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【名証ネクスト:5075】「建設業」
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企業概要
当社は、沈下修正工事を行うと同時に、将来の新たな事業発展を目的として、複数のプロジェクト(以下「PJ」という。)による研究開発を進めております。
当事業年度における研究開発費の総額は9,485千円となっており、本書提出日現在における主なPJは以下のとおりであります。
(1)杭状地盤改良PJ
既存の建物の屋内でも施工可能な小型の機械を使用し、地盤改良を行います。具体的には地盤を掘削して杭状袋体を入れ、その袋体の中でウレタンを掘削径よりも大きく発泡させることにより、地盤の圧密強化と密着性を高めることで上載荷重を支持することを目的として研究開発しています。
当事業年度は、本研究に資する新規地盤調査方法の実証実験を実施しました。
なお、当PJに係る研究開発費は2,598千円であります。
(2)壁断熱PJ
既存建物の壁を解体せずに断熱工事を行うことを目的とし研究開発しています。
当事業年度は、材料の開発及び新規施工方法の確立に向けた検討・実験を実施しました。
なお、当PJに係る研究開発費は1,032千円であります。
(3)応急復旧PJ
地震などの災害で、大きな段差が生じてしまった道路を、応急的に復旧する工法です。道路に発生した段差に高強度ウレタン樹脂を吹付け、表面をスロープ状に硬化させることで、段差を解消し、緊急車両等の通行を短時間で走行可能とすることを目的に開発しました。
当事業年度は、前事業年度に引き続きEE東北'24(展示会)に出展し、本工法のPRに努めました。また、スロープの品質及び仕上がりの向上を目的とした改良を重ね、技術のブラッシュアップを図りました。
なお、当PJに係る研究開発費は785千円であります。
(4)電柱PJ
社会的需要の増加に対応し、自然災害対策の1つである電柱の補強について、ウレタンを使用した補強研究を継続しております。電柱内部の中空部にウレタン樹脂を充填することで電柱を倒壊しにくくすることを目的としています。
当事業年度は、構造解析モデルにて得られた数値とFEM解析による耐震補強効果の比較検証を実施いたしました。
なお、当PJに係る研究開発費は2,797千円であります。
(5)リサイクルPJ
施工及び研究開発等で使用した廃棄処分予定の発泡ウレタンを再利用・再資源化することで、廃棄物量の減少を目的としています。
当事業年度は、発泡ウレタンのリサイクル技術を活用した商品開発に取り組みました。
なお、当PJに係る研究開発費は285千円であります。
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