企業兼大株主サカイ引越センター東証プライム:9039】「陸運業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

(1)サステナビリティ全般に関する「ガバナンス」及び「リスク管理」

 労働集約産業である引越運送業務では多数の労働力を必要としておりますが、少子高齢化の社会的傾向を要因とした若年層の人材確保や2024年4月から適用される自動車運転業務に従事する労働者の時間外労働時間の上限規制に向けた対応が求められております。また、我が国では2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことが宣言され、引越運送業務では運送車両から排出されるCO2の削減が必要であることから脱炭素に向けた取組が必要であると認識しております。

 このような状況の中、当社は社是であります「誠実を旨とし顧客への心のこもったサービスをもって地域社会に貢献し社業の発展にたゆまぬ努力をする」を経営理念として事業活動を行っております。従って、当社が社会的責任を果たし、継続的に成長、発展する為には当社の企業活動を律する枠組み、すなわちコーポレート・ガバナンス体制の構築が重要な経営課題であるとの認識に立ち、その実現に努めております。

 それらの活動を継続的に実施するにあたり、当社事業の特性上、重要度の高いリスクに的確に対応すべく「安全衛生委員会」「品質向上委員会」「運輸安全マネジメント委員会」「技術向上委員会」「ISO指導委員会」等の委員会から構成される「業務改善委員会」及びコンプライアンスの徹底を横断的に図る「コンプライアンス委員会」を設置し内部統制の強化を図っております。

 取締役会においては、取締役会規程に基づき、当社のサステナビリティ等を含む事業に重要な影響を及ぼす事項について各部署から報告を受けるとともに、対応策の指示や執行状況についての監督をしております。

 また、当社はサステナビリティの視点から当社の長期的な発展を見据えた議論を実施するため、サステナビリティに関するガバナンスの強化を目指し、取締役及び取締役会にサステナビリティに関する事項を報告・提言する機関として「サステナビリティ委員会」を新たに設置することを予定しております。

(2)人的資本、多様性に関する「戦略」及び「指標及び目標」

 当社は、人的資本経営に向けた取り組みを重要なサステナビリティ項目と捉えております。人的資本経営に係る当社の考え及び取組は、次のとおりであります。

・戦略

 当社は「従業員の健康保持・増進」「従業員エンゲージメント」「多様性の確保」について重点的に取り組みを行っております。

 まず、当社では従業員の健康を企業の成長力と捉え、従業員の健康保持・増進活動に取り組むことで、健康第一の健全な経営に努めております。そのため、当社の健康管理に対する取り組みとして健康増進イベントの開催と運動不足の生活習慣病に係る疾病リスクの社内教育を実施することで従業員の運動習慣の定着を目指しております。

 次に、従業員エンゲージメントについては、エンゲージメントサーベイの実施により、可視化された問題点を踏まえた社内環境整備の向上に取り組んでおります。具体的には特に引越需要の高い関東地区において、ドライバーの待遇改善を実施し、また都市部への社員寮の設置を行う等、従業員が働きやすい魅力的な職場環境を整備することでエンゲージメントの向上に取り組みます。

 そして、多様性の確保の観点では、男女ともに全従業員が活躍できる雇用環境の整備を行うにあたり、女性の管理職の割合が男性に比べて低い傾向がみられます。この課題に対応すべく、女性管理職育成研修やエンゲージメントサーベイを実施しております。

・指標及び目標

 上記「戦略」において記載した人的資本に係る方針については、当社においては関連する指標データ管理とともに具体的な取組が行われているものの、連結グループに属するすべての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、以下の目標及び実績値は、当社のものを記載しております。

 従業員の健康保持・増進のための運動習慣比率については2023年3月末現在で45.8%ですが、社員の健康に対する意識改革のための社員教育等を進め、50%超とすることを目指しております。

 エンゲージメントスコアについては2023年3月末現在でBランクとなっていますが、Aランクを目指してエンゲージメントサーベイの結果の分析とその対応策を検討し、より良い職場環境づくりに努めます。

 女性管理職比率については2023年3月末現在で現在5.4%ですが、上述の女性管理職育成研修やエンゲージメントサーベイの取り組みにより、10%以上とする目標を据えております。

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