企業スパンクリートコーポレーション東証スタンダード:5277】「ガラス・土石製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社は、創業以来スパンクリート(穴あきPC板)と呼ぶコンクリート部材を建設業界に供給しております。当社の主力製品であるスパンクリートは、耐久性の面に優れ、断熱性能、遮音性能、耐火性能面でも優れた特性を有しており、工場での量産が可能であり、プレハブ化による工期の短縮、工事の省力化を図ることができ、ひいては建設コストの引き下げに貢献することができます。建設業界にとって建築施工の合理化を推進していくことは永遠の命題であり、スパンクリートはその一助になり得るものと確信しております。

 当社は、このスパンクリートを安定的に供給できる生産、販売体制を強化し、かつ効率化を推進することにより、建築の合理化を必要とする顧客のニーズに応え満足していただくとともに、自己の企業価値を高め広く社会に貢献する企業を目指してまいりたいと考えております。

(2)経営戦略等

 当社グループを取り巻く環境は依然として厳しいものがある中で、当面の経営戦略は次のとおりと考えております。

① 新たな販路を構築し、マンション・大型倉庫・工場・学校・病院の床材拡販に注力し、工場の操業度及び利益の確保に努める

② 原材料およびエネルギー費、輸送費の価格上昇に対応した販売価格の適正改定

③ スパンクリート事業において、他社のコンクリート製品、工法とのコスト競争力を強化するとともに工場の効率化を図り、同時に顧客ニーズへの即応体制を構築し、製品の品質安定・改善に努める

④ スパンクリートの生産ラインを活かした、より付加価値の高い新製品の開発に努める

⑤ 収益基盤の安定化を図るために、不動産事業の着実な推進を図る

⑥ プレキャスト製品の販売価格及び各種コストの徹底した見直し

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、経営指標として、経常利益額と経常利益率を主に重視しております。短期的には何よりまず黒字化を達成することを経営上の目標としておりますが、現時点では黒字化を達成することができておりません。

 販売価格の改定、付加価値のある製品開発、効率的な組織運営及びコストの最適化に取組み、まずは黒字化を早期に達成できるよう目指してまいりたいと考えております。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

 当社グループにおけるセグメント別の当面の対処すべき課題と取組みは次のとおりであります。

<スパンクリート事業>

① 原材料およびエネルギー費、輸送費の価格上昇に対応した販売価格の適正改定

② 新たな販路を構築し、マンション・大型倉庫・工場・学校・病院の床材拡販に注力し、工場の操業度及び利益の確保に努める

③ 改良新製品研究開発への注力

④ 原材料の値上げに対する仕入れ取引先へのきめ細かな対応

⑤ 生産コストダウンへ向けた継続的な活動と新規テーマの探索

⑥ 生産数量の増減に備えた協力会社との連携推進

⑦ 相対的に利益率の高い製品の販売拡大

⑧ サステナビリティの一環として、カーボンニュートラルを実現する製品開発の推進

<不動産事業>

① 賃貸物件の新規購入の検討

② 賃貸物件3棟の高稼働率の確保

<プレキャスト事業>

① 事業継続の見極め

② 販売価格および各種コストの徹底した見直し

(5)経営環境

 経営環境については、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による原材料・エネルギー価格高騰や円安による物価高騰の影響が続いており、依然として不透明な状況となっております。このような環境の中、スパンクリート事業及びプレキャスト事業は、他社製品との価格競争激化による受注数量の減少、原材料・エネルギー価格高騰による事業収益の低下が見込まれ、工場の操業度及び利益の確保が厳しく、工場の安定運営が難しくなってきております。

 なお、不動産事業は、賃貸用不動産が高稼働率を維持し、安定した賃料収入を得ております。

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