北海道瓦斯 【東証プライム:9534】「電気・ガス業」 へ投稿
企業概要
当社グループにおける研究開発活動は、当社が主に都市ガス事業において行っており、「技術開発研究所」を中心に、積雪寒冷地に適したエネルギー利用機器の開発やエネルギー利用技術の研究を実施しております。当連結会計年度における研究開発費は267百万円であります。
「技術開発研究所」の基本理念を以下に示します。
① 寒冷地技術の研究開発を推進し、技術の蓄積・普及を図ります。
② エネルギー利用技術の高度化を追求し、環境負荷低減に努めます。
③ カーボンニュートラル社会の実現に向けたエネルギー技術への対応を図ります。
④ 地域社会と密接な交流を深めつつ、北国の生活文化に貢献します。
これらの基本理念に基づき、他企業・大学等の外部研究機関とも協力し、研究開発活動を推進しております。
主な研究内容は、以下のとおりであります。
(1) 寒冷地向けガス機器及びマイホーム発電の商品開発
① 家庭用燃料電池「エネファーム」の寒冷地仕様開発
② 家庭用ガスエンジンコージェネレーション「コレモ」の開発
③ 高効率給湯暖房機エコジョーズの最適化
④ 小口業務用市場に最適な冷暖房機器の開発
(2) 次世代エネルギー利用技術の研究・開発
① マイホーム発電と太陽光発電・蓄電池、ヒートポンプ等のエネルギーマネジメントによる最適運用
② マイホーム発電のネットワーク化による仮想発電所構築
③ 高断熱住宅の換気・湿度制御による空調システム
④ AI(人口知能)による画像認識を用いた融雪システム
(3) ガス事業基盤の強化に向けた取り組み
① ガス機器の品質・信頼性向上
② ガス機器のIoT化・ビックデータを活用した情報の利用高度化
③ ガス導管の保安レベル、施工性向上とコスト低減に貢献する新技術・新工法開発
④ IoT、衛星測位技術を活用したガス供給インフラのローコストオペレーション、スマート保安の取り組み
(4) 持続可能なカーボンニュートラル社会の実現に向けた研究
① 2050年の北海道におけるエネルギーシステムの評価に関する研究
② 自社社屋のカーボンニュートラル化に関する研究
(5) その他
① お客さまニーズやエネルギー利用状況等、各種市場調査
② 若手研究者支援と技術シーズの発掘を目的とした「北海道ガス大学研究支援制度」の実施
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