ジャパンフーズ 【東証スタンダード:2599】「食品業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。
(1)サステナビリティに関する考え方
当社グループは、「公正・透明・誠実な企業活動と開かれた企業」及び「企業の永続的発展と社会・環境との共生」という経営理念に基づき、サステナビリティに関する取り組みを推進し、当社グループが事業活動を通じて持続可能な社会作りへ貢献することを目的として4つの重要課題を定義しています。
4つの重要課題 | 取り組み内容 |
気候変動(脱炭素)・省エネ/省資源(循環型) | 取引先と協業し、環境に配慮した持続可能な経営を目指す |
ものづくり 品質経営 | 確かな技術力で製品を安定供給すると共に常に生産性向上・品質向上に取組む |
人権の尊重 | 多様な価値観とチャレンジ精神、チームワークを尊重し、ひとが第一を実践し続ける |
コーポレートガバナンス・コンプライアンス | 公正で良識ある行動、全てのステークホルダーから信頼される誠実な企業を目指す |
① ガバナンス
当社グループは、サステナビリティの推進体制として、SDGs・ひとづくり・ものづくり室を設置しております。取り組むべきサステナビリティ活動計画の策定・目標の共有、活動計画の進捗管理を実践して、取締役会に提言、報告することで、適切に監督される体制を整備しております。
② リスク管理
サステナビリティに関する基本方針や重要課題の特定、さらには重要課題の監視・管理等のため、サステナビリティ関連のリスクと機会について分析し、対応策について検討を行っています。リスクと機会については、SDGs・ひとづくり・ものづくり室にて定期的に確認を行い、必要に応じて重要課題及びその指標や目標を見直すなど適切に対応しています。また、SDGs・ひとづくり・ものづくり室とリスクマネジメント委員会とが密接に情報連携を図り、リスクの評価及び対応策の協議を行っております。
なお、当社グループにおけるリスクマネジメントの取組みについては「3 事業等のリスク」(13頁参照)に記載しております。
(2)気候変動
気候変動への対応について、安全かつ高品質の製品やサービスの提供を通じ、環境負荷低減・脱炭素社会に貢献していきます。循環型社会への取り組みとして、事業活動全般における継続的な温室効果ガス削減や資源利用効率の向上、廃棄物の最小化、リサイクル化を推進しております。気候変動対応方針を定め、SDGs・ひとづくり・ものづくり室で企画・立案・提言を行い、取締役会に報告をしています。サステナビリティに関する重要課題について協議することで、より本格的に持続可能な経営及び成長戦略の実現を目指しています。
<指標及び目標>
項目/年度 | 実績 | 中期目標 | 長期目標 |
2022年 | 2024年 | 2030年 | |
温室効果ガス排出量削減:基準年度2013年比(%) | 27.0 | 30.0 | 46.0 |
給水原単位削減(L/L) | 4.29 | 4.00 | - |
リサイクル素材PET生産使用率(%) | 19.2 | 30.0 | - |
(3)ものづくり 品質経営
「ものづくり・品質経営は「ひと」づくり」とのスローガンに沿って、お客さまに安全・安心な暮しを提供するため、品質を最重視した活動を進めております。
また、品質を支える人材の育成にも注力しています。
(4)コーポレートガバナンス・コンプライアンス
当社グループは、取締役会において、経営の重要な意思決定及び業務執行の監督を行うとともに、監査役会設置会社として、取締役会から独立した監査役及び監査役会により、職務執行状況等の監査を実施しております。継続して公正で透明性の高い経営活動を推進するため、コーポレート・ガバナンス体制の整備・強化に取り組みます。社会価値と経済価値を創出し、持続的かつ高い成長を続けるために、経営の透明性と健全性を確保しつつ、さらなる意思決定及び業務執行の迅速化を図ります。
(5)人的資本の取組み
社員一人ひとりが成長を実感して、イキイキと働くことができる環境づくりを重点課題としております。「ひと」は会社にとって最大の財産であり、「ひとが第一」をスローガンに、2022年度には、トータルリワードの考えのもと、チャレンジする組織風土の醸成のため、人事制度、人員体制、人材育成の方針の見直しを実施し、新人事制度は、2023年度より運用開始しました。多様な人材が集い、社員一人ひとりが持つ無限の可能性を引き出し、大きな活力を生み出すとともに、その活力を組織として最大限に活かす人的資本経営を進めています。仕事の達成や社会への貢献を通じて、個人と企業がともに成長する環境と風土づくりを推進しています。
① 戦略
1.採用方針
当社グループの経営理念を共有できる人材確保のため、新卒採用を中心に、様々な経験、スキル、資格を有し、即戦力となる中途採用も積極的に行い、多様性のある組織集団を目指しております。
2.人材育成
自ら考え行動する人材の育成を主眼とし、従業員の向上心に応え、成長を支える教育制度の実現と質の高い教育を従業員に提供し、様々な知識や経験をもった人材が自律的に学び、成長できる環境を創ります。横のつながりを通してコミュニケーションの強化、モチベーション向上とチャレンジする人材の育成を強化しております。
3.多様な人材が活躍できる環境整備
当社グループは、さまざまな年齢、性別、国籍、障がい、雇用形態や働き方、習慣、価値観などをもつ多様な人材を確保し、一人ひとりがイキイキと持てる力を発揮することを目指しております。
4.女性活躍推進
当社グループは、多様な人材が活躍の場を広げられる環境整備とともに、女性のリーダーシップ開発を経営上の重要施策と置き、様々な取組みを展開しております。
② リスク管理
会社の事業活動において、多様な人材が集い、一人ひとりが持てる能力と個性を最大限発揮できることが重要です。人材の流動性が高まる中、採用競争力が低下して計画通りの人材獲得が進まなくなること、社員の離職により組織の総合力が低下することが最大のリスクと考えています。社員に成長の機会を提供し、活躍しやすい環境を整えることで、リスク低減に努めています。
<指標と目標>
項目/年度 | 実績 | 中期目標 | 長期目標 |
2022年 | 2024年 | 2030年 | |
女性管理職比率(%) | 12.5 | 13.0 | 20.0 |
中途採用人材の管理職比率(%) | 38.0 | 40.0 | - |
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