きょくとう 【東証スタンダード:2300】「サービス業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は、経営理念として
「融和」:お客様・営業所・社員間の融和を図り、相互の強い信頼と協調を築き上げる。
「変革」:自己を変えることによって組織を変え、組織の力を持って業界の変革を目指す。
「貢献」:知識と技術でお客様のクリーニングライフをお手伝いし、社会に貢献する。
を掲げ、お客様第一主義を基本的な経営方針としております。
その経営方針を具体的に実現するための基本方針として
① 品質の追求
② サービスの追求
③ 清潔さの追求
④ 存在価値の追求
の実践を心がけ、企業活動を行っております。
(2)目標とする経営指標
当社は、収益性重視の経営理念に基づき、生産性の向上、販売管理費の統制や付加価値の高いサービスを提供することによって、売上高伸長率5%及び売上高経常利益率8%を目指し、常に収益の改善に努め、株主の皆様に応えられる企業経営に取り組んでまいります。
(3)会社の経営環境及び対処すべき課題
当社は、3年目となるコロナ禍の影響を引き続き受け、加えて急激な円安による為替相場の変動やウクライナ情勢により資源価格が上昇するなど、厳しい経営環境の中で経営を行ってまいりました。
このような経営環境下において、継続して取り組んできた様々な改革や効率化による効果も見られる中で、2023年度は、コロナ禍の内向き(守り)の意識をリセットし、外向き(攻め)の意識にチェンジしていくために、再度、成長・拡大を基本方針として次の課題に取り組んでまいります。
①拡大路線への回帰と収益力の強化
事業領域の拡大、構造改革の推進、新規出店とM&Aの推進
②DX(デジタルトランスフォーメーション)によるお客様第一主義の実践
デジタル会員制度の拡充、従業員満足度(ES)の向上からの顧客満足度(CS)の向上、統合基幹システム(ERP)の構築
③ダイバーシティ&インクルージョン推進
女性の活躍と女性管理職比率の向上、全世代オールジェネレーションで活性化を実現、SDGs及びESG(環境・社会・ガバナンス)の具現化
当社は、引き続き構造改革を行い安定した収益基盤の構築と企業価値の向上に取り組み、「融和」・「変革」・「貢献」の経営理念のもと、2022年に策定した中期経営計画の実現に取り組んでまいります。
(対処すべき課題)
不祥事に対する対応
当社が受給した雇用調整助成金の不正受給について、特別調査委員会の調査報告書に再発防止策として経営改善へ向けた提言がされております。この調査結果を真摯に受け止め、社内に再発防止委員会を設置し、経営改善に向けた具体的な再発防止策を策定し、最重要課題として取り組んでまいります。
(ア) コンプライアンス意識向上のための取り組み
①トップメッセージの発信
②コンプライアンス教育・研修の実施
③コンプライアンス委員会の設置
(イ) 内部監査機能の見直し・強化
(ウ) 内部通報制度の実効性の確保
(エ) 財務報告に影響のある新規取引や非定型取引に対するリスク管理体制の強化
①リスク管理委員会の設置
②リスクが高いと考えられる取引に対する決算体制の強化
上記の通り、コーポレートガバナンス及び内部統制を更に強化し、株主の皆様、お客様、そして全てのステークホルダーの皆様の信頼回復とご期待に応えられるよう社員一丸となって取り組んでまいります。
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