企業黒田精工東証スタンダード:7726】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループでは、新たな市場・領域に向けて、また顧客満足度を高めるべく、新商品の企画、研究開発に邁進しております。

 技術関連業務を統括する技術本部に設置されているプロセス開発推進室では、当社グループ製品のより一層の高性能化や生産性の抜本的改善を目指した新工法・新プロセスの開発を推進しております。

 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は266百万円であり、各セグメント別の研究目的、主要課題、研究成果は下記のとおりであります。

〔駆動システム〕

 ボールねじ関連では、小・中径ボールねじのシリーズ拡充のほか、新たに高いクリーン度が求められる環境下での使用に最適な、クリーンクラス3(ISO 14644-1)対応の低発塵クリーンアクチュエータSCシリーズを商品化いたしました。このアクチュエータは、ワークへの汚染抑制による歩留まり向上や、お客様のクリーンルームにおける換気回数低減(すなわち省エネ)などの効果が期待できます。

 直動システム関連では、お客様のご要望に応えるべく、多様なセミオーダーアクチュエータを設計してご提案し、ソリューションビジネスを目指しております。

 当セグメントに係る研究開発費は98百万円であります。

〔金型システム〕

 プレス型関連では、当社グループが開発した型内接着積層システム「Glue FASTEC®」ならびに永久磁石同期モーターのローターに装着する磁石を特殊な樹脂で固定する樹脂固着システム「MAGPREX®」に関し、複数の新規プロジェクトに取り組み、さらなるプロセスの改良と生産性の改善に注力しております。「Glue FASTEC®」と金型2列化の技術を統合し、高効率な電動車駆動用モーターコアを量産する技術が認められ、「第38回素形材産業技術賞 経済産業大臣賞」を受賞いたしました。また、Euroグループとの連携をさらに強化すべく「Glue FASTEC®」生産設備のCEマーキング適合宣言を実施いたしました。

 「LASER FASTEC®」に関しても、さらなるプロセスの改良と生産性の改善に注力しているところであります。

 当セグメントに係る研究開発費は59百万円であります。

〔機工・計測システム〕

 本事業においては、工作機械、計測システム、特殊治具を有機的に連携させたソリューションの開発に注力するとともに、それらのシステムのIoT化や自動化に向けた取り組みを行っております。

 工作機械関連では、平面研削盤の操作画面より加工条件等を選択・入力可能とする対話型ソフト「GS-SmartTouch®」につきまして、砥石の最適なドレスタイミングを自動で判断する「自動ドレス」や、熟練度が必要だった研削アタリ出し作業を誰でも安全に行える「自動アタリ出し」といった機能が、「従来、作業者の経験や技能に頼っていた作業を自動で行えるようにして生産性を向上させる画期的な機能である」と認められ、公益社団法人精密工学会主催の「第6回ものづくり賞」優秀賞を受賞しました。引き続きさらなる改良や機能追加に継続して取り組んでおり、成形ドレス機能を拡張して新たに29種類の形状が成形可能となった「コンビネーションドレス」は、複数の直線・R形状を組合せた複雑形状に対応した他、砥石の前後で別々の成形パターンを設定可能なため総計841通りの形状が成形可能です。また、「自動アタリ出し」についても機能を拡張し、ワーク全面のアタリ出しの自動化が可能となりました。

 要素機器関連では、高精度化の技術開発を継続するとともに、多様な産業において自動化を推進する動きに対応すべく、自動化対応ハイドロリックツールの基礎技術研究を続けております。

 当セグメントに係る研究開発費は109百万円であります。

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