企業アテクト東証スタンダード:4241】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

(1)経営方針

 当社グループは昨今の目まぐるしく変化する事業環境を踏まえ、中長期的経営課題を総合的に勘案し、2021年6月より新たな経営戦略の下、10年後の「ありたい姿」を実現すべく、新中期経営計画『VISION25/30』を立案しました。2022年6月から経営体制を一新しましたが、新中期経営計画『VISION25/30』を承継し、計画達成に向けて邁進して参ります。

 新中期経営計画『VISION25/30』の基本方針及び経営目標は以下の通りです。

(基本方針)

1)現有戦力(ヒト・モノ・カネ)による収益を拡大させることによる財務健全化

2)4大新製品投入による成長戦略の推進

※PIM製品のみならず、全事業、新分野へ新製品を投入

3)成長事業への選択と集中⇒事業ポートフォリオの再編

4)経営体制刷新(執行役員制の導入)

5)ESG経営⇒事業活動を通じたSDGs達成への貢献

(2025年度経営目標)

1)連結売上高   :40億円 以上(目標50億円)

2)連結営業利益  :5億円 必達

3)連結営業利益率 : 10% 必達

 なお、将来に関する事項は、当連結会計年度の提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(2)経営環境及び対処すべき課題等

 当社グループでは、材料価格の高騰、為替の変動、アフターコロナで衛生検査器材事業の成長確保、テレビ需要の回復の見極めが喫緊の課題となっております。また、株式会社IHI向け自動車用ターボ部品の安定的な量産体制の確立についても課題であると認識しております。

 昨今の目まぐるしく変化する経営環境下において中長期的経営課題を総合的に勘案し、当連結会計年度に進めてきた4つ(PIM事業のターボ部品を含む)の新製品を元に「ヒト・モノ・カネ」を最大限に活用した事業ポートフォリオを作成し、より一層の選択と集中に徹した新中期経営計画『VISION25/30』を実践して、更なる企業価値の向上に努めて参ります。

 ① 衛生検査器材事業

 コロナ禍における食品衛生業界の産業構造が大きく変化する中、短期的には、市販用食品が好調に推移していることが奏効したと考えております。今後も目まぐるしく変化する市場環境において、アフターコロナにおける産業構造の変化を注視したきめ細やかな営業活動と柔軟な生産体制を構築すべく、社内の体制を一層、強化して参ります。

 また、シャーレ製品用のPS(ポリスチレン)材以外にも原材料、副資材、荷造り運賃等の原価について悪化が予想されることから、引き続き販売価格の引き上げに取り組み、収益への影響を最小限に留めて参ります。

 ② PIM事業

 自動車用ターボ部品について取引先起因の諸問題や当社製品への切り替えに伴う在庫調整により受注が一時的にストップしておりましたが、2023年6月より受注再開の見通しとなっております。今後については生産効率の向上、品質の安定化に向けた量産技術の構築や人員の安定化等、安定的な供給が可能な体制を強化すると共に、収益率の高い高機能部品においては新規案件の更なる獲得を進めて参ります。

 ③ 半導体資材事業

2021年度第3四半期連結会計期間以降、世界的サプライチェーンの混乱に伴う過剰在庫の反動により、液晶パネルの出荷台数が大きく落ち込んでおりましたが、足元はようやく一服感が見られ、2023年3月単月の売上数量は創業以来過去最高を更新致しました。

 液晶パネル価格も2022年9月に底を打ち緩やかな上昇傾向に転じており、今後徐々に回復していくものと予想されますが、引き続き市場の動向を注視して参ります。

 また、PETフィルム等の原材料やその他副資材、荷造り運賃の高騰に対しては販売価格の引き上げに取り組み、収益への影響を最小限に留めて参ります。

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