企業ダイヘン東証プライム:6622】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 会社の経営の基本方針

 ダイヘングループは、「信頼と創造」を経営理念に掲げ、常にマーケット・インに根差した製品とサービスを提供することでお客様の「信頼」にお応えし、絶えず新技術、新製品を開発して新たな価値の「創造」に努めることを基本方針としております。

(2) 中長期的な会社の経営戦略

2023年度中期計画“Step Up 2023”では、電力変換技術、高精度・高速制御技術、高周波技術などの当社独自の技術と多様な最先端技術を融合させることにより、重点分野の社会課題の解決に積極的に貢献する企業を目指してまいります。

 開発面におきましては、脱炭素社会実現に貢献する「Green Solutions」、少子高齢化に伴う労働力不足などの社会課題はもとより、ものづくりに携わるお客様が抱える個々の課題に応じて、最適な解決手段を提供する「Tailored Solutions」に注力することで、経済的価値と社会的価値の両立を目指しております。また、開発強化に必要な資金を内部から生み出すためのコスト削減の取り組みとして、モジュール設計を取り入れた究極の自動化や全社的な業務フロー見直しによる上流データや外部データのリアルタイム活用による間接業務の効率化等を推進いたします。

 営業面におきましては、EV向け充電システムや再生可能エネルギー発電事業者向けEMSなど新たな事業領域での販売拡大をスピーディーかつ強力に推進するため、最適なパートナーとの関係構築や販売網の整備を進めるとともに、新商材に適した販売手法の検討・導入を進めてまいります。

 また、ベンチャー精神と信念を持って開発やビジネスを進める人材が次々と出てくるような自由闊達で活気にあふれる風土づくりや、全てのステークホルダーの期待に応え信頼を獲得し企業価値の向上につなげるために、リスクとコストのバランスを考慮し優先順位を付けた全社最適型のリスク管理体制の構築に取り組んでまいります。

                            <2023年度中期計画>

              ■ 基本目標(2023年度)

                   ・売    上    高                 2,000億円以上

                   ・営 業 利 益 率                      10%以上

                   ・R    O    E                      12%以上

                   ・開 発 費 率  (注)                   6%以上

                   ・(単年度利益に対する)配当性向        30%以上

                ■ 基本方針

                   1.「Green Solutions & Tailored Solutions」の推進

                   2.首都圏を中心とした新商材の販売拡大

                   3.設計・業務フローの見直しによる生産・間接業務自動化の追求

                   4.「スモールカンパニー制度」導入による組織・人材の活性化

                   5.BCPの再整備をはじめとするリスクマネジメント力の強化

(注)  連結売上高に対する開発費の比率。開発費は研究開発費だけでなく特許料などの開発関連費用を含む。

(3) 対処すべき課題

2023年度中期計画の2年目となる2022年度は、厳しい事業環境下でも前連結会計年度比15.4%の増収、16.7%の営業増益を確保することができました。

今後の事業環境の見通しにつきましては、半導体関連市場が調整局面を迎えておりますが、生産自動化やEV・脱炭素関連市場は堅調に推移することが見込まれます。当社は引き続きコスト削減の取り組みを推進し、社会課題の解決に貢献する開発投資に重点的に振り向けていくことで各事業の強化、業績の向上を図り、企業価値の向上に努めてまいります。

 なお、各事業セグメントの主な課題への取り組み状況は以下のとおりであります。

・電力機器事業

 脱炭素社会の実現に貢献する自家消費太陽光発電に最適なパッケージや、エネルギーマネジメントシステム搭載のEV充電パッケージ、EVの普及に貢献するワイヤレス充電システムなどの開発・市場投入に取り組んでおります。

・溶接メカトロ事業

 世界各地で労働力不足の問題が進む中、工場全体の自動化ニーズに応えるべく、ハンドリングロボット、アーク溶接用協働ロボットや自律搬送台車の品揃え拡充とアーク溶接の前後工程で必要な各種アプリケーションへの対応力強化を推進しております。また、EVの軽量化に不可欠な異材接合については、適用材・接合範囲の拡大に取り組んでおります。

・半導体関連機器事業

IoT、AIなどの情報通信技術の普及に不可欠な半導体製造プロセスの微細化、多層化及び省エネ生産に貢献する高機能・高効率な電源システムなどの開発、市場投入に取り組んでおります。また、将来の需要増に備え、工場の増築や工程の自動化による生産能力の増強にも取り組んでおります。

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