企業兼大株主アイネット東証プライム:9600】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当連結会計年度における当社グループの研究活動状況は次のとおりであります。

 基盤技術

 当社グループの持続的成長を実現するために、当社グループのビジネスモデルに主眼を置き、市場トレンドや顧客ニーズのリサーチのもとに新たなテクノロジーを活用して新たなサービスを生み出すための開発研究に注力し、各事業部門における現業領域の拡張や新規事業創出におけるテクノロジー領域での推進を実現します。

 昨年度より引き続き、IoT Gateway、Data Storage Hub、拡張アナリティクスの3つの柱を中心に、あらゆるデータを収集・蓄積・分析し、新たな付加価値を創造するためのプラットフォームの実現をコンセプトとして研究開発を実施しております。

 本年度は、主に継続して実施してきたDream Data Sensing® Platformを中核としたサービス化に向けたユースケース検証と、AIをクラウドサービスとして提供するための検証を実施いたしました。

 サービス化に向けたユースケース検証として実施したのは、以下のとおりです。

(1)スマートオフィス実現に向けたユースケース検証

 昨年度実施したサービスプラットフォーム、人感センサー・空間センサーを用いた空間モニタリング、RFID(※1)やビーコンを用いた行動モニタリングの実証成果を元に、2024年4月に移転したアイネット新本社オフィスを実フィールドとして、オフィスのスマート化に向けたPoCを実施しております。

(2)インフラモニタリングのユースケース検証

 センサーを用いたデータセンターにおける風量モニタリングのPoCを実施いたしました。

 また、AIをクラウドサービスとして提供するための検証として実施したのは、以下のとおりです。

 ①RAG(※2)を用いた生成AIサービスのプロトタイプモデルの実装検証

 ドキュメント検索とテキスト生成AIモデルを統合した回答生成サービスの構築検証を実施いたしました。

 ②業務における生成AIの活用検証

 生成AIによるコード生成、コードからテストケース生成及び自動テストの検証を実施いたしました。

 なお、当連結会計年度における研究開発費用は、72,568千円であります。

<用語解説>

 (※1)RFID(radio frequency identification)

 電波を使って離れた場所にある専用タグを、触らずにデータ読み書きする仕組み。

 (※2)RAG(Retrieval-augmented generation)

 検索拡張生成は、生成人工知能モデルが新しい情報を取得して組み込むことを可能にする技術です。

 これは、大規模な言語モデルとの対話を変更して、モデルが指定されたドキュメントのセットを参照してユーザーのクエリに応答し、この情報を使用して既存のトレーニングデータからの情報を補足します。

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