企業日本オラクル東証スタンダード:4716】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社は、米国オラクル・コーポレーションを実質的な親会社とし、同社を中心とする企業集団に属しており、サステナビリティに関し、オラクル・グループの方針と連携を図りながら取り組みを行うことを基本方針としております。当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは次のとおりです。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。

(1)ガバナンス

 当社は、取締役会においてサステナビリティに関する重要な問題がある場合には、必要な決定を行うこととし、各執行役が当該決定に基づき対応を行うこととしております。

(2)戦略

“多様で, 包括的及び安全な職場環境を提供すること”は、持続可能な環境・社会の実現に向けて重要な課題であると認識しております。この観点から当社では、重視している人的資本に関する取組を含む、以下のような取組を推進しております。

人材育成に関する取組

 当社では、ダイバーシティ&インクルージョンの観点からコーポレートガバナンス・コードに基づく社員の採用、育成、登用について取り組んでおります。

 女性活躍推進の観点からは、女性管理職比率の向上を取組指標として、様々な活動を展開しております。管理職登用においては、タレント・レビュー・ボードにおいて女性比率の考慮、あるいは女性の管理職候補の育成としてのタレント・マネジメント・プログラムの導入などの展開をしております。

 人材採用においては、優秀な新卒者の確保と若年層採用による労務構成の維持を図りつつも、通年採用による即戦力の強化を行っております。

 また、社内の人材育成に関しましては、社員自身が自らのキャリア・パスを創造することを支援するよう、様々な社内研修制度を用意してあります。具体的には、自社製品であるOracle Human Capital Management(HCM) Cloudの活用、社内外の研修・教育訓練の提供、社内人材アドバイザーによるカウセリングやメンタリング・プログラムの提供など、社員の能力開発・自律的なキャリア形成のための支援施策を推進し、従業員エンゲージメントの向上に取り組んでまいります。

社内環境整備に対する取組

 当社では、2004年から在宅勤務制度を試験的に導入し、2005年から社内規程化し、全社に展開してきました。実際に2011年の東日本大震災においても、2019年からの新型コロナウイルス感染症におけるオフィス閉鎖期間においても全社員に対して速やかにリモート・ワークを適用し、自社のプロダクト、ソリューションを活用することで非常に強固な事業継続を実践してきました。

 また、裁量労働制などの柔軟な勤務制度や育児、介護のケースにおいては所定労働時間のみの勤務とする時間限定勤務や短時間勤務の制度も運用し、社員のワークライフ・バランスの推進に取り組んでおります。

多様な働き方の支援に対する取組

 当社の倫理道徳規範である「オラクル・コード」において、採用活動および雇用、業績評価、報酬、昇進等の雇用関係のすべての局面において、差別を禁止し、多様性を享受する方針を掲げており、全社員はその方針を遵守することとしております。

 そうした方針を踏まえ、障害者雇用促進と障害者スポーツ活動支援の観点から、2018年よりパラアスリートの採用に注力しております。2023年7月時点で9名のパラアスリートが当社社員として在籍し、来たるパリ・パラリンピックの出場を目指して邁進しています。そして、パラアスリートを含む障害者の支援として、ERG(Employee Resource Group)としてODAN(Oracle Diverse Ability Network)が2021年より発足し、現在も社員主体により地域社会とも連携した様々な取り組みを展開しています。

 また、ERGは女性活躍推進を目的としたOWL(Oracle Women Leadership)、LGBTQの支援を目的としたOPEN(Oracle Pride Employee Network)も活発に活動を展開しております。OWLの活動として、国際女性デーにおいて経営幹部職も含めたパネルディスカッションや社外スピーカーを招いた講演などを実施しており、社内活動として定着しています。OPENの活動の結果、性的マイノリティの人たちが働きやすい職場づくりを推進する評価指標となる「PRIDE指標」で最高位のゴールドを2023年5月期において2年連続受賞しており、ダイバーシティ&インクルージョンに関する先進的な企業としての評価をいただいております。

気候変動への取組

 当社は地球の健全性を確保するため、またサステナブルな未来を築けるよう、大胆かつ緊急的な行動を推進していくことが必要であると認識しております。

 実質的な親会社である米国オラクル・コーポレーションの方針と連携を図り、環境に配慮した取り組みを行っており、省エネルギーとエネルギー効率の高いコンピューター及び照明システムの利用に努めております。また、オラクル・コーポレーションは当社が利用するクラウドのデータセンターを100%再生可能エネルギーで運営する等の目標を掲げております。

(3)リスク管理

 当社内関連部署及びオラクル・グループの関連部署と連携をして、リスクの把握を行い、必要に応じて取締役会等に報告を行うこととしています。

(4)指標および目標

 前途のとおり、当社はサステナビリティ推進にあたり、人的資本を重要視しております。

「管理職に占める女性従業員の割合」「男女別の育児休業取得率」「従業員の男女の賃金の差異」については、「第1 企業の概況 5 従業員の状況」を参照ください。また、ダイバーシティ&インクルージョンに関しましては、2033年5月期までの数値目標をもって取組を推進しております。

 なお、中途採用比率および外国籍社員比率に関しては、実態に即した割合の算出を目的として、就業人員(受入出向社員を含む)に休職者を含み、嘱託社員は含めておりません。

 

現在(FY23)

目標(FY33)

女性管理職比率

14.4%

30%

中途採用比率

84.3%

現状維持

外国籍社員比率

5.7%

8%

 今後も様々な活動を通して多様な働き方の支援を推進してまいります。

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