企業ハークスレイ東証スタンダード:7561】「小売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。なお、本文中の将来に関する事項は、当連結会計年度現在において当社グループが判断したものであります。

(1)グループ経営方針

 当社グループは、「常に相手の立場にたって考動すること(考動=常に考え、自ら行動する)」、「いつも革新に努め、前向きに考動すること」を日々の活動方針とし、「全ての人の健康と幸せを願い、豊かな明日を創造」する事を理念としています。

 当社グループは、時代の変化にも柔軟に対応しながら、全ての人の生活に寄り添い、地域社会に貢献するとともに、さらなる価値を提供する事で、「豊かな明日」を創造します。

「豊かな明日」を誠実に積み重ねつづける事で、より明るい未来へ貢献してまいります。

(2)グループ経営戦略等

 当社グループが今後一層の成長を遂げるためには、予測不能で不確実な未来に対し、いち早く対応し、その先にある新しいマーケットの開拓に注力することが重要であると認識しております。それぞれのグループ事業に対し機動的かつ自律的な経営体制の構築を促し、環境変化に対する柔軟性や対応力を兼ね備えた事業の集合体としてグループを構築することが必要不可欠であると考え中期経営計画「Resilient2021」(レジリエント2021)において、この命題をビジョン「自己変革型企業群」として定め、その達成に努めております。豊かな明日を創造するために、消費者一人ひとりの前向きな感情「美味しい、楽しい」を大切にする企業群を積極的なM&Aを通じて形成し、自己変革してまいります。

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 中期経営計画「Resilient2021」では、既存事業の生産性向上と成長事業・新規事業への積極的投資及びコロナ禍からの回復とコロナ後の不透明な未来を見据えた組織再編を伴う体制構築で環境変化にしなやかに対応できるようグループ事業の自律性をサポートしていくことを目標に掲げ、グループ成長拡大のための土台作り期として取り組んでまいりました。2023年3月期では、第3四半期に当社グループに加わった稲葉ピーナツ株式会社・株式会社谷貝食品による押し上げ効果や、コロナ禍を乗り越える経営努力で体質改善した既存事業の生産性向上により、業績はコロナ前の水準に回復いたしました。また、「事業開発部」の新設や「事業ポートフォリオ基本方針の策定」により事業群拡大に向けた体制整備を図る等、中期経営計画の全方位的拡大に耐えうる土台作りに引き続き取り組んでまいります。

(4)優先的に対処すべき課題

 当社グループでは、不透明な未来に速やかに対応し、成長を持続できるグループ会社の構築(自己変革型企業群)が更なる企業発展のために必要不可欠であると認識しております。そのために、次の3つの課題に優先的に対処してまいります。それによって、グループ会社が変化への適応力を高めるための柔軟性を取り入れ、組織全体でのコミュニケーションや意見交換等による外部の知識やリソースを活用した相互補完を図ることで、グループ全体の相乗的な成長を図ってまいります。

①グループ拡大による多事業化(新規事業創出の強化)

a.事業ポートフォリオマネジメント体制の整備・運用

・「事業ポートフォリオ基本方針」(※後記ご参照。)に基づいて、資本コストを上回る資本収益性が期待できる豊かな明日を創造する投資を、積極的に行ってまいります。これにより、当社グループの超過利潤と社会的存在意義を高めてまいります。

・2023年4月改定「グループ関係会社管理規程」及び「戦略会議」の重要案件審議体制に基づいて、大型投融資案件に係る投資判断目線をグループレベルで一貫させることにより、投資効率を高めてまいります。

・経理財務部を中心に経営資源配分のモニタリングを推進し、事業ポートフォリオ基本方針に関する戦略の見直しについてモニタリングと評価を踏まえて定期的に(年 1 回)取締役会で検討してまいります。

・また、事業ポートフォリオ戦略(投資方針)と投資成果に関する情報開示の充実に取り組んでまいります。

b. 2023年4月に設置した事業開発部による積極的なM&A推進

c. 「グループ拡大」に関係が深い主要リスク「事業ポートフォリオ戦略」「人財成長支援戦略」「人権コンプライアンス」「M&A戦略・減損」に関するリスクマネジメント(それぞれのリスクの内容と対応策については「3.事業等のリスク 3.<主要リスク>の内容、主な対応策」をご参照ください。)

※「事業ポートフォリオ基本方針」・・・私たちハークスレイグループは、事業活動を通じて持続可能で安心・安全な生活基盤の構築と地球環境の保全を実現するために、積極的な新規事業創成とグループ内の事業の多角化を進めると共に、 資本コストを上回る資本収益性が期待できる成長事業への経営資源積極投下を行い、事業ポートフォリオによる価値創造を最大化すべく、グループ全体のシナジーの創出を図ります。また、それぞれの事業の自律化を促進し、多様性、環境適応性を兼ね備えた自己変革型企業群の構築を目指します。 なお、事業ポートフォリオ基本方針に関する戦略の見直しについては、設定した KPI のモニタリングと評価を踏まえ、定期的に(年 1 回)取締役会で検討を行います。

②環境・市場対応力(新たな分野への対応力の強化)

a. サステナビリティ経営体制及びリスクマネジメント体制の整備・運用

・「サステナビリティ基本方針」(※後記ご参照。)を基礎として長期的な視点で取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定しており、そのマテリアリティ関連のリスク及びその他の事業リスク・財務リスクのうち重要性の高いものはグループレベルでマネジメントする体制としております。(「3.事業等のリスク 1.当社グループのリスクマネジメント体制」および「3.事業等のリスク 2.<主要リスク>の選定、重要性判定」をご参照ください。)

・社会環境変化を展望したリスク・機会・社会課題を踏まえて特定するマテリアリティは、今後の社会環境変化やステークホルダーとの対話を踏まえて見直していくものであり、そのリスクマネジメントについても環境・市場に対応してまいります。

b.「環境・市場」に関係が深い主要リスク「安全性品質」「技術革新・規制改革」「食品の原材料価格変動」「販売用不動産価格変動」「出店戦略・減損・空家賃」に関するリスクマネジメント(それぞれのリスクの内容と対応策については「3.事業等のリスク 3.<主要リスク>の内容、主な対応策」をご参照ください。)

※「サステナビリティ基本方針」・・・私たちハークスレイグループは、「豊かな“明日”を創造」するために、お客様を始めとするステークホルダーの皆様と力を合わせ、事業活動を通じて、持続可能で安心・安全な生活基盤の構築と地球環境の保全を実現するために、挑戦を続けてきました。ハークスレイにとってサステナビリティとは、環境・社会と企業の両方の持続可能性を追求することです。これらを実現するためには、ハークスレイグループが取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定し、長期的な経営戦略の目標に組み込んで、事業活動を通じて課題の解決に取り組んでいくことが重要であると考えます。ハークスレイグループは「豊かな“明日”を創造」し、次世代へと継承することをお約束します。

③高度な経営人財の多様化(成長を支える人財の強化)

 当社グループでは、人財を最も重要な経営資源と位置づけており、多様性のある人財の確保及び成長支援が環境・市場対応力のある持続的な企業発展のために必要不可欠であると認識しております。当社グループのマテリアリティを重視し、ビジネスに精通し、かつ環境適応能力(環境・市場を踏まえた構想力+突破力)を兼ね備える高度な経営人財を、社内外の両方から発掘・育成・登用することにより、高度な経営人財を多様化してまいります。グループ入りした多様な人財が、個々の能力を最大限に発揮するための社内環境の整備に引き続き取り組んでまいります。

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