企業田中化学研究所東証スタンダード:4080】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)サステナビリティに関する考え方及び取組みの状況について

 当社は、以下をサステナビリティ基本方針として定め取り組んでおります。

 新しい科学技術の創造と発展を目指すことによって、企業価値を向上させ、人々の豊かな暮らしや、社会、地球環境が抱える問題の解決に貢献してまいります。そのために、経済性の追求、安全・環境・品質保証活動、社会貢献活動のそれぞれに積極的に取り組み、サステナビリティを推進してまいります。さらに、これらの取組みを通じて、社会の持続可能な発展に大きな役割を果たし、自らも発展を続けてまいります。

1)ガバナンス

 世界的に温室効果ガスの排出削減における取組みが推進される中、当社の設備がフル稼働となった際には、生産量の増加に伴い二酸化炭素(CO2)排出量も増加するため、カーボンニュートラルへの対応を重要課題と捉えております。社長執行役員を委員長とし、全執行役員及び関係各部署長を委員とするレスポンシブル・ケア(RC)委員会を設置・開催し、安全衛生管理、保安管理、環境保全、化学品管理、製品安全及び品質保証のための施策を総合的に議論・推進しており、その中でカーボンニュートラルに関する取組みも進めております。

2)リスク管理

 当社ではRC委員会を年2回開催し、以下のような当社の環境・安全等に関する各種施策や課題を議論し検討を行っております。

・安全衛生管理方針、環境方針、品質方針の策定及び、活動に関すること

・ISO-14001規格に基づく環境マネジメントシステムの維持及び継続的改善に関すること

・ISO-9001規格に基づく品質マネジメントシステムの維持及び継続的改善に関すること

・中・長期計画の策定に関すること

・カーボンニュートラルに関する評価

 なお、上記カーボンニュートラルに関しては、住友化学グループのカーボンニュートラルに関する取組みにおけるロードマップに沿って年間の取組みの進捗管理を行っております。

3)戦略、指標と目標

 当社は親会社である住友化学株式会社のグループ会社として、前述のロードマップに沿って、CO2排出量削減に積極的に取り組むとともに、RC委員会による定期的な進捗管理を通じて、目標達成に向けた活動を推進しております。

 当社は、2013年度のCO2排出量(22,930t)を基準に、2030年度に50%削減、2050年度にカーボンニュートラルを達成することを目標としており、2022年度の排出量は20,269tとなっております。

※上記CO2排出量はScope1とScope2を併せた排出量。

Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出

Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出

(2)人的資本について

1)戦略

 当社は、電気自動車をはじめとする環境対応車に搭載される電池材料の研究・製造・販売等の事業を展開しております。また、現在は、福井事業所で年間約5万トンのフル生産体制を確立するとともに、安定的な利益を確保できるより強靭な企業体質を目指すべく、各事業活動に注力しております。なお、事業展開のうえでは、必要な人材を確保するとともに、その一人ひとりが当社で技術・能力を最大限に発揮できるよう育成することが急務となっております。そのために、労働諸条件の改善に加えて効果的な人事諸制度の導入・運用、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進、ワーク・ライフ・バランスの推進、人材開発の充実を通して、全従業員の事業に対するエンゲージメントを高めるとともに、安全かつ健康に働くことができる職場環境を整えてまいります。

2)指標及び目標

 全従業員が自身の能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り、働きやすい職場環境の整備を行うために、次世代育成支援対策推進として年次有給休暇の取得率向上や長時間労働の是正、男性及び女性社員への育児休業の取得促進を進めております。

 その結果、2022年度の男性社員の育児休業の取得率は60%となっております。また、女性の活躍推進にも焦点を当て、出産・育児と仕事を両立できる職場環境の整備に加え、当社の管理職に占める女性社員の割合を6%以上とする目標達成に向けて、能力開発のための定期的なコミュニケーション実施や研修等を通じた着実なキャリアアップを支援しております。このような取組みにより、2022年度の管理職に占める女性社員の割合は5.6%となっており、引き続き上記取組みを継続してまいります。なお、女性活躍推進に向けた取組み強化により、2023年2月に「ふくい女性活躍推進企業プラス+」に登録認定されております。

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