企業黒崎播磨東証プライム:5352】「ガラス・土石製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、たゆまぬ革新を通じ、セラミックス分野の価値ある商品、技術を世界に提供し、産業の発展を支え、社会の繁栄に貢献することを使命とし、「世界一の顧客価値の実現」を事業目標に掲げ、お客様に最高の品質と安心をお届けし、信頼される企業集団を目指します。

 また、あらゆる活動を通じ事業価値向上につとめ、株主の利益に貢献したいと考えています。

(2) 目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題
① 2025経営計画(2021年度~2025年度)について

 当社グループは、「鉄と産業を支える世界第一級の総合セラミックス企業」を目指し、中長期的な経済社会情勢も見据え、2025年度までを実行期間とする「2025経営計画」を策定し、実行しています。

[2025経営計画  概要]

○国内耐火物需要の構造的変化に対応した事業の抜本的体質強化策の実行

○海外事業では、高い技術力を活かした拡販、パートナー企業との連携・提携等による事業拡大

○ファーネス事業では、鉄鋼分野における整備作業領域拡大、省エネ工業炉・環境炉分野での拡販

○セラミックス事業では、半導体製造装置・環境関連分野・電子部品分野での拡販、新規分野へ進出

○安全・環境・防災・内部統制分野でより高次元なレベルを追求、カーボンニュートラル、SDGsへの取り組み、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進

 以上の施策を推進することにより、ROS8%以上を目指します。

Ex. 2025年度連結売上高1,500億円、連結経常利益120億円

② 2025経営計画(2021年度~2025年度)の進捗状況について

 当社グループの主要得意先である鉄鋼業界における2022年の世界粗鋼生産量は、前年比4.2%減の18億7,850万トン、当連結会計年度(2022年4月1日~2023年3月31日)の国内粗鋼生産量は、前年度比8.1%減の8,785万トンとなりました。加えて、原材料価格の高止まり、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー・食料価格高騰に起因するインフレ、金利上昇、急激な円安等、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が続いております。

 こうした状況下、実行2ヵ年目の当連結会計年度においては、国内外における耐火物事業・ファーネス事業・セラミックス事業における徹底したコストダウン、大型案件の着実な受注、高収益品の拡販、適正マージンの追求等による収益基盤強化を推進いたしました。とりわけ、当社の成長戦略上の最重要課題のひとつである海外事業拡大については、成長するインド市場におけるTRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITEDで確立したフルメニュー生産・販売体制の最大活用による更なる競争力向上、欧州及び北米・南米市場でのアライアンスパートナー企業との連携深化やマーケティング強化等により、非鉄分野を含めた需要の確実な捕捉に努めて参りました。これら諸施策の成果として、2022年度の海外売上高比率は過去最高となる45%まで拡大し、売上・利益ともに大きく貢献しております。

 上記取り組みの結果、当連結会計年度における実績は、売上高1,652.0億円、経常利益120.8億円、ROS7.3%となり、2025経営計画目標である売上高1,500億円、経常利益120億円を達成いたしました。

 引き続き、当社の強みを活かしたグローバル戦略の推進、成長分野への積極的な投資の実施等、利益成長に向けた各種取り組みを加速するとともに、足元迄の実行状況と当社を取り巻く環境変化を踏まえた新たな目標設定の観点から、2025経営計画の見直しを検討して参ります。

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