企業兼大株主川崎重工業東証プライム:7012】「輸送用機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

《基本方針》

 当社グループでは、経営におけるサステナビリティの位置付けを明確にするため、「川崎重工グループサステナビリティ経営方針」を制定しています。「グループミッション」の達成に向けて、製品とサービスを通じて社会と環境のサステナビリティに貢献することを企業としての使命ととらえ、将来にわたり世界が直面する様々な社会・環境課題に対して革新的な解決策をつくり出すことに挑戦します。また、責任ある企業行動と経営基盤の強化を通じて、持続可能な社会と当社グループの継続的な企業価値向上をともに実現することを目指します。

 この方針の下、当社グループでは、定期的に事業活動における重要課題(マテリアリティ)を見直し、事業環境とステークホルダーからの要請・期待を踏まえた経営を行うこととしています。2021年度に実施した見直しにおいては、「グループビジョン2030」における3つの注力フィールド「安全安心リモート社会」「近未来モビリティ」「エネルギー・環境ソリューション」を「事業を通じて創出する社会・環境価値」とし、直面する社会課題に対し当社グループが長期で取組むべき最重要課題と位置づけました。

 また、当社グループでは、「グループミッション」とSDGsとの親和性は極めて高いと考えています。最重要課題と位置づけた3つの注力フィールドそれぞれにおける施策の推進により、事業を通じてSDGsの達成に貢献していきます。

 更に、水素事業などを通じて顧客に脱炭素化ソリューションを提供する企業として、バリューチェーンを含めた事業活動における脱炭素化の早期実現を目指すとともに、ビジネスと人権、人財活躍推進、コンプライアンス、技術開発・DXなどを「事業活動を支える基盤」の重要事項と位置づけ、取組を強化していきます。

《川崎重工グループサステナビリティ経営方針》

1.基本的な考え方

川崎重工グループは「そのわざを通じて国家社会に奉仕する」との創業者・川崎正蔵の意志を受け継ぎ、120 年以上にわたって常に最先端技術に挑み、先進的な製品を通じて社会の発展に貢献してきました。 今日、川崎重工グループは、創業の精神から発展したグループミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する"Global Kawasaki"」を掲げ、水素エネルギーへの転換やロボット技術を活用した新たな働き方の提唱など、未来に向けたソリューションと新たな仕組みづくりに取り組んでいます。本方針は、グループミッションの達成に向けて、将来にわたり世界が直面する様々な社会・環境課題に対して革新的な解決策をつくり出すことにより、持続可能な社会と川崎重工グループの継続的な企業価値向上をともに実現するための経営の長期的なあり方を示すものです。本方針を踏まえ、時代ごとの社会・環境の変化を捉えて重要課題(マテリアリティ)を特定し、成長シナリオとして経営計画を策定します。また、コーポレート・ガバナンスを強化し、ステークホルダーの皆様との対話と協働を通じて新たな経済・社会・環境価値を創造します。

 

2.サステナビリティ経営方針

(1) 社会課題への挑戦

これまで培ってきた技術力の発展とグループ内外の多様な知見の結集により、環境、エネルギー、資源等の社会課題や様々な社会の変化に対して革新的なソリューションを提供することに挑戦し、世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献します。また、新たに求められる価値を提供するため、川崎重工グループ自身も進化と変化を続けます。

① カーボンニュートラルなエネルギー技術を育成・展開し、世界が取り組む気候変動の抑制を支えます。

② 産業と生活を進化させるソリューションを様々な形で提供し、すべての人々が豊かで安全安心に暮らせる社会を創造します。

③ 資源を効率的に活用するビジネスモデルを構築し、循環型社会の実現に貢献します。

 

(2) 責任ある企業行動

事業活動が社会・環境に及ぼす影響を認識し、対策に取り組むことでバリューチェーン全体の持続可能性を高めます。

① ゼロエミッションの実現を目指し、事業活動に由来するすべての環境負荷を積極的に低減します。

② 国際規範や各国法令を遵守し、責任ある企業行動をとります。

③ 事業に関わるすべての人の人権を尊重し、人権に由来する課題に真摯に取り組みます。

 

(3) 経営基盤の強化

コーポレート・ガバナンスの充実と、従業員の高いエンゲージメント、ステークホルダーの皆様との対話と協働を基に継続的な企業価値向上を図ります。

① サステナビリティ経営の基盤としてコーポレート・ ガバナンスを強化します。

② 挑戦を奨励する企業風土の醸成と積極的なダイバーシティの推進により、従業員のエンゲージメントを高め、組織を強靭化します。

③ 適時適切な情報開示、建設的な対話と協働により、ステークホルダーの皆様と強固な信頼関係を構築します。また、その期待を経営の意思決定に組み込みます。

 

[ガバナンス]

 当社グループでは、取締役会をグループ全体のサステナビリティ基本方針と基本計画を審議・決定する最高意思決定機関と位置づけています。また、取締役会の監督の下、社長を委員長とする執行側の委員会としてサステナビリティ委員会を設置し、取締役会で定めた基本計画に基づく各種施策を決定し、その進捗状況を取締役会に報告する体制としています。また、「グループビジョン2030」の実現とサステナビリティの推進を企画本部にて統括し、社会及び当社グループのサステナビリティ実現に向けた企画立案機能を強化することを目的として、2022年4月サステナビリティ推進本部の一部機能を企画本部に移管しました。

 サステナビリティ委員会では以下の項目について審議・報告を行っています。

1.社会・環境と当社グループ相互の持続可能性の実現、当社グループの企業価値向上に資する各種施策、及びその実行や達成状況に関する事項

2.当社グループの事業活動が社会・環境に及ぼす負の影響の把握とその低減・撲滅に向けた各種施策、及びその実行や達成状況に関する事項

 サステナビリティ委員会はカンパニープレジデントや川崎車両㈱社長、カワサキモータース㈱社長、サステナビリティ担当役員、本社各本部長などの委員から構成されます。社外の知見及び意見を委員会の意思決定に反映させる観点から社外取締役も出席し、更に業務執行監査の観点から監査等委員も出席しています。

 サステナビリティ委員会は原則として年2回以上開催することとしており、2022年度は3回開催し、取締役会へ報告しています。

 サステナビリティ推進体制図


 更に、経営に大きな影響を及ぼす全社的な人財の育成・活用の方針については全社人財マネジメント委員会で協議・検討します。全社人財マネジメント委員会は社長が議長となりカンパニープレジデントや川崎車両㈱社長、カワサキモータース㈱社長を中心に招集し、①経営者の育成、②重点施策における人財の活用、③新事業・新製品への人財の投入に関する事項、④各種人事施策の運用状況などについて協議・検討するもので、年4回開催することとしています。

 また、各種人事施策の詳細立案・策定時の意見収集、全社方針の伝達を目的として本社人事本部がカンパニーの人事・勤労担当部門長を招集し、各種会議体を開催しています。

[リスク管理]

 サステナビリティに関するリスクの識別・評価は、サステナビリティ委員会にて実施しており、事業環境とステークホルダーからの要請・期待の変化をリスク管理の観点から捉え、必要な対応について審議・報告を行っています。2022年度は主に人権デューデリジェンスや気候変動対応に関して議論しました。更に、定期的な重要課題(マテリアリティ)の見直しにおいても、各課題に関するリスク評価を行っています。それらの内容は少なくとも年に2回取締役会に報告を行い、サステナビリティ課題への対応について取締役会が監督を行っています。

 また、リスクマネジメント担当部門による全社的リスク管理のうち、サステナビリティに関する事項、特にカーボンニュートラルや循環型社会を目指す地球環境に関する事項や、新たな価値提供を担う人財と組織強化を目的とした人的資本に関する事項については、リスク評価やモニタリングを継続して実施しています。その活動内容は年に4回取締役会に報告し、対応の方向性を審議した上で、各リスクの対象となる部門へ必要なフィードバックを行っています。

 全社のリスク管理に関しては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 <リスク管理体制の整備の状況>」、又は当社Webサイト(https://www.khi.co.jp/sustainability/governance/risk.html)をご参照下さい。

[重要課題(マテリアリティ)]

 当社グループでは、多様化するステークホルダーからの期待・要望と事業環境の変化を踏まえ、当社グループの企業活動が社会に与える影響を認識・整理し、2018年に重要課題(マテリアリティ)を特定しました。

 更に2021年には、前年に発表した「グループビジョン2030」を受け、重要課題(マテリアリティ)の見直しを行いました。2018年と同様、重要課題(マテリアリティ)は「事業を通じて創出する社会・環境価値」と「事業活動を支える基盤」に大別し、事業を通じた取組を「当社グループが長期で達成すべき最重要課題」と定義し、その事業活動を支える課題を、最重要課題の達成に向けた「基盤項目」と位置づけています。 今後も、事業環境や社会からの期待の変化に即し、定期的に重要課題(マテリアリティ)の見直しを行っていきます。

 重要課題(マテリアリティ)の特定プロセスの他、外部有識者のコメントやそれを受けた対応など、詳細は当社Webサイト(https://www.khi.co.jp/sustainability/materiality/task.html)をご参照下さい。

 抽出した重要課題(マテリアリティ)のマッピング


[戦略並びに指標及び目標]

 特定した重要課題(マテリアリティ)の主な事項に関する戦略並びに指標及び目標は以下のとおりです。

《事業を通じて創出する社会・環境価値~3つの注力フィールド~》

3つの注力フィールドである「安全安心リモート社会」「近未来モビリティ」「エネルギー・環境ソリューション」は、「事業を通じて創出する社会・環境価値」として、直面する社会課題に対し当社グループが長期で取組むべき最重要課題と位置づけたものです。詳細は、統合報告書「Kawasaki Report」(次回2023年9月発行予定)(https://www.khi.co.jp/sustainability/library/kawasaki_report/index.html)をご参照下さい。

①安全安心リモート社会

 当社グループが持つ遠隔操作・遠隔情報技術・ロボティクス等を用いて、すべての人々が豊かで安全かつ安心して暮らせる社会を創造します。具体的には、医療・ヘルスケア分野における患者の負担減ニーズ、医師の不足や負担増問題、地域による医療格差、製造業・サービス業における労働力不足や労働環境悪化などの課題解決を目指しています。また、働き方の多様化が進む社会において実作業を伴うリモートワーク環境を提供するほか、屋内位置情報ソリューションの提供により、すべての人々が社会参加できる新しい働き方・暮らし方を実現します。

 今後、国内では労働力人口の需要と供給のギャップが生じると予想されています。当社グループは、2030年には医療・福祉関係者が約200万人、製造業・サービス業等の働き手が約400万人不足するものと予測し、リモートによる新しい価値の創造によりそれらの解消に貢献していきます。この代表的な取組例である手術支援ロボットの導入実績は、2022年度末時点で累計33施設、症例数は累計1,158となっています。

②近未来モビリティ

 物流量の増加と少子高齢化に伴う人手不足といった社会環境の中でも、すべての働く人がその人らしく、そしてその人にしかできない仕事に集中できる社会を実現します。そのために、無人で物資を運ぶヘリコプタ(無人VTOL機)や自動配送ロボットなど、新しい輸送・移動手段を提案し、スマートかつシームレスな移動が可能な豊かな社会を創造します。都市部で多発している交通渋滞や、物流拠点間での輸送時間のロス、自然災害による交通手段の遮断といった課題に対し、陸上輸送、航空輸送も交えた新しい輸送システムを用いたソリューションで応えます。当社グループは、2030年には物流における人手不足が国内で約20万人に上ると予測しており、人・モノの移動の変革を通じてその解消を目指します。

 福島ロボットテストフィールドにおける無人VTOL機と配送ロボットの連携によるシームレス無人物資輸送の技術実証、長野県伊那市における無人VTOL機による物資輸送プラットフォーム構築事業の推進と高高度対応の新たな無人VTOL機の開発、東京都内における公道での小型・低速の配送ロボットによる人を介さない物流システムの実現に向けた実証、更には医療関係者の負荷軽減を目的としたエレベータ・自動ドアと連携する配送ロボットによる病院内無人配送の実証など、様々な社会課題解決に向けて着実に前進しています。

③エネルギー・環境ソリューション

 カーボンニュートラル社会の早期実現に向けて、世界に先駆けて水素サプライチェーンを構築します。また、水素発電を軸とした自主的な取組により、2030年に当社及び国内連結子会社においてカーボンニュートラルを目指します。世界中の様々な場所で、様々な方法で作ることができる水素は、カーボンニュートラルに加えてエネルギー安全保障の面からも期待が高まっており、早期に水素社会を実現できるよう各取組を加速します。モーターサイクルや船舶、航空機をはじめとする輸送機器・システムの水素エンジン化、電動化・ハイブリッド化、代替燃料対応等を進め、脱炭素社会の早期実現に貢献します。

 水素事業については、当社グループの脱炭素ソリューションを活用した水素供給量、CO2削減量をKPIとしており、水素供給量は2031年頃に22.5万トン/年、CO2削減量は160万トンを目指します。2022年に世界で初めて、海外の褐炭から製造した水素を液化水素運搬船で海上輸送・荷役する実証実験を完遂しました。また16万㎥型の大型液化水素運搬船の基本設計承認、並びにそれに搭載する発電用水素焚き二元燃料エンジン及び関連システムの基本設計承認を日本海事協会から取得するなど、商用化に向けて着々と実績を積んでいます。

《気候変動への対応》

 当社グループは、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して1.5℃に抑えるというパリ協定で掲げた目標の実現を目指し、「グループビジョン2030」のもと、水素発電を軸とした自主的な取組に加え、省エネルギーの更なる進展、再生可能エネルギーの拡大及び廃棄物発電の拡充により、2030年に当社及び国内連結子会社においてカーボンニュートラルを目指します。更に、当社グループの脱炭素ソリューションを社会や取引先、顧客にも広げ、世の中のカーボンニュートラルの早期実現に貢献していきます。そのために当社グループは高効率の発電設備、水素との混焼ガスタービンなど化石燃料からカーボンニュートラルへの移行(トランジション)に不可欠な製品やサービスを多く取り揃え、この分野でも大きく貢献していきます。

 また、激甚化する自然災害に対しては、リスク分析に基づき、事業継続計画(BCP)やサプライチェーンの強靭化などの対策を進めています。気候変動関連のリスクと機会及びそれらがもたらす事業・戦略・財務計画への影響については、2019年に賛同署名したTCFD提言のフレームワークに基づき、分析・評価を行っています。2022年度においては、グループ全体を俯瞰し、①産業別評価、②CO2排出量、③事業規模と今後の成長性、④気候変動に関するリスク・機会の側面から総合的に評価し、気候変動の影響が大きい事業を改めて特定した上で、1.5℃ 、4℃ のシナリオを想定し、「グループビジョン2030」の目指す姿である2030年時点の影響評価を実施しました。これらを含む気候変動への取組は、CDPにより透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められ、2022年気候変動調査の「Aリスト企業」に認定されました。

 なお、シナリオ分析を含むTCFD提言に基づく情報開示は統合報告書「Kawasaki Report」(次回2023年9月発行予定)(https://www.khi.co.jp/sustainability/library/kawasaki_report/index.html)をご参照下さい。

 

目標

CO2排出量実績(注1)

対応策

Scope 1

2030年:Net Zero

(当社及び国内連結子会社)

年間13.4万t-CO2

(当社及び国内連結子会社37社、海外連結子会社23社)

自社製の水素発電を軸に、廃棄物発電、再生可能エネルギーなども組み合わせ自社においてゼロエミッション工場を実現

Scope 2

2030年:Net Zero

(同上)

年間26.7万t-CO2(同上)

Scope 3

2040年:Zero-Carbon Ready

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

2050年:Net Zero

(当社及び連結子会社)

年間2,466.4万t-CO2

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

Scope3排出量の大半を占めるカテゴリー①と⑪について、下記の対応策を実施

 

カテゴリー①

2040年:2021年度比80%削減

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

年間239.4万t-CO2(同左)

・排出情報の共有等、材料や部品の調達先である取引先との連携強化

・水素を中心に当社グループからCO2フリーなエネルギー等を取引先にも提供

 

カテゴリー⑪

2040年:Zero-Carbon Ready

(注2)

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

年間2,187.1万t-CO2

(同左)

・水素社会実現に向け水素関連ソリューションを提供

・各種モビリティやロボットなど、顧客が当社ソリューションを利用する際に電動化やCO2フリー燃料対応製品を選択肢として用意

・CCUS(注3)への取組を推進

(注) 1.CO2排出量は2021年度実績(SGSジャパン㈱による検証済)です。最新の情報は当社Webサイト(2023年7月更新予定)(https://www.khi.co.jp/sustainability/esg/data.html)をご参照下さい。

   2.Zero-Carbon Readyは、カテゴリー⑪の対応策に記載の取組を示す当社の造語です。

   3.CCUS:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(CO2 の回収・有効利用・貯留)

 川崎重工グループのCO2排出削減目標


《多様な人財が個性と能力を最大限発揮する環境整備》

 社会が求める新たな価値を持続的に提供するために人財は最も重要な財産であり、「グループビジョン2030」においても、人的資本の充実は成長シナリオを支える重要な要素と位置づけています。この認識の下、当社グループは人的資本に関する基本方針「川崎重工グループ人財マネジメント方針」に則り、多様な人財の獲得・育成、その個性と能力を発揮する環境整備、前向きに挑戦し続ける人と組織の実現に向けて、各種施策を展開しています。なお、各種施策の詳細やその他の取組については、各項目に記載したURLから当社Webサイトをご参照下さい。

 人財育成方針

 社内外の組織の枠・製品の枠を超えて新たな事業領域に挑戦し成果を出す人財を育成するとともに、組織を動機づけ成果を最大化させるための適切なマネジメントが必要と考えています。

 そのため、2021年から、自ら高い目標を掲げ覚悟とスピード感をもってやり抜く人財を後押しし評価する「チャレンジ&コミットメント」をコンセプトとする人事制度をスタートさせ、年齢・性別・国籍等の属性に関わらず、期待役割と成果を実現し得る人財を社内外から獲得・配置するとともに、行動特性評価による適正配置や、部課長を対象とした研修を実施しマネジメント層の育成にも取り組んでいます。

 また、持続的に事業変革をリードする経営者の育成強化が必要と考えており、経営者に求める素養の可視化、外部アセスメントの活用、社長・副社長による面談などを行い、後継者候補を選定しています。加えて、「Kawasaki経営実戦塾」「Kawasaki経営塾」「Kawasaki経営入門塾」などの経営者育成プログラムを幅広い層を対象に実施し、計画的な経営者育成に取り組んでいます。

 人財マネジメント (https://www.khi.co.jp/sustainability/society/h-management.html)

 人財開発 (https://www.khi.co.jp/sustainability/society/h-development.html)

 社内環境整備方針

「枠を超え成長し続けるオープンで自由闊達・創造的なチーム」であり続けるため、より多くの人財が働きがいと働きやすさを実感できる環境づくりが重要と考えています。例えば、高いモチベーションを持ち、かつ能力を発揮する環境が与えられていると実感している従業員を更に増やすことを目指した「K-Win活動」に取り組み、組織課題の可視化と継続的な改善に結びつけるために定期的にエンゲージメントサーベイを実施しており、その取組を順次拡大していきます。

KPI

目標

実績

対応策

「働きやすい環境」と「社員エンゲージメント」が共に高い従業員割合

2030年度 50%超

(サーベイ実施会社の総計)

2022年度 28%

(当社及び国内連結子会社7社)

経営トップとの車座対話、上司部下や共に働くメンバー間の関係性強化による組織活性化、かわさき目安箱による組織横断課題の共有・解決など

 人財マネジメント (https://www.khi.co.jp/sustainability/society/h-management.html)

 ダイバーシティの促進

 持続的な企業価値の向上を図っていくためには、国籍、性別、年齢、宗教の違いや障がいの有無などに関わらず、世界中で活躍する従業員一人ひとりが持つ能力や特性を存分に発揮でき、それを最大化する組織づくりが重要です。特に、育児・介護と仕事の両立支援を目的に、子どもが3歳に到達するまで取得できる「育児休業」、小学校卒業まで利用できる「短時間勤務制度」、最長3年間取得できる「介護休業」、育児・介護などで必要なときに時間単位で休暇を取れる制度など、国の基準を上回る取組をしています。これらのダイバーシティ推進の積極的な取組が評価され、女性活躍に優れた企業として「なでしこ銘柄」(2014年度)に選定され、「えるぼし」(2016年)や「くるみん」(2010年)の認定も先駆的に取得しています。

KPI

目標

実績

対応策

女性・外国人・キャリア採用者の部長級以上への登用率

2030年度 20%超

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

2022年度 7%

(同左)

・多様な知見を取り入れるためのキャリア採用の強化、新卒採用者の女性比率向上、属性に関わらず役割発揮が期待される適材の配置推進

・外国籍従業員向けビジネス環境理解研修や上司向け異文化理解研修、育児・介護・治療と仕事の両立での短時間勤務、法定有休に加え更に最大60日の有休利用、育児サービス利用時の費用補助など制度の充実

男性育児休業取得率

2025年度 30%超

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

2022年度 17.8%

(同左)

 ダイバーシティ (https://www.khi.co.jp/sustainability/society/diversity.html)

 安全・衛生・健康

 当社グループは、従業員が心身共に健康で安全に働ける環境を提供すること大切にしています。すべての従業員が安心して働けるように、安全・衛生・健康を保持するための労働災害対策・傷病休業対策・生活習慣の改善を推進し、休業災害の発生防止に重点をおいて、休業災害度数率の低減に向けた安全管理活動の改善に努めています。また、労働生産性に影響する生活習慣の6項目を点数化した当社独自指数の「健康スコア」を測定し、健康スコアが平均以下の従業員の6割以上が生活習慣を改善し達成する水準を目標に掲げ、生活習慣の改善に向けた施策に反映しています。

KPI

目標

実績

対応策

休業災害度数率

(労働時間100万時間当たりの休業災害による死傷者数をもって休業災害の発生頻度を表した指標)

3年(2022~2024年)平均 0.31

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

2022年 0.30

参考:5年(2017~2021年)平均 0.34

(同左)

重大災害の未然防止・類似災害の再発防止対策として作業ルールの精査と周知徹底、災害発生リスクの高い作業者(若年層・経験の浅い作業者、高年齢者・作業に慣れ始めた作業者)の災害防止教育と指導、リスクアセスメントを活用し作業実態に合わせた危険予知活動など

健康スコア

(健康診断の問診結果から労働生産性に影響する生活習慣の6項目を点数化した当社独自の指数(6点満点))

2024年度 4.09点

(当社、川崎車両㈱、カワサキモータース㈱)

2022年度 3.93点

(同左)

生活習慣の改善に有効な健康教育の全面的な見直し、全事業所の受講状況把握と未受講者の追跡、事業所の特性に応じた施策の実施、健康診断後の有所見者への保健指導の徹底、禁煙・受動喫煙防止対策など

 労働安全衛生健康 (https://www.khi.co.jp/sustainability/society/health.html)

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