企業兼大株主カシオ計算機東証プライム:6952】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当グループ(当社及び連結子会社)は、「創造 貢献」を経営理念に掲げ、独創的な製品の開発を通じて社会に貢献することを目指し、積極的な研究開発活動を行っております。

 研究開発体制は、開発本部と技術本部で構成され、当連結会計年度においては、全品目共通のプラットフォームやソフト開発を技術本部へ集約し、開発本部は新たなビジネスモデル創出および要素技術開発に特化することによって、効率的に開発を行いました。

 なお、当連結会計年度における研究開発費は5,272百万円であり、セグメントごとの主な成果は次のとおりであります。

(時計)

 当セグメントに係る研究開発費は1,616百万円であり、主な成果は次のとおりであります。

◎ 積層ベゼルが太陽フレアのように輝く“G-SHOCK”40周年記念モデル「Flare Red」

 耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”の誕生40周年記念モデルの第一弾として、ブランドカラーの赤色を用いたマーブル模様の積層ベゼルで力強く輝く太陽フレアを表現した「MTG-B3000FR/GWG-2040FR」を開発しました。

 積層ベゼルは、カラーグラスファイバーとカーボンのシートを幾層にも積み重ね、そこから削り出すという新しい手法で成形されており、削り出す場所によって層の見え方が異なることから、一点ごとに風合いが変わります。また、グラスファイバーのシートには蓄光粒子を混ぜているため、暗闇で光を放ちます。加えて、文字板にも太陽フレアをイメージした模様をクリア印刷で施し、躍動感あるフェイスデザインに仕上げました。

 裏蓋には、世界的に有名なグラフィティアーティスト、エリック・ヘイズ氏が手がけた40周年記念ロゴを刻印。さらに、遊環にも“40”を意味するスターマークをあしらい“G-SHOCK”40周年記念モデルとして、特別感のあるモデルになっています。

◎ マルチスポーツ対応で軽量化により装着性が向上したG-SQUAD

“G-SHOCK”のスポーツライン“G-SQUAD”の新製品として、スポーツに役立つデータの取得や分析ができる機能を備えながら軽量で装着しやすい「GBD-H2000」を開発しました。

GPS機能に加えて、心拍計測が可能な光学式センサー、方位、高度/気圧、温度、加速度、ジャイロの6つのセンサーを搭載し、ランニング、自転車、水泳など計8種のアクティビティに対応。心拍数や距離、速度だけでなく、例えば水泳では泳法を判別して記録したり、ターン数などの情報も計測します。

 また、本体の小型化やカーボン繊維強化樹脂製の裏蓋の採用によって、質量は約63gとなり、従来モデルの「GBD-H1000」と比べて38%の軽量化を実現しました。

 さらに、ポラール・エレクトロ社のアルゴリズムによるトレーニング分析機能を搭載。心肺への負荷の計測や三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)別の消費エネルギー分析、睡眠計測などが行えます。対応アプリ「CASIO WATCHES」と連携すると、アクティビティの記録や睡眠計測に基づくアドバイスなど、より詳細な情報を確認できます。

(コンシューマ)

 当セグメントに係る研究開発費は1,612百万円であり、主な成果は次のとおりであります。

◎ 自由なスタイルで演奏を楽しめる新発想の電子ピアノ

 電子ピアノ“Privia”の新製品として、360度どこから見ても美しいモダンなデザインに、演奏空間に応じた音作りと先進的な音源技術による高品質な音色を備え、新たな演奏体験を提供する「PX-S7000」を開発しました。

 新製品は、4つのスピーカーから出力される音の要素を個別に調整し、空間で合成する独自の音響システムで自然な音の広がりを作り出します。また、鍵盤には樹脂だけでなく木材も使用し、新たな鍵盤機構とデジタル制御技術により表現力豊かで自然なタッチ感を実現しました。外観も直線を基調としたデザインで軽やかさを演出したほか、ペダルユニット、スタンド、スピーカーファブリックは本体色となじむカラーにしています。

 今までのスタンド・ペダル一体型の電子ピアノは、外観や音響システムの特性上、壁際に設置されることが多く楽しみ方にも制約がありましたが、「PX-S7000」は、部屋のどこに設置してもインテリアと調和し、良い音で演奏を楽しむことができる新発想の電子ピアノです。

◎ 直感的に使用できる高い操作性を実現した関数電卓

 関数電卓“ClassWiz”シリーズの新製品として、直観的に操作ができる「fx-991CW」を開発しました。

 高精細な4階調の液晶により幅広い表現が可能になり、次の操作や現在の選択箇所が一目で識別でき、操作しやすくなりました。また、キーは丸型で天面をドーム状にしてどの角度からでも押しやすいように設計されているほか、レイアウトも導線に沿って使用頻度の高いキーを中心付近に配置し、カーソル操作キーと入力キーの色を分けるなど、直感的に操作ができます。

 一方、電卓としての基本性能も進化しており、数学自然表示での基本計算、方程式、数表作成や表計算機能に加え、新たに関数式を記憶するメモリを搭載し、確率を楽しく学習できるMathboxなどのアプリを選択して使うことができます。

 さらに、電卓の画面に表示されるQRコードをスマートデバイスで読み取ると、ICT学習アプリ「ClassPad.net」上でグラフを表示したり、分析をしたりすることもできます。

(システム)

 当セグメントに係る研究開発費は491百万円であります。

(その他)

 当セグメントに係る研究開発費は6百万円であります。

 上記以外にセグメントに関連づけられない基礎研究に係る研究開発費は1,547百万円であります。

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