堀田丸正 【東証スタンダード:8105】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「私たちの使命は、伝統を探り、新しきを創造し、心豊かな社会の発展に貢献することです。」をミッションとして掲げ、このミッションを達成するためのOUR VALUES(私たちの価値観)として以下を策定しております。
①お客様を起点とする ②変革・挑戦 ③多様性の尊重 ④一人ひとりがリーダー ⑤共創共栄
創業162年の歴史を重ねてきた企業として、その伝統や文化の本質・価値を探求し、変わりゆく現代に合わせ新しい価値を創造する。私たちが提供する価値ある商品やサービスを通じて、一人でも多くの方に感動を与え、心の豊かさを提供していくことが、私たちの社会に存在する意義と考えております。
(2)経営戦略等
当社グループは、各事業を「収益向上重点事業」「成長投資事業」「事業モデル改革事業」に仕分け、投資と構造改革を両輪で推進し、成長を実現してまいります。
(3)経営環境
当社グループは創業以来、繊維をフィールドに時代の変化に応じて事業領域を拡充し、M&A、資本業務提携等により、意匠撚糸の企画製造販売ならびに和装、和装小物、婦人服、婦人服飾雑貨、そして寝装品を取り扱う卸売会社として発展してまいりましたが、各事業領域における国内市場は縮小傾向となっております。加えて、2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響は、国内のみならず中国事業にも及び、今期、回復傾向にあるものの、物価高による消費マインドの停滞もあり、経済の先行き依然として不透明な状況にあります。
このような経営環境の中で、前期、不採算事業であったベビー服の卸売ならびにマットレスを除く寝装品の卸売事業から撤退するとともに、徹底した経費削減、組織改編ならびに機能の統廃合による人員削減等の構造改革を進めましたが、引き続き経費削減による損益分岐点売上の低減に取り組むとともに、事業ポートフォリオの最適化による収益構造化の改善を図り、財務基盤の健全化を図ってまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループの対処すべき課題といたしましては、各事業を「収益向上重点事業」「成長投資事業」「事業モデル改革事業」に仕分け、投資と構造改革のバランスをとり、以下の点に注力し、成長路線へ転換を図っていくことと考えております。
① マテリアル事業・ファッション卸事業へ重点的に経営資源を投下し、収益向上を図る
② D2C事業の確立、成長に向けた投資を推進
③ きもの事業の事業モデル改革を推進
上記の経営戦略を実行し、経営基盤の更なる安定と成長を目指します。
(5)目標とする経営指標
当社グループは、継続的な収益力の指標として「営業利益」を、収益性と安定性の観点から「売上高営業利益率」「自己資本比率」を重要な指標としています。
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