企業兼大株主トーカイ東証プライム:9729】「サービス業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 経営方針及び中長期的にありたい姿

 当社グループは、1955年に岐阜県岐阜市で貸布団業から事業を開始し、その後、病院向けのリネンサプライやホテルリネンサプライ、マットやモップなどのレンタルを行うリースキン、介護ベッドや車いすといった介護用品レンタル事業など、廃棄物の抑制を図る「レンタル」というビジネスモデルを通じて、循環型社会の実現やSDGsが目指す持続可能な社会の実現の一助となるべく事業活動を行ってまいりました。

 また、「清潔と健康」をテーマに、事業の選択と集中を継続的に実施し、レンタルを中心としたビジネスに加えて、現在では病院清掃や病院給食、そして基幹病院の門前での調剤薬局の展開や太陽光発電など、「医療」「介護」「環境」の3つの分野において、それぞれの事業領域における社会課題の解決に貢献する企業グループとして、成長を目指しております。

 引き続き、お客様をはじめとするさまざまなステークホルダーから信頼され、必要とされる企業となるべく企業価値の向上に努めるとともに、この「医療」「介護」「環境」分野における事業活動を通じ、持続的な社会の実現に貢献してまいります。

 以上のような経営の目指すべき方針のもと、当社グループは2020年よりトーカイグループが中長期にありたい姿として以下の「トーカイグループ  3つの宣言」を掲げております。

トーカイグループ  3つの宣言

・創業以来の基幹事業であるレンタルビジネスを通じて、

廃棄物の削減、循環型社会の実現に貢献します。

・超高齢社会における医療介護の健全な発展に貢献します。

・グループ全従業員が笑顔で、たくさんのありがとうに囲まれた会社を目指します。

 なお、当社は2022年5月に、この「トーカイグループ  3つの宣言」を当社グループの「サステナビリティ基本方針」として改めて制定しております。

(2) 中期経営計画

 当社は、経営方針に掲げるトーカイグループが中長期にありたい姿「トーカイグループ  3つの宣言」の実現に向けて、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画「Challenge for the new stage!」(2021年5月17日公表)を策定いたしました。本中期経営計画においては、「続ける」「変える」「創る」の3つの基本方針に沿った各種施策を実行することを通じて、持続的な成長を実現できる新たなステージを目指してまいります。なお、本中期経営計画の基本方針及び事業戦略は、以下のとおりです。

  <基本方針>

   社会の要請やお客様のニーズに応えるために「続ける」

・循環型社会に資する「レンタル事業モデル」

・医療及び介護の社会インフラを支えるサービスの安定供給

・既存のコア事業の強化及び地域シェアの向上

・お客様本位のサービス提供とさらなる専門性の追求

・差別化の要となる「人的資本」の強化

   経営環境の変化に対応し、さらなる成長につなげるために「変える」

・ニューノーマル時代における個人、組織の新しい働き方の整備

・DXの推進による業務効率化及び生産性向上

・プライム市場にふさわしいコーポレートガバナンス

・経営人材育成と若い世代の積極登用

・多様性を重視した経営

   次世代につながる新たな価値を生み出すために「創る」

・ヘルスケア分野における新たな事業やサービスの開発

・DXの推進による新しいビジネスモデルの創出

・グループの経営資源の有機的な結合による新たな事業価値の創出

・成長に資する投資分野の発掘と機動的な投資実行

・働きがいや誇りを持って働き続けることができる企業風土

<事業戦略>

   健康生活サービス

 当社グループの事業基盤の根幹である医療機関・介護福祉施設との信頼関係をより一層深耕させるべく、病院関連事業においては、リネンサプライを中心とする既存の医療周辺サービスを安定的かつ高品質に提供できるよう体制を強化するとともに、戦略商品である「入院・入居セット」「ネクサージ」の高付加価値化による他社との差別化や新たな基幹アイテムの創出、デジタル化による業務改善に取り組んでまいります。

 シルバー事業においては、今後の当社グループの成長をけん引する主要事業として経営資源を集中させ、物流改革やデジタル化の推進によりサービス提供のスピードを高めていくとともに、専門性の高い人材を育成していくことで、日本一の福祉用具貸与事業者としての地位を確立することを目指します。引き続き地域に根差した営業展開に努め、特に高齢者人口の増加が見込まれる都市部においてシェア№1となるべく、M&Aにも積極的に取り組んでまいります。

 また、健康生活サービス全般において、在宅をはじめとしたヘルスケア分野における社会課題の解決につながる新たなサービスの開発に引き続き注力してまいります。

   調剤サービス

 基幹病院の門前を中心に展開するたんぽぽ薬局株式会社においては、市場の競争環境が激化するなか、各店舗が地域で一番のかかりつけ薬局になるための取り組みをより一層推進し、在宅を中心とした地域医療・福祉を担う多職種との連携をはじめ、調剤薬局に求められる社会的な役割と機能の追求に努めてまいります。敷地内薬局や医療モール内薬局、在宅特化型店舗など、バランスの取れた薬局形態の確立を目指すとともに、基幹病院の処方箋対応を通じてこれまで蓄積してきた高度薬学管理のノウハウを活かし、高い専門性をもって地域の皆様の健康維持・増進をサポートする薬局を目指します。

 また、DXを通じた業務改革や患者様の利便性向上に寄与する取り組みの推進により、経営基盤の強化に努めてまいります。

   環境サービス

 社会的な衛生管理ニーズの高まりに応える商品やサービスの提供を通じて、「衛生管理のプロ」としての強みにさらに磨きをかけ、中期的な成長を持続できる事業構造への変革を推進します。

 リースキン事業においては、近年注力するトイレ周り商品の拡販を中心に、衛生管理ニーズに応える新たな商品分野の開発に積極的に取り組み、従来のダストコントロール商品に依存しない新たなリースキンブランドイメージの確立を目指します。

  清掃事業においては、長年にわたり院内感染防止のための医療機関の環境整備を担ってきた実績に加え、新た

に専用装置「Halofogger

 


(ハロフォガー)」を用いて質の高い院内感染対策を効率的に行う環境表面殺菌シス

テムの提案など、医療機関のニーズに応える独自のサービスで差別化を図り、さらなる収益性向上に努めてまい

ります。

(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは中期経営計画「Challenge for the new stage!」において、2025年3月期の連結数値目標として「売上高1,400億円」「営業利益95億円」を掲げており、2024年3月期の連結業績予想につきましては、売上高135,609百万円、営業利益7,437百万円を見込んでおります。

 エネルギー価格及び原材料の高騰や医薬品の需給ひっ迫、人手不足の影響など、当社グループを取り巻く経営環境は本中期経営計画を策定した2021年5月時点の想定から大きく変化しておりますが、引き続き本中期経営計画の基本方針や事業戦略に即した取り組みを推進するとともに、成長投資の維持・拡大により長期目線での成長基盤の構築を図ることで、本中期経営計画に掲げる経営目標に向け取り組んでまいります。

(参考:連結数値目標

 

2023年3月期 実績

(2023年5月11日公表)

2024年3月期 計画

(2021年5月17日公表)

中期経営計画

2025年3月期 目標

売上高

130,184百万円

135,609百万円

1,400億円

 

健康生活サービス

67,088百万円

69,607百万円

710億円

 

調剤サービス

49,334百万円

50,880百万円

540億円

 

環境サービス

13,559百万円

14,939百万円

148億円

 

その他

202百万円

181百万円

2億円

営業利益

7,855百万円

7,437百万円

95億円

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