企業コムシスホールディングス東証プライム:1721】「建設業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 コムシスグループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてコムシスグループが判断したものであります。

(1)ガバナンス

 コムシスグループでは、SDGsへの貢献と持続的な企業価値向上を目的とし、サステナビリティの推進に向けたマネジメント体制を構築しており、当社社長を委員長とした「サステナビリティ委員会」を設置し、コムシスグループにおける気候変動を含むサステナビリティに関わる戦略の策定や課題解決を実施しております。

 本委員会は随時開催し、課題の見直しと取り組みの方向性を決定しております。このうち、経営に関する重要テーマについては経営会議、取締役会にて審議を経たうえで決定しております。

(2)戦略

 コムシスグループでは、サステナビリティの推進に向けた課題(①より効率的かつ誠実な企業活動の追求、②活躍・成長する「人財」の育成、③安全・安心の追求、④持続可能な社会づくりへの貢献)を設定し、取り組みを行っております。

 気候変動への対応は、課題の一つである「持続可能な社会づくりへの貢献」の中の重要な取り組みと位置づけており、将来的に発生しうる気候変動関連のリスクと機会を、脱炭素社会へ移行していくために発生する影響や気象変動による物理的な影響の面から分析・評価しました。また、コムシスグループ事業の関わりとして、再生可能エネルギー事業の需要拡大、並びに無電柱化ニーズや社会インフラの改修・耐震化を今後の見込まれる機会として特定いたしました。これらのリスク・機会に対して、対応の検討を進め、事業戦略へ組み込んでまいります。

 気候変動関連のリスク・機会の詳細は、統合報告書をご覧ください。

 コムシスグループ統合報告書2022 https://www.comsys-hd.co.jp/ir/library/library10.html

 また、コムシスグループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成と社内環境整備については、以下の方針に基づき取り組んでおります。

   ① 「人財」に関する基本的な考え方

 コムシスグループの最大経営資源は「人財」であり、国家資格や高度な知識・経験を有する技術者とそれを支えるスタッフがなくてはコムシスグループの事業は成り立たないものと認識しております。情報通信産業を取り巻く環境が大きく変化する中、事業環境の変化に対応した「人財」の確保・育成・活用は、極めて重要な経営課題であります。しかしながら、労働力不足が叫ばれる日本社会において、優秀な人材の確保はますます難しくなっており、そのためコムシスグループでは、新卒・中途での採用強化、グループ内での要員流動による人的資源の最適活用などを推進しております。さらに、多様な人材の中からより優秀な人材を採用するため、魅力的な職場環境を目指し、ダイバーシティの推進やワークスタイルイノベーションにも積極的に取り組んでおります。

   ② 人材育成及び社内環境整備の方針

 マネジメント能力開発に重点を置いた階層別研修や、複合技術者の育成、資格取得への各種支援制度の推進など、新たな事業環境に対応した人材育成を進めております。コムシスグループの事業領域の拡大に伴い、建設元請けとしてのプロジェクトマネジメントだけでなく、プロジェクトの企画立案から体制構築、社内外との連携、ファイナンス面でのスキーム検討といった総合的なマネジメント能力がますます求められております。他方で現場レベルにおいては、通信キャリアの設備投資の漸減と保守運営も含めたアウトソースが本格化しており、従来の枠組みにとらわれないマルチスキル化が生産性向上のポイントとなっております。コムシスグループの事業に不可欠な施工関連やIT関連の技術者層・有資格者の拡大も今後の事業基盤強化には必須の取り組みであり、計画的な育成を実施してまいります。

 また、コムシスグループ各社が備えてきた研修アイテムなどの相互利活用により多様な人材を育成するとともに、次世代の事業運営を担う人材の育成を目的に「CHD人材育成プラットフォーム」を構築し、グループを横断した運営体制で人材育成を行っております。

 さらに、事業領域拡大により多様なインフラ建設を求められるコムシスグループの環境を鑑み、グループの垣根を超えてワンストップで社会課題や事業機会に応えるため、幹部社員並びに幹部候補者のグループ内人事交流等を実施し、経営幹部の育成を行っております。

   ③ ダイバーシティ推進

 コムシスグループは、多様な人材の活躍が持続的な成長に必須と考え、ダイバーシティ推進に取り組んでおり、以下の方針のもとに人材育成や社内環境の整備を進めております。

    ・有能な人材の発掘

    ・性別や経歴に関わらず全社員が斬新なアイデアを生み出せる風土・文化の醸成

    ・社会的な変化・ニーズへの対応

 また、建設業界の特性として元々男性主体の会社であったことから、コムシスグループでは特に女性社員の採用を積極的に進め、女性の活躍にフォーカスした各種取り組みを進めることにより、女性管理職比率の向上に取り組んでおります。

(3)リスク管理

 コムシスグループは当社社長を委員長、当社取締役及び統括事業会社社長を委員とする「リスク・コンプライアンス委員会」を随時開催し、コムシスグループ全体における事業リスクを特定し、リスクの影響度に応じた対応を行っております。また、コムシスグループ各社においても同様に適切な会議体においてリスクに応じた対応を行っております。

 気候変動関連のリスクと機会については、サステナビリティ委員会が中心となり、気候変動に伴う外部・内部環境の変化が事業に影響を与えるリスクと機会を分析・評価し、その結果を気候変動戦略として事業戦略に反映することで、気候関連リスクへの対応と機会実現を図ります。

 気候変動関連のリスク・機会の詳細は統合報告書をご覧ください。

 コムシスグループ統合報告書2022 https://www.comsys-hd.co.jp/ir/library/library10.html

(4)指標及び目標

 コムシスグループでは、上記「(2)戦略」において記載した、気候変動に関する対応について、2022年5月に2031年3月期、2051年3月期に向けた温室効果ガス削減目標を設定しております。本目標はSBT(Science-based Targets)の考え方※に基づいた目標になります。

※Near-term SBTの考え方に基づく

項目

削減目標

Scope1 及びScope2

2031年3月期までに2021年3月期を基準として42%削減

2051年3月期カーボンニュートラル

Scope3

2031年3月期までに2021年3月期を基準として25%削減

 また、コムシスグループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。

※人数及びその比率は、当社及び主要な連結子会社9社における数値となります。

   ① 女性社員

 2025年3月末までの以下の目標達成に向けて取り組んでおります。

・新卒採用者に占める女性比率を30%以上

・女性管理職数を2021年4月より30%以上増加(15名以上増加)

 2023年5月現在で、新卒採用者に占める女性比率は22%、女性管理職数は 56名(8名増加)となっております。

   ② 外国人社員

 コムシスグループ事業が国内中心という特性に鑑み、測定可能な目標は示しません。現在、管理職ではありませんが、10名の外国人社員が活躍しております。

   ③ 中途採用社員

 即戦力として毎年中途採用社員が経営幹部として入社しております。また、2023年5月時点で、2,042名の中途採用社員が活躍しており、うち700名が管理職です。管理職に占める中途採用社員比率は32%であり今後も30%を下回らないことを目標に取り組んでまいります。

   ④ 男性の育児休業取得推進

 コムシスグループでは多様性を尊重し充実した生活を送るためのワーク・ライフ・バランスを実現する働き方改革の一つとして男性の育児休業取得推進に取り組んでおりますグループ一律の目標は示しておりませんが各グループ会社において独自の制度を導入するなど積極的に取り組みを行っておりますなお各グループ会社における男性の育児休業取得率は、連結子会社のうち主要な連結子会社のものについては「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しておりますまた主要な連結子会社以外のものについては「第7 提出会社の参考情報 2 その他の参考情報 (2)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に、記載しております

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