セゾンテクノロジー 【東証スタンダード:9640】「情報・通信業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日時点において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、経営の基本方針として、次のミッション、共有する価値観(Our Values)を掲げております。
<ミッション>
世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。
Connect the world’s data and make it useful for everyone.
<共有する価値観(Our Values)>
・Customer Centric 現場に立ちお客様のためを考え抜く。
・Proactive 自ら考え自ら行動する。
・Respect 互いを尊重し会話をする。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、中長期において魅力的で稀有な高収益IT企業となり、企業価値を向上させていくことを経営の目標としており、具体的にはROE20%以上を恒常的に達成することを経営指標としております。また、中長期的な企業価値を要因として、株主の最終的な利益に整合した指標であるため、TSR(株主総利回り)を経営指標に加えております。
(3)中長期的な会社の経営戦略
社会全体が大きな変革を迎えるなか、DX推進が喫緊の課題であるとの認識が業界を問わず各方面で急速に広まっております。当社グループがこれまで第一線でご提供してきた「つなぐ価値とテクノロジー」は、その推進を支える基盤を担うものとして益々重要度が増しております。特に、iPaaSとしての「HULFT Square」は、DX推進を力強くサポートするデータ連携プラットフォームとして、期待を寄せられています。
こうした状況を踏まえ、当社グループの原点を見直し在るべき姿の輪郭をより明確にするため、2023年4月1日に新たなミッションとして「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。」を制定しました。また同時に、組織体制についても、CTO(最高技術責任者)、CFO(最高財務責任者)、CHRO(最高人事責任者)を設置するとともに、事業別組織を機能別組織に改組することにより、全社を挙げてデータ連携ビジネス(当社製品・サービス群の販売から導入支援、周辺システム開発・運用)をより機能的に展開できる体制に変更いたしました。
今後の経営方針につきましては、かねてよりデータ連携ビジネスに特化していたHULFT事業及びデータプラットフォーム事業と、特定顧客向けにシステム開発・運用等を提供してきた流通ITサービス事業及びフィナンシャルITサービス事業をそれぞれ発展させ、かつ強みの融合を図ってまいりましたが、これからは、「HULFT Square」を基盤として、事業構造の変革をさらに推し進めるべく、「4つのシフト」を行ってまいります。
・事業シフト (全社を挙げたデータ連携ビジネスの注力、ブランディング強化)
・技術シフト (次世代データエンジニア育成、Web3.0を見据えた“超分散処理技術”
に向き合う、未来を切り開くテクノロジーの探索)
・組織シフト (機能型組織への再編と強化、意思決定スピード向上)
・人材シフト (リスキリング、エンジニアリング)
- 検索
- 業種別業績ランキング