企業鈴木東証プライム:6785】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社のサステナビリティに関する考え方および取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)ガバナンス

 当社グループは、サステナビリティ経営の推進にあたり、社長が統括するコンプライアンス委員会、CSR委員会、リスク管理委員会、環境管理委員会を当社グループ横断的に設けることでサステナビリティに関するガバナンス体制を構築し、取締役会がこれを統治しています。各委員会では定期的な活動報告、課題に対する対応検討を行っております。

(2)リスク管理

 当社グループでは、リスク管理委員会を設置し、当社グループの経営理念、経営目標、経営戦略の達成を阻害する様々な危険に対して適切な処置を行うことで、安定的発展を確保しております。リスク管理委員会は各委員会と連携して目標、課題、実施状況の情報共有を行い、サステナビリティ経営の推進に対応しております。

(3)主なサステナビリティ項目

①環境に関する事項

 当社グループは、「地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、当社グループの企業活動と環境および生物多様性保全との共存に向けた環境活動を推進する。」を環境方針として、環境目標達成に向けて取組んでおります。

a)ガバナンス

 当社グループは、環境方針を行動指針として、環境管理委員会で策定した目標に向けた活動計画に沿って評価・検討を行っております。経営上のリスクに関わる事項については、リスク管理委員会および経営会議に報告され、重要な事項については取締役会で付議または報告されることとしております。

b)戦略

◇カーボンニュートラル社会への取組

 当社グループは、地球温暖化の進行により発生する自然災害によって想定される物的損害および人的被害、顧客・サプライヤーとの流通機能遮断、法規制や災害対策に対する投資コスト増加を中長期的な重要リスクと捉えております。また地球温暖化の原因となる温室効果ガス(CO2,メタンなど)の排出量の約8割は、企業活動から排出されていることを認識しております。当社グループは地球温暖化による気候変動が事業活動に与えるリスクを回避・軽減することを重要課題と捉え、2025年度には温室効果ガスの原単位を50%削減(2019年度比)することを目標としております。具体的な施策として、従業員に対する環境教育(年4回のe-ランニング)により意識啓蒙を図る活動を行い、工場設備では、日滝原工場と医療組立工場に太陽光パネルを設置、日滝原工場に風力発電機を設置、各工場で省力機器への更新(照明、変圧器、空調機、熱源機、ルーフファン、等)により、使用電力量の削減を行なっております。またEV/HV関連部品の売上拡大および廃棄物の分別による再資源化や、ペーパーレス活動による廃棄物削減に取組んでおります。

c)指標及び目標

 当社グループは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて取組んでおり、温室効果ガス排出量の原単位、およびEV/HV関連部品の売上高拡大を目標として推進しております。

・温室効果ガス排出量の原単位

⇒2019年6月期の原単位に対して、2025年6月期に50%削減することを目標としております。

※原単位=CO2排出量/売上高

 

基準年

実績

目標

2019年6月期

2023年6月期

2025年6月期

温室効果ガスの原単位

0.565

0.348

0.283

削減率

(2019年6月期比)

△38%

△50%

・EV/HV関連部品の売上高

⇒2021年6月期の売上高に対して、2025年6月期は200%増加することを目標としております。

 

基準年

実績

目標

2021年6月期

2023年6月期

2025年6月期

EV.HV関連製品の売上高

833百万円

1,719百万円

2,500百万円

増加率

(2021年6月期比)

106%

200%

EV=Electric Vehicle(電気自動車)、HV=Hybrid Vehicle(ハイブリッド自動車 プラグインHV含む)

②人的資本に関する事項

 当社グループは、経営理念「不への挑戦」を掲げ、経営方針を実行するとともに、深刻化する社会問題への対応と社会全体の持続性を重視して、人的資本の向上に向けて取組んでおります。また、鈴木行動憲章では「従業員の多様性、人権、プライバシーを尊重するとともに、安全で働きやすい環境を第一に考え、守るべき行動基準や社内規則を明示し、ゆとりと豊かさを実現する。」と掲げ、各種戦略により活力ある企業文化の創造に努めております。

a)ガバナンスおよびリスク管理

 当社グループは、(1)「ガバナンス」に記載のガバナンス体制に基づき、人的資本に関するリスクマネジメントの機能を果たしております。人的資本に関わる課題やリスクがある場合は対応を検討し、特に重要な事項については取締役会で報告または付議されることがあります。

b)戦略

 当社グループは、社会構造の変化への対応と人的資本経営の核となる従業員の成長の促進が経営基盤の強化に繋がると考えております。具体的には、「多様な人材の活躍」、「多様な働き方」、「人材育成」、「安全で働きやすい環境」を戦略とし、人的資本の向上に取組んでおります。

1)多様な人材の活躍

 性別、年齢、国籍、障がいの有無にとらわれず、多様な人材が活躍できる職場環境の整備に努めております。特に、従業員のスキルを最大限活用できる適材適所への配置、育児休業制度や短時間勤務制度などを積極的に活用することにより、女性社員の管理職への登用を推進しております。採用活動においては、採用者に占める女性比率の目標を定め、女性社員の積極的な採用活動を実践しております。また、障がい者採用については、トライアル勤務を実施するなど、障がいの特性や職種への適合に配慮した配属を実施しております。

2)多様な働き方

 仕事と家庭の両立が生産性向上に繋がるとの認識から、ワークライフバランスの実現に向けた規定の整備を進め、従業員のそれぞれの事情に応じた柔軟な働き方ができるよう努めております。多様な勤務体制整備、育児・介護休業制度、育児・介護短時間勤務制度など、育児・介護による離職者を発生させないため、仕事と家庭の両立ができる各種制度を整備しております。また、介護等による自己都合退職者についても再雇用が行える制度を設けております。

3)人材育成

 目まぐるしく変化する経営環境に対応するためには社員個々の能力を最大限に発揮されることが重要であり、個々のスキルアップをするための人材育成の推進と社員教育の実践をしております。具体的には、経営理念を浸透させるための活動、技能伝承のためのOJT教育、スペシャリスト、ゼネラリストを育成するための部門をまたいだ人事異動なども活用し、人材育成を推進しております。また、新入社員、若手、リーダー、管理職などの階層別研修を行い、体系的、自律的に自身のキャリアを形成できるよう研修制度を整備して社員教育を実践しております。

4)安全で働きやすい環境

 休業災害ゼロを目標とし、安全で働きやすい職場環境の整備に努めております。安全衛生に関しては、安全衛生委員会を中心とし、法令を遵守した安全衛生の推進、定期的な安全パトロールによる危険作業の撲滅、ヒヤリハット事例の展開等、安全意識の向上による労働災害防止活動を実践しております。健康に関しては、健康診断の確実な実施と特定保健指導の推進を図るとともに、各事業所にはトレーニングルームを完備し、従業員の健康増進を促進しております。

c)指標および目標

項目

目標

2023年6月期実績

正社員採用に占める女性比率

2030年6月期までに30%以上

17.2%

女性管理職比率

2030年6月期までに7%以上

4.7%

男性育児休暇取得率

2030年6月期までに50%以上

47.3%

(注)目標及び実績は当連結会計年度末における国内グループ会社合算の数値を記載しております。

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