企業兼大株主JCU東証プライム:4975】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社は、「持続可能な成長を続けるグローバル企業」を目指す姿とし、中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)において、「コア事業の強化」「ESG視点での経営基盤構築」を基本方針として掲げており、事業をESG、SDGsに結び付けた経営とすること及び社会問題や環境問題等の状況変化に対応できる企業であることが重要であると認識しております。当社が目指す「持続可能な成長を続けるグローバル企業」になるためには、世の中の変化に対応し、地域や社会に受け入れられる必要があり、サステナビリティを意識した経営は必要不可欠です。

 気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言の開示フレームワークに基づく、当社の気候変動課題を含むサステナビリティに関する考え方及び取り組みについては次のとおりであります。

(1) ガバナンス

 当社では、中期経営計画の策定からPDCAを推進するフォローアップ会議を開催し、サステナビリティに関する活動についても、代表取締役社長兼CEOを責任者としたフォローアップ会議の議題としております。執行役員を含む経営陣全体で、持続可能な成長を続けるグローバル企業としての確実な施策推進のため、具体的な対策を協議・決議し、3か月ごとに取締役会へ報告しております。

 また、代表取締役社長兼CEOが委員長を務めるリスク管理委員会で、サステナビリティに関する事項を含む当社のリスク対策の実施状況をモニタリングし、取締役会へ年に1回以上報告しております。

 気候変動課題については、取締役がリーダーを務める「TCFDプロジェクト」「CO2削減プロジェクト」を設置し、各プロジェクトで協議された内容をフォローアップ会議及びリスク管理委員会と情報共有しております。

(2) 戦略

 ① 気候変動課題に関する戦略

 当社では、リスクと機会の抽出にあたり、中期・長期に分類し、中期については、現在の中期経営計画の最終年度である2023年度をターゲット年とし、長期については2030年度をターゲット年としております。

 また、シナリオの分析と検討にあたっては、国際気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のRCP8.5、RCP6.0、RCP4.5、RCP2.6、国際エネルギー機関(IEA)のSDS及びNZEなどのシナリオを参照し、事業経営における物理的リスクと移行リスクの検討から開始いたしました。

 当社における、現在の取り組み状況は以下のとおりであります。

 影響評価プロセス

STEP1:リスク・機会の抽出と評価

 当社事業における世界観の想定、この中でのリスクと機会の抽出・評価

STEP2:シナリオ分析

 重要度の高いリスクと機会についてのシナリオの考察(影響度・発生時期も想定)

STEP3:財務インパクト評価

 重要度の高いリスクと機会についての想定される財務インパクトの算定

 イ.気候変動課題に関するリスク

(a) 1.5℃/2℃未満シナリオ 低炭素経済への移行に関するリスク *RCP2.6を想定

リスク項目

事業インパクト(リスク)

影響度

発生時期

財務

インパクト

中期

長期

政策規制

炭素税

炭素税が導入された場合の炭素税の支払いによる操業コストの増加

 

 

 

0.1億円

電力供給制限

電力供給が制限された場合の稼働率低下による生産量減少に伴う売上の減少

 

32億円

技術

新技術開発

GHG排出量削減に関する新規製品開発における開発遅れ、不備による売上の減少

 

 

46億円

市場

市場の変化

自動車のEV化による売上の減少

 

 

31億円

評判

投資家の変化

気候変動情報の開示・対策の対応不十分により、投資対象外と判断された場合の株価下落による企業価値(時価総額)の低下

 

113億円

(b) 4℃以下シナリオ 物理的変化リスク *RCP8.5を想定

リスク項目

事業インパクト(リスク)

影響度

発生時期

財務

インパクト

中期

長期

急性

台風等の異常気象の深刻化

台風や洪水等により、事業所・工場の直接被害による操業停止や交通網遮断による原材料又は製品の納入停止・遅延による売上の減少

 

 

189億円

慢性

降雨気象パターンの変化

洪水・干ばつ等の発生による原材料の供給不足により、当社薬品の生産量の減少による売上の減少

 

 

69億円

 ロ.気候変動課題に関する機会 *IEAのSDS,RCP2.6・4.5を想定

機会項目

主な機会

影響度

発生時期

財務

インパクト

中期

長期

資源効率性

水の使用量、消費量の少ない装置、プロセスの開発によるビジネスチャンスの拡大による売上の増加

 

 

 

エネルギー源

再生可能エネルギー導入による企業価値向上に伴う時価総額の増加

 

 

 

141億円

製品/サービス

スマートフォン市場規模拡大によるビルドアップ基板需要増に伴う当社製品の売上の増加

 

 

 

7億円

半導体市場規模拡大による半導体パッケージ基板需要増に伴う当社製品の売上の増加

 

 

104億円

自動車のEV化、CASEによる車載基板需要増に伴う当社製品の売上の増加

 

 

 

2億円

市場

低炭素(カーボンニュートラル)に対応する製品で新市場への参入、早期市場投入による売上の増加

 

 

 

2億円

(注)1.影響度

 小:1億円未満、中:1億円以上10億円未満、大:10億円以上と設定

*年度の決算に与える影響度として評価

2.発生時期

 中期:中期経営計画の最終年度である2024年3月期、長期:2031年3月期をターゲット年と設定

3.財務インパクト

2022年3月期の実績を基準に、2031年3月期に想定される売上、利益、時価総額等の最大影響額を算定

② 人的資本に関する戦略

 イ.人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針

 当社は、グローバル業務の拡大と企業を取り巻く環境の変化に対応できる経営基盤を構築するために、人材育成を最優先課題とした「ESG視点での経営基盤構築」を中期経営計画の基本方針として掲げております。

 当社に必要な人材像を「高い開発力のある人材」「高いサポート力のある人材」「グローバルに対応できる人材」「経営視点を持つ人材」と定め、①製品開発に必要な専門性の強化 ②現地スタッフの技術力、営業力向上 ③海外赴任体験制度の新設 ④グローバル体制に適したキャリアパスへのシフト ⑤戦略的な人員配置 ⑥管理職、管理職候補者向けマネジメント研修強化 を具体的な戦略としております。

(3) リスク管理

 当社では、サステナビリティに関する事項を含む当社のリスクの識別、評価、管理については、代表取締役社長兼CEOを委員長とするリスク管理委員会で行っております。本委員会を構成するリスク管理委員及びリスク管理推進者が、各部署から抽出されたリスクの内容を精査し、その対策を担当部門に指示し、対策実施のモニタリングを行い、取締役会へ報告を行っております。

 気候変動課題に関するリスクについては、取締役をリーダーとするTCFDプロジェクトで1.5/2℃未満シナリオでの移行リスクと、4℃シナリオでの物理リスクにおける項目に基づき事業インパクト(リスク)・機会を識別し、さらにこの影響度と発生時期を同プロジェクトにて評価を行い、リスク管理委員会と情報を共有しております。

(4) 指標及び目標

① 気候変動課題に関する指標と目標

 当社は、中期経営計画で、気候変動課題に関する指標と目標に以下2項目を定めております。

 イ.気候変動対応製品の開発、市場投入による、中期経営計画の売上高、利益の達成

 内容につきましては、当社ウェブサイト(https://www.jcu-i.com)をご参照ください。

 ロ.CO2削減目標の達成

(a) 2024年3月期までに、国内のScope1・2の排出量20%減(基準年度:2014年3月期)

(b) 2031年3月期までに、新潟工場のScope1・2の排出量をゼロまでオフセットする「CO2ゼロ」を実現

 Scope1・2に関するCO2排出量につきましては、2023年3月期よりグループ全体で算定いたしました。当社グループ全体の削減目標値は設定後、あらためて開示する予定です。

 また、Scope3に関するCO2排出量につきましては、2023年3月期より国内のカテゴリー4~7の排出量を算定いたしました。その他のカテゴリー、当社グループ全体のCO2排出量及び削減目標値は算定後、あらためて開示する予定です。

 なお、GHG7種類のうち、CO2のみを算定対象としており、それ以外の6つのガスについては、算定から除外しております。

 ハ.Scope1・2 CO2排出量(t-CO2

 

2014年3月期

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

国内

Scope1

365

360

390

361

Scope2

1,083

838

772

696

国内合計

1,448

1,198

1,162

1,057

2014年3月期比

削減率(%)

17.2

19.7

27.0

海外

Scope1

148

Scope2

781

海外合計

929

合計

1,448

1,198

1,162

1,986

(注)1.算定の対象範囲は、当社及び海外子会社となります。

2.算定には、各電力又はガス事業者、LPガス協会などの各排出係数を使用いたしました。

 ニ.新潟工場 CO2排出量(t-CO2

 

2014年3月期

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

Scope1

362

356

386

359

Scope2

417

298

272

247

オフセット分

△67

△67

△67

合計

779

587

591

539

 ホ.Scope3 CO2排出量(t-CO2)

カテゴリー

項目

2023年3月期

カテゴリー4

輸送、配送(上流)

1,297

カテゴリー5

事業から出る廃棄物

219

カテゴリー6

出張

56

カテゴリー7

雇用者の通勤

67

合計

1,639

(注)1.算定の対象範囲は、当社のみとなります。

2.算定には、LCIデータベース IDEAv2.3 (サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用)(国立研究開発法人産業技術総合研究所、一般社団法人サステナブル経営推進機構)又は環境省排出原単位データベースなどの各係数を使用いたしました。

② 人的資本に関する指標と目標

 当社は、多様性を尊重し、機会の均等を図っており、人的資本に関する指標と目標に以下の項目を定めております。

 社外取締役に加え、2022年4月に新しく女性の執行役員を1名選出いたしました。経営に女性の意見を取り入れることで、多様性が確保される体制の強化を実施してまいります。

 イ.管理職に占める女性労働者の割合

2027年3月期までに、管理職に占める女性労働者の割合を15%とする。

(a) 管理職に占める女性労働者の割合

 

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

男性(人)

66

64

63

女性(人)

8

8

8

女性比率(%)

10.8

11.1

11.3

(注)1.対象範囲は当社のみとなります。

2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

3.2023年3月期におけるグループ全体の管理職に占める女性の割合は20.0%です。

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