カプコン 【東証プライム:9697】「情報・通信業」 へ投稿
企業概要
当社グループは、コンピュータを介した「遊文化」をクリエイトすることにより、社会の安定発展に寄与し、「遊びの社会性」を高めるハイテク企業を志向しております。そのため、時代の変化や価値観の変化を先取りし、市場のニーズに合った新商品を開発することが当社の根幹事業であると認識し、研究開発に重点をおいております。
研究開発活動は、デジタルコンテンツ事業およびアミューズメント機器事業で行っており、当連結会計年度末現在の研究開発要員は2,460名、従業員の73.8%になっております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発投資額は37,719百万円で、売上比30.0%であります。なお、研究開発投資額にはコンテンツ部分の金額を含めて記載しております。
セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) デジタルコンテンツ事業
当事業における当社グループのゲームソフト開発・市場投入実績は以下の通りです。
主力タイトルにおきましては『モンスターハンターライズ』の超大型有料拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』(Nintendo Switch、パソコン用)を開発し、発売いたしました。より軽快に進化したアクションや個性あふれるモンスターとフィールドの登場、無料タイトルアップデート等の継続した投入により安定した人気を集めました。
また、『モンスターハンターライズ』は対応プラットフォーム(プレイステーション 5、プレイステーション 4、Xbox Series X|S、Xbox One用)を追加開発し、発売いたしました。
2021年に発売した『バイオハザード ヴィレッジ』においては、追加シナリオや本編を三人称視点でプレイできる“サードパーソンモード”を加えた『バイオハザード ヴィレッジ ゴールドエディション』(プレイステーション 5、プレイステーション 4、Xbox Series X|S、Xbox One、パソコン用)を開発し、発売いたしました。加えて、ストーリーモード全編をプレイステーションVR2で楽しむDLC『バイオハザード ヴィレッジ VRモード』を開発し、配信いたしました。また、旧作『バイオハザード4』のリメイクタイトルである『バイオハザード RE:4』(プレイステーション 5、プレイステーション 4、Xbox Series X|S、パソコン用)を開発し、発売いたしました。原作ストーリーの再構成や操作体系の現代化に加え、自社開発エンジンRE ENGINEを活用した没入感の高いビジュアル表現により、高い評価や関心を集めました。
モバイルコンテンツ市場向けタイトルにおきましては、運営サービスを行っております『ロックマンX DiVE』、『スヌーピードロップス』の既存タイトルに追加コンテンツを開発し、配信いたしました。
当事業に係る研究開発投資額は35,369百万円であります。
(2) アミューズメント機器事業
当事業におきましては、新規システムへチャレンジしたオリジナルコンテンツ『月華 雅』、株式会社ユニバーサルエンターテインメントとの業務提携第三弾『新鬼武者2』、同じく第四弾『バイオハザードRE:2』、当社のヒットコンテンツである『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の合計4機種のパチスロ遊技機開発を行い、販売いたしました。
当事業に係る研究開発投資額は2,349百万円であります。
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