚機能を持たせるための機能モジュールである、画像処理モジュール、近赤外線カメラおよび関連ソフトウェアの開発を進めております。

 当事業年度は、カメラに関しては、ソニー社InGaAs イメージセンサー「IMX992」を搭載した可視領域から近外領域まで最大1680バンドの分光を取得可能なハイパースペクトルカメラ「AHS-052VIR」を開発いたしました。画像入力モジュールでは、産業用機器向けとして業界で初めてソニー社「GVIF2」インターフェースを採用した「APX-3701」および、最大10Gbpsの「GigE Vision」規格に対応した「APX-34102」、「CoaXPress」対応のラインナップ拡充として「APX-36124-Q / APX-36121」を開発いたしました。

 ソフトウェア関連といたしましては、新規開発製品へのWindows、Linuxへのドライバ対応を継続的に進めております。併せて、画像ライブラリーの開発を継続的に進めております。

なお、当該品目における研究開発に要した金額は、638百万円であります。

〔計測通信機器〕

 光ファイバーケーブルを使用した独自の技術である高速シリアルネットワーク用の高速通信モジュール「GiGA CHANNEL」シリーズに加え「GiGA CONNECTION」シリーズの開発を進めております。

 当事業年度は、WiFiを使った同期無線モジュールを研究開発しております。また、ラインナップが揃った「GiGA CHANNEL」および「GiGA CONNECTION」技術をベースとした受託開発案件を多数受託しました。

なお、当該品目における研究開発に要した金額は、50百万円であります。

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